
WiMAXの新端末WX04がどんな特長があるのか? 今までの端末と、どう違うのか気になっていると思います。
この記事では、WX04の特長や機能と、他の端末とのスペック比較、そしてWX04を申し込めるWiMAXプロバイダーのキャンペーン比較をして、どのプロバイダーで申し込むのが一番お得なのかもお伝えしていきます。
WX04を検討している人はぜひ参考にしてください。それでは、見ていきましょう。
※表記している価格は税込みです。
目次
1.WX04の特長・機能はどんな感じ?
まずは特長と機能からですが、旧端末のWX03と比べて次の6つの新しい特長があります。
- NEC製で初めて「4G LTE」に対応
- Wi-Fi環境もより快適に
- 連続通信時間がさらにアップ
- 買い替え時の初期設定が簡単
- 一時的に4G LTEを利用できる
- 速度低下の防止機能
順番に見ていきます。
1-1.NEC製で初めて「4G LTE」に対応
WiMAX端末は、HUAWEI(ファーウェイ)製のWシリーズ/Lシリーズと、NECプラットフォームズ製のWXシリーズがありますが、このWX04はWXシリーズで初の「au 4G LTE」に対応しました。
そのため、WiMAX2+の電波が届かないようなエリアでも、auの4G LTEが使えれば通信することができます。
1-2.Wi-Fi環境もより快適に
前世代の「WX03」で好評だったWウィングアンテナ(下の写真のやつ)をクレードルに搭載しているので、屋内での通信エリアが広くなっています。
また、固定回線用の無線LANルーターによく見られるビームフォーミング機能がWiMAX端末ではじめて追加されたことにより、快適な通信速度で使えます。
ただし、端末自体はだいたいどのWiMAXプロバイダーでも0円ですが、クレードルは別売りなので購入する必要があります^^;
ビームフォーミングってなに?
Wi-Fi接続を効率的にする技術です。通常は親機(WiMAX端末)を中心に球のように電波が広がっていますが、ビームフォーミングによって親機からWi-Fi接続する子機(デバイス)に集中的に電波を飛ばすことができるので、体感速度がより快適になります。
※出典:UQ WiMAX
ただ、デバイス側もビームフォーミングに対応している必要があります。
1-3.連続通信時間がさらにアップ
新しい端末がでるとバッテリーの持ちが良くなりますがWX04も例に漏れません。
3,200mAhの大容量バッテリーを搭載していて、旧端末WX03と比較しても連続通信時間が約1時間アップしました。
1-4.買い替え時の初期設定が簡単
Wi-Fi設定の引越しができる便利な機能が追加されました。そんなことできるんですね。
買い替え前のルータのWi-Fi設定(SSID、暗号化モード、
ただし、次の点は注意が必要です。
- 買い替え前ルーターもWPS対応している。
- 引き継ぎ完了後は買い替え前ルーターの電源をオフにする。
- 他社ルーターから設定を引き継ぐ場合はSSID名に注意する。
1-5.一時的に4G LTEを利用できる
4G LTE(LTEオプション)を使わない人には関係ないので飛ばしてください。
auの4G LTEでのデータ通信を必要な時だけに抑えるために、使い終わったら「ハイスピードモード(WiMAX2+
これはどういう事かというと、4G LTEをの通信はWiMAXのプランがギガ放題であっても、月間7GBの通信料制限を受けてしまうためです。それを防ぐための機能です。
「ワンタイムHS+A(ハイスピードプラスエリア)」
1-6.速度低下の防止機能
これは、スマホの機能にあったりしますが、あたらかじめデータ量を決めておいて、その使用量に達したときに通信を停止する機能です。
これも、4G LTEを使っているとき(月間7GB)の速度低下の防止策と言ったところでしょうか。
2.WX04は3年しばりデフォルト
この端末というよりは料金プランについての注意点になりますが、WX04はどのプロバイダーも3年プラン(LTEオプション無料)のみとなってしまうので、「LTEオプションは別に興味ない」「2年しばりでいいよ」という人は他の端末が良いと思います。
これから出てくる新しいWiMAX端末は3年プランがデフォルトになりそうな予感がします… せめて2年/3年の選択にしてほしいですね。
3.他の端末とのスペック比較
現在、主流となっているモバイルタイプのWiMAX端末のスペック比較です。据え置きタイプのL01は用途が違うのでここでは載せていません。
端末名 | WX04![]() | WX03![]() | W04![]() |
---|---|---|---|
回線速度 | 下り最大440Mbps | 下り最大440Mbps | 下り最大440Mbps |
Wi-Fi規格 | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
連続通信時間※ | 最大約13時間 | 最大約12時間 | 最大約10.5時間 |
Bluetooth テザリング | あり | あり | あり |
最大接続数 | Wi-Fi機器:10台 Bluetooth機器:3台 USB:1台 | Wi-Fi機器:10台 Bluetooth機器:3台 USB:1台 | Wi-Fi機器:10台 USB:1台 |
サイズ | W111×H62×D13.3mm | W99×H62×D13.2mm | H130×W53×D14.2mm |
重量 | 約128g | 約110g | 約140g |
カラー | クリアホワイト アクアブルー | ホワイトゴールド ディープブルー | グリーン ホワイト |
※バッテリーセーブモードやエコモードでのバッテリー持ち時間。
こうしてみると、どの端末もほとんどスペック的には変わりがない事がわかると思います。強いて言うなら、
- WX04は連続通信時間が一番長い。
- W04はBluetooth接続ができないので、例えば「外で省エネしながらテキストベースで軽いデータのやりとりをする。」と言った使い方はできない。
というところでしょうか。
公式サイト:BroadWiMAX
4.一番お得なWX04キャンペーンはどれ?
WX04の特長やスペックはわかったけど、ここからは「どうやって申し込むのが一番お得なのか?」を見ていきます。
WX04の端末が0円で手に入ることを前提としますが、プロバイダーごとに適用できるキャンペーンが違うため、WX04を扱う主要なWiMAXプロバイダーのキャンペーン・料金を含めて比較表にしてみました。
(標準と比較するためにあえて本家のUQ WiMAXも入れています。)
上で少し触れましたが、WX04は3年契約のプランのみ申し込むことができます。
GMO とくとくBB | Broad Wimax | BIGLOBE | So-net | UQ WiMAX | |
---|---|---|---|---|---|
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
端末代 | 0円 | 0円 | 21,120円 | 0円 | 機種による |
初月料金※1 | 日割 | 日割 | 0円 | 0円 | 日割 |
月額料金1・2ヶ月目 | 3,969円 | 2,999円 | 4,378円 | 3,700円 | 4,268 |
月額料金3~36ヶ月目 | 4,688円 | 3,753~4,413円 | 3,700~4,817円 | ||
キャッシュバック※2 | 32,000円 | 0円 | 17,000円 | 0円 | 0円 |
キャッシュバックを加味すると、3年間の平均で払う金額はGMOとくとくBBが一番お得でした。
2位のBroad Wimaxは、キャッシュバックがないものの月額料金の安さで検討していますが、ユーザーからの評判は悪いので個人的にはおススメしていません。
⇒最安は他にある!Broad WiMAXの料金比較と評判・解約方法まとめ
Broad WiMAXをえらぶくらいであれば、キャッシュバックの手続きが簡単な3位のBIGLOBEの方がおススメできます。
WiMAX豆知識】
ちなみに、どのプロバイダーをえらんだとしても全て同じUQコミュニケーションズの通信設備を使うため通信速度は変わらないので、キャンペーン・料金でえらぶことが賢い選択です。
5.WX04は買いなのか?
「できるだけ最新の端末を使ってみたい。」というアーリーアダプターの人には向いています。
ですが、WX04はキャッシュバック金額が抑えられてしまっているので、「最新端末じゃなくていいから少しでもキャンペーンでお得に申し込みたい。」というのであれば、他の端末にして最大のキャッシュバックをもらう方がお得ですよ^^
⇒GMOとくとくBB WiMAX2+ 2つのキャンペーンと評判・口コミは?
まとめ
いかがでしょうか? WiMAXの新端末WX04の特長やスペック、そしてキャンペーン・料金比較をお伝えしてきました。
比較してみた結果、WX04は
ということがわかりました。
ぜひこの記事をWX04、そしてWiMAXプロバイダーをえらぶ時の参考にしてくださいね^^
公式サイト:BroadWiMAX