インターネット回線の速度を簡単に計測できるスピードテストを設置しました!
ダウンロード速度とアップロード速度だけでなく応答速度に関するPing、Jitterも計測する事ができます。
速度の測定はPCとスマホのどちらからでもワンクリックする事ができ、測定結果をTwitterなどのSNSでシェアする事もできます。

インターネット回線の速度測定サイトをお探しですか?
インターネットを使う上で通信速度がどのくらい出ているのか、またはあなたが申し込みを考えているプロバイダはどのくらい速度が出せるものなのか気になってしまいますよね。
今回は実際に試してみた11つの測定サイトを挙げて、それぞれの特徴を見ながらご紹介していきます。
最初にお話ししておきますが、測定サイトの結果はあくまで目安にしましょう。
理由としては、あなたのパソコンから測定するサーバーまでの距離や環境に依存するので、使う測定サイトによってもバラバラの結果が出ます。また測定をした時間帯によってネットワークのデータ使用量の多い・少ないなども影響します。
測定結果が遅いからと言ってそのシステムが悪いという事でもなく、すべての測定結果がそれぞれ正しいという見方で試してみるのがおすすめで、その中で「測定が簡単」「機能が便利」など自分好みで使っていくのが良いと思います。
それでは、早速見ていきましょう!
※表記している価格は税込みです。
目次
スピードテストとは?
スピードテストはインターネット回線の通信速度を数値で確認できるツールです。
パソコンだけでなくスマホやタブレットでも測定が可能で、インターネット利用時の実際の通信速度を測ることができます。
最大1Gbpsで提供しているインターネット回線事業者が多いですが、1GbpsがMAXで出ることは100%有り得ません。
それは、インターネット回線はどの事業者も「ベストエフォート型」という方式で提供していて、最大1Gbpsはあくまでも技術規格上の最大通信速度であって、実際は回線の混み具合や設備環境によって減速してしまうからです。
『じゃあ、実際の回線速度はどれぐらい出てるの?』という時に便利なのが、実際の速度を測れるスピードテストサイトです。
スピードテストサイトは様々
スピードテストの測定サイトは様々で、ネットに詳しい方であれば使い分けができるでしょうが、初心者やネットにあまり詳しくない方は、どのサイトを使って速度測定すれば良いのか迷ってしまいますよね。
そういう場合は
- 手軽に通信速度を測定できれば良い
- 通信速度以外にも色んな情報を知りたい
を判断基準としてピードテストのサイトを選んでみると良いと思います。
手軽に通信速度を測定できれば良い人向け
一番簡単な方法は、Googleで「スピードテスト」と検索すると、一番上に「速度テストを実行」という青いボタンが表示されるので、このボタンをクリックするだけで通信速度の測定ができます。
速度測定中の実際の画面がこちらです。
先ほど「最大1Gbpsのインターネット回線で、1GbpsがMAXで出ることは100%有り得ません」とお伝えしましたが、実際の速度は50~200Mbpsといったところで、50Mbpsであっても全くと言って良いほど不自由しません。
ですが、このスピードテストは、スピード測定サイトや接続するサーバーによって計測結果に違いがあります。
そのため、一つのサイトの測定結果を鵜呑みにすのではなく、いくつかのサイトで測定してみて、その平均値が実際の通信速度という風に思っておいても良いかもしれません。ちなみに、僕も何サイトかでスピード測定してみましたが、サイトによって70Mbps・90Mbpsなど違いがありました。
Fast.com
こちらのFast.comは、Webサイトを開くと自動的に速度測定が始まるので手軽に測定できます。
ネット回線の速度測定サイトとしては比較的新しめで、画像には映っていませんが実際のサイトには右下に「POWERED BY NETFLIX」という表記があるように、動画配信サービスのNETFLIX(ネットフリックス)が提供しているスピードテストサイトなのです。
大きく表示されるのは下り速度のみですが、「詳細を表示」をクリックすると上り速度も表示されます。
NETFLIXに限らず、Hulu、Amazonプライムビデオ、Apple TVなど、動画配信サービスをよく見る人にはひとつの指標になるスピードテストサイトと言えるかもしれません。
ラピッドネット/Rapidnet(サービス終了)
ラピッドネットのスピードテストは他と比べて測定時間がもの凄く短いです。サイトもシンプルなので、使い方に困るような事もありません。
「測定開始」のボタン押してほぼ一瞬で測定が終了するため、『あれ?これで測定できてるの?』と思うほどです^^
サイトもシンプルなので使い方に困るような事もありません。
特徴としては、精度は下がるけど結果が速く分かる「高速モード」を選ぶことができるので、ADSLのような低速回線や、光回線だけど速度が遅い時間帯に測定をする時などに使えます。
測定システムはFLASHを使っていないとのことで、iPhoneやAndroidスマホ・タブレットからでも回線速度の測定ができます。試しに自分のスマホでやってみましたが待ち時間は1~2秒ほどでしたし、測定結果をコピーしたりtwitterでつぶやいたりもできますよ。
※ラピッドネットはサービス終了しています。
▶ラピッドネットでのスピードテストはこちら
BNRスピードテスト
サイトが昔ながらの感じですが、ラピッドネットやUSEN GATE 02と同じく「測定開始ボタン」をクリックするだけで計測が始まるので手軽に回線速度が測れますが、下り(ダウンロード)と上り(アップロード)は別々での測定になっています。
必要があれば、回線情報を選んでからの測定もできますよ。
ちなみに速度測定の機能はFlashで動いていますが、Flashが使えないパソコンや、iPhoneやAndroidスマホ・タブレットからは「画像読み込み版」から測定ができるようになっています。
なお、測定結果はTwitterで共有することもできますので、他の人がどれぐらいの速度が出ているのかなど調べて参考にしてみても良いかもしれません。
NUROオリジナル通信速度測定システム
次にご紹介するのは、NUROオリジナル通信速度測定システムです。
ここはサイトも見やすくNUROユーザー以外も使えるのは嬉しいポイントです。
いきなり測定もできますし、回線種別と郵便番号を入力してから測定も可能です。ここもJAVAを使っているためGoogle Chrome以外(Internet Explorer、Firefox、Safariなど)のブラウザで測定しましょう。測定は誰かがやっている時は待ち人数が表示されます。
測定結果は上り・下りだけでなく、回線の品質、測定状況もグラフで表示してくれるので良い感じです。
コンテンツ全体としては、速度チェック→使用機器やパソコンのチェック→速度が上がらなければ、NURO光に切り替えましょう!みたいな流れですね。
▶NUROオリジナル通信速度測定システムでのスピードテストはこちら
価格.com(サービス終了)
価格.comでスピードテストがあるのを正直知りませんでした^^;
3クリックほどで測定が始まるので簡単です。上り・下りの両方が測定できます。注意点はJAVAを使っているために、ブラウザがGoogle Chromeだと測定できませんのでそれ以外のブラウザで計測するようにしましょう。
※価格.comのスピードテストはサービス終了しています。
▶価格.com スピードテスト
速度以外もきっちり測定したい人向け
RBB SPEED TEST
ニュースメディアサイト「RBB TODAY」が運営しているスピードテストで1998年から開始しているようです。
サイトのデザインはWindows8のタイルのようなフラットなデザインでオシャレです。スピード測定をするために、郵便番号、回線種別、回線サービスやプロバイダも選ばなければならないので、少し面倒ですがしっかりと測れそうな感じです。
ニュースサイトなだけに、スピードテストのページも測定の他に「ランキング」というコンテンツがあり、スマホなどのモバイル回線、光などの固定回線別に他の人が測定した速度ランキングを、地域毎に見ることができます。
インターネットを検討中の人は一度見ておくと良いかもしれませんね。
iPhoneとAndroid用のスマホアプリも提供しているので、スマホやタブレットからでもスピードテストが手軽にできますよ。
USEN GATE 02
知ってる人も多いと思いますが音楽放送のUSENが提供しているスピードテストのサイトです。とりあえずワンクリックで測定が始まるので楽ちんです♪
以前は測定した速度を「ウサギ級」「ドラゴン級」など動物に例えながらバッジ風のイラストで出てくるのが面白かったのですが、残念ながら仕様変更でなくなってしまったようです。
下り・上りの速度だけでなく、PingやJitterも計測できます。
どうしてUSENがスピードテストを提供しているのか分かりませんが、スピードテストをとっかかりにしたUSENサービスの販売促進なのでしょうか…
Radish Network Speed Test
野菜の人参が入っているロゴが可愛いRadishのスピード測定です。
簡単に測定ができることと、上り・下りの回線速度と、回線品質として安定性も測れるので便利です。
サイトの特徴として、「みんなの測定結果」というページで、過去にスピードテストをした人の結果を見ることができます。回線・プロバイダ・地域で絞り込みができるので、特定のプロバイダを検討している人には申し込む前の参考にできると思います。
ただし、こちらもJAVAを使ってスピード測定をするので、ブラウザがGoogle Chromeだと上手く動作しません。Internet Explorer、Safariなど他のブラウザで測定をしましょう。
▶Radish Network Speed Testingでのスピードテストはこちら
SPEEDTEST
SPEEDTESTのデザインがサイバーチックで格好良いので、僕はこのスピードテストサイトをよく使います^^
pingの応答速度、上りと下りの回線速度が測れるので便利です。特に回線種別や何やらも入力する必要がなく、サイト画面上に表示される「GOボタン」をクリックするだけで勝手に測定してくれます。
ただ、気になるのは測定するエリアの上下左右にGoogleの広告が表示されるので、個人的にはちょっと鬱陶しいかな…とは思います。
iPhoneとAndroid用のスマホアプリも提供しているので、スマホやタブレットのスピードテストも手軽にできます。ユーザーインターフェイスが格好良いですね。
ブロードバンドスピードテスト
こちらのサイトも簡単で、「アップロードテストは進行中です」となっている部分が測定前は「スピードテストを開始する」となっているので、そのボタンをクリックするだけで測定開始になります。
ping(ピン)応答速度、上り・下りの回線速度が測れます。手軽さと測定できる項目も多いのでバランスが優れていると思います。また、自分が住んでいるエリア(都道府県)での速度結果も見れるので、自分ちのパソコンの回線速度が速いのか遅いのかが分かります。
iPhoneとAndroid用のスマホアプリも提供しているので、格安SIMのスピードテストも手軽にできます。
我が家の環境では測定できませんでしたが一応ご紹介
フレッツ光の回線速度測定
NTTのフレッツ光ユーザー向けに回線の速度測定ができます。会員用の情報サイトからの利用です。
特長はフレッツ網だけの速度測定をするため、プロバイダに依存しない光回線の速度を調べることができます。測定サイトへは会員サイトにログインしてください。
KDDIの通信速度測定サイト
auのサービス利用者のみがアクセスできる仕組みになっています。サイト上で他社ユーザーへは、先ほどご紹介したRadish Network Speed TestとRBB SPEED TESTのスピードテストサイトをおすすめしていますね。
スピードテストをする時の基礎知識&遅い時の対処法
スピードテストをする時には、測定サイトを開いているブラウザ以外のアプリケーションやタスクは可能な限りすべて終了させるようにしましょう。
回線速度の測定中にアプリケーションやタスクが動いていると、測定結果に影響を与える可能性があります。数分待って、パソコンが落ち着いてから測ってみるのが良いです。
一般的に「ベストエフォート型」と呼ばれる回線の場合は、戸建て向けのものであっても一本の回線をシェアする仕組みになっています。
- 契約の回線速度(例:最大1Gbps)の0.3~2割程度になるのが一般的
- マンションや集合住宅タイプの場合、ゴールデンタイムと呼ばれる混雑時間帯は速度が遅くなるケースがある
- 無線LAN(Wi-Fi)で接続している場合、LANケーブル接続に比べて半分くらいの回線速度になることもある
また、実際の回線速度が遅い時の対処法は以下の記事にまとめていますので、参考までに読んでみてください。
速度の関連用語について
スピードテストの測定結果では、ダウンロード速度やアップロード速度の他に「ping」や「Jitter」も測定することができます。
これまでも何度か登場しましたが、『pingやJitterって、一体何のこと?』という人のために解説しておきます。
ダウンロード速度
ダウンロード速度(下りの速度)はデータをダウンロードする際の速度のことで、数値が大きいほど速度が速いです。
Webサイトを閲覧したり、メールを受信したり、動画を視聴する上で重要になるのがダウンロード速度です。
基本的に速度計測をする際は、アップロード速度よりもダウンロード速度に注目しましょう。
アップロード速度
アップロード速度(上り速度)はデータをアップロードする際の速度のことです。
メールを送信したり、インターネットに動画や写真をアップロードする際の速度です。
ping(ピング、ピン)
pingとは「応答速度」のことで、サーバーから返ってくる反応の速さを表しています。
例えば、オンラインゲームでキャラクターにジャンプさせたい時、操作してから実際にそのキャラがジャンプするまでにはタイムラグがありますよね。あれを数値化したものがpingです。
ping値は「ms(ミリ秒)」という数値で表され、pingの値が小さければ小さいほど通信が快適になります。快適にネットを利用できる目安は30ms程度ですが、リアルタイムでの応答が求められるオンラインゲームでは10ms以下が理想的と言われています。
pingはオンラインゲームのユーザーに特に重要視されていますが、音声通話などでもpingは低い方が良いと思います。
Jitter(ジッター、ジッタ)
Jitterとは、ping値の揺らぎのことです。
ping値の最大値と最小値の揺らぎが大きいほど通信が不安定なので、数値は小さい方が快適な通信を行うことができます。
Jitterもpingと同様に、単位を「ms(ミリ秒)」で表します。
Gbps(ギガビーピーエス)、 Mbps(エムビーピーエス)
Gbps(ギガビーピーエス)やMbps(エムビーピーエス)は通信速度の単位のことで、「bps」は1秒間にどれだけのデータを転送できるかを表しています。
単位が大きい方から順に、
1Gbps=1,000Mbps
1Mbps=1,000Kbps
となっていて、単位が大きいほど通信速度が速いです。
現在最も一般的な光回線の最大通信速度は1Gbpsです。ただ、前述の通りインターネットはベストエフォートのため、1Gpbsの回線速度を契約していても実測速度ではその0.3~2割ほどになるのが一般的です。
用途別の快適なダウンロード速度の目安
インターネットは用途によって「実測速度でこのくらい出ていれば快適」という目安が異なります。ネットサーフィンをしている分には快適な速度でも、動画の視聴には適さない、ということもあるんです。
そこで、用途別に必要なダウンロード速度の目安をまとめてみました。
用途 | ダウンロード速度(目安) |
---|---|
メールの受信、SNS、LINE | 130Kbps~1Mbps |
ウェブサイトの閲覧 | 1~10Mbps |
YouTubeの視聴 | 4K:20Mbps 1080p(超高画質):5Mbps 720p(高画質):2.5Mbps 480p(標準画質):1.1Mbps 360p(低画質):0.7Mbps |
スマホでのオンラインゲーム | 5~10Mbps |
パソコンでのオンラインゲーム | 25~100Mbps |
Zoom | 通話:60~80Kbps ビデオ通話:600Kbps ビデオ通話(グループ):1.2Mbps |
LINEでやりとりをしたり、メールを受信したりする分には、インターネットの速度はそんなに必要ありません。
YoutubeやNetflixなどの動画ストリーミングサービスは、画質によって必要な速度が変わってきます。動画を視聴している時に画面がフリーズしたりカクカクしたりするようなら、画質を下げるのも一つの解決策です。
オンラインゲームでは通信速度がかなり重要になってきます。実測値で25~100Mbpsくらいは欲しいところですし、対戦型のゲームであれば使用するネット回線の最大速度も最低1Gbpsのものが望ましいですね。
速度測定サイトで回線速度を計測できたら、どんな用途になら耐えられる速度なのか一度チェックしてみることをおすすめします。
速度重視の方におすすめのインターネット光回線
ここまでスピードテスト・回線速度測定サイトを紹介してきました。
実際に速度を計測してみて、「満足いく結果ではなかった」「もっと回線速度が速いインターネットを使いたい」と思った方もいますよね。
そのような方は下の記事を参考にしてみてください。
v6プラスという通信方式を使うことで、速度をアップさせることもできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
速度測定のサイトはこうして見るとけっこう色々あることがお分かりいただけたと思います。最後に測定サイトを一覧で載せておきます。
冒頭でも書きましたが、どれを使ってもそれぞれの測定方法で速度結果は出ますので、あくまで使った印象やあなたの好みで好きなスピードテストのサイトを見つけてくださいね。
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