
ドコモの「home 5G」は、光回線に劣らない高速通信が魅力のホームルーターなので、
「光回線と速度が変わらないなら、わざわざ工事をしてドコモ光を使う必要があるのかな?」
「home 5Gとドコモ光は何が違うの?」
という疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
home 5Gがモバイル回線であるのに対してドコモ光は固定回線なので、きちんと比較すると両者には明確な違いがあることが分かります。
この記事では、home 5Gとドコモ光の違いについて分かりやすく解説していきますので、どちらを利用するか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
※表記している価格は税込みです。
目次
home 5Gとドコモ光の共通しているところ3つ
まずはhome 5Gとドコモ光の共通点から見ていきましょう。
- 提供エリアは全国
- スマホとのセット割が使える
- 初期費用がほとんどかからない
提供エリアは全国
home 5Gはドコモの携帯電話と同じ5G・4G LTE回線を使用しているので、ドコモのスマホの電波が入るエリアなら利用可能です。
5G回線の提供エリアは今のところ東京や大阪などの都市部に限られますが、4G LTE回線は人口カバー率99%なので、5G回線が繋がらなくても4G LTE回線で接続できます。
ドコモ光もフレッツ光と提供エリアは同じなので、全国で利用できます。
ただ、home 5Gもドコモ光も稀に利用できないエリアがあるので、気になる方は下のリンクでエリアを確認してみてください。
- home 5Gの提供エリア検索:サービスエリアマップ
- ドコモ光の提供エリア検索:東日本エリア 西日本エリア エリアが分からない方はこちら
スマホとのセット割が使える
home 5Gもドコモ光も、ドコモのスマホとセットで利用すると、毎月最大1,100円の割引を受けられます。
割引額は契約しているスマホのプランによって異なりますが、家族で最大20回線まで適用できるので、家族にドコモユーザーが多いほどお得ですよ。
割引額 | ||
---|---|---|
5Gギガホ プレミア/ギガホ プレミア | 1,100円 | |
5Gギガライト/ギガライト | <ステップ4:~7GB> | |
<ステップ3:~5GB> | ||
<ステップ2:~3GB> | 550円 | |
<ステップ1:~1GB> | — |
ただ、ドコモの中容量プランのahamoは対象外となりますので注意してください。
ちなみにこの割引サービスは、home 5Gでは「home 5G セット割」、ドコモ光では「ドコモ光セット割」という名称になっています。
初期費用がほとんどかからない
home 5Gもドコモ光も、初期費用は契約事務手数料の3,300円だけで済むケースがほとんどです。
home 5G | ドコモ光 | |
---|---|---|
契約事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
その他の費用 | →分割払いなら実質無料 | →キャンペーンで実質無料 |
home 5Gの機器代金(39,600円)は、分割払い(1,100円×36回払い)を選択すると、月々サポートで1,100円×36ヶ月間の割引が入り実質無料になります。
ただし、36ヶ月以内に解約するとその時点で残っている機器代金を支払うことになります。月々サポートはあくまでも契約している間のみ適用される割引なので、注意が必要です。
home 5Gとドコモ光の違い6つ
次は、home 5Gとドコモ光の違いについて見ていきましょう。
- 通信速度
- ラグ・遅延
- データ通信量
- 月額料金
- 工事の有無
- 契約期間
1.通信速度
インターネットを使う上で最も重要なのが通信速度です。下の表でhome 5Gとドコモ光の速度を比較してみます。
home 5G | ドコモ光 | ||
---|---|---|---|
回線速度 | 下り | 4.2Gbps | 1Gbps |
上り | 218Mbps | ||
実測速度 | 下り | 195.93Mbps | 270.63Mbps |
上り | 22.34Mbps | 206.92Mbps |
回線速度は理論値のため、実際に利用している時にこの速度が出ることはありません。肝心なのは実測速度です。
下り(ダウンロード)はウェブサイトを閲覧したり動画を視聴するなど、私たちが日常的にネットを利用する際に必要になる速度です。ドコモ光がhome 5Gを上回っていますが、home 5Gも十分快適にネットが使える速さです。
反対に、上り(アップロード)は動画をアップロードしたりするときの速度を指します。ドコモ光がhome 5Gを圧倒的に上回っていますね。ネット上に大容量のデータを頻繁にアップロードする人にとっては、ドコモ光の方が快適ということになります。
2.ラグ・遅延
オンラインゲームなどをプレイする方は、ラグや遅延にも注目する必要があります。
例えば、対戦ゲームのプレイ中に攻撃ボタンを押しているのに、キャラクターが反応しないまま敵の攻撃を食らってしまった、なんてことはないでしょうか。
これはネットの応答速度が遅いためで、応答速度は「Ping値(ピング、ピン値)」で確認できます。Ping値は小さいほど応答速度が速く、ネット利用が快適になります。
下の表はhome 5Gとドコモ光のPing値を比較したものです。
home 5G | ドコモ光 | |
---|---|---|
Ping値 | 55.03ms | 22.11ms |
ドコモ光の方がPing値が小さく、home 5Gよりもラグ・遅延が少ないです。ラグが気になるようなオンラインゲームをプレイする方にとっては、ドコモ光の方が快適ということになりますね。
3.データ通信量
基本的に、home 5Gもドコモ光もデータ通信量は無制限です。
ドコモ光は公式ページでデータ通信量が無制限であることを公表しており、どれだけ使っても速度制限はかかりません。
home 5Gは少し異なっていて、ホームページ上には「直近3日間のデータ利用量が特に多い場合は、速度制限がかかることがある。」と記載されています。しかし、SNS上の口コミを見ていると、速度制限がかかったという人の口コミがほとんどないんです。
Twitterでは、月1TB(1,000GB)以上使っても速度制限がかからない、という人の声がいくつも挙がっています。
docomo Home5G 使いまくってるのに日に日に回線速度が上がっていき、遂に我が家に5Gがしっかり入るようになった!!!
自宅のVDSL回線より遥かに速いwww
先月は12TB使ってるけど制限無し。
このまま使い放題であってくれよ〜!!?? pic.twitter.com/7WG7wwKmvg— かい@東京ドリ天流 (@TOKYOGIRLSLOVE0) December 7, 2021
月に12TBも使うなんて強者ですね…。僕なんかは、1TBですらどうやったら使えるんだろうと思います^^;
今後ユーザーが増えてくると、速度制限がかかるようになる可能性はありますが、今のところは無制限で使えるようです。
4.月額料金
home 5Gの月額料金は一律で4,950円ですが、ドコモ光は戸建てタイプかマンションタイプかによって月額料金が異なります。
home 5G | ドコモ光 | |
---|---|---|
戸建てタイプ | 4,950円 | 5,720円 |
マンションタイプ | 4,400円 |
戸建てにお住まいの場合は、home 5Gの方が月額700円ほど安上がりです。
ただ、広いお宅だと電波が行き届かない可能性があります。その際は、中継器を設置して調整してみてください。
5.工事の有無
home 5Gは開通工事が必要ないので、機器が届いたらコンセントに挿すだけでインターネットが使えるようになります。申し込みから機器の到着までは、大体1~2週間程度です。
それに対して、ドコモ光は開通工事が必要なため、申し込みから開通まで約2週間~2ヶ月程度かかります。
home 5G | ドコモ光 | |
---|---|---|
開通工事 | なし | あり ※転用・事業者変更はなし |
ただし、実はドコモ光も工事が不要なケースがあります。
これは「転用」「事業者変更」という方法で、転用はフレッツ光からの乗り換え、事業者変更は光コラボレーション(ソフトバンク光やOCN光、So-net光、@nifty光など)からの乗り換えを指します。フレッツ光も光コラボレーションもドコモ光と同じ回線設備を使うため、工事なしで切り替えができるんです。
ドコモ光も、利用中の回線によっては工事なしで使い始めることができるわけですね。
6.契約期間
インターネット回線は、2年や3年の契約期間の縛りがあるところがほとんどです。
ドコモ光も2年の自動更新型の契約で、更新月以外の月に解約すると解約金がかかります。
反対に、home 5Gには契約期間がないので、いつ解約しても解約金がかかりません。
home 5G | ドコモ光 | |
---|---|---|
契約期間 | なし (実質3年) | 2年 |
解約金 | 戸建て:14,300円 マンション:8,800円 |
ただ、home 5Gは機器代金が完全に実質無料になるまで36ヶ月使う必要があります。36ヶ月以内に解約すると、機器代金の残額を支払うことになるため、実質は最低利用期間3年と考えておいた方がいいでしょう。
home 5Gとドコモ光はどんな人におすすめ?
ここまでの内容をまとめると、home 5Gとドコモ光はそれぞれ次のような人におすすめと言えます。
home 5Gがおすすめな人
- 工事をしたくない・できない人、工事業者を家に入れたくない人
- 光回線がエリア外の人
- 引っ越しや転勤が多い人
- ネット利用は主にSNSやネットサーフィン、動画の視聴という人
- 単身者やヘビーユーザーがいない家庭
マンションに住んでいて建物の構造上、光回線の工事ができない、そもそも山間や離島などで光回線が通っていない、という人にはhome 5Gはおすすめです。
工事はできるけれども、工事が面倒だったり工事の立ち会いをする時間がないという人にとっても、home 5Gなら手軽です。光回線のようにONUや無線LANルーターなど複数の機器を必要としないので、配線のコードもゴチャゴチャせずスッキリします。
また、引っ越しの際は機器を新居に持っていって住所変更をするだけでいいので、転勤族など引っ越しが多い人や引っ越しを予定している人も使いやすいと思います。ドコモ光の場合は、引っ越しに際して移転費用として4,000~18,000円程度の費用がかかってしまいますからね。
ネットサーフィンやSNS、Youtubeなどを主に使っていて、ヘビーユーザーがいない家庭ならhome 5Gで十分でしょう。
ドコモ光がおすすめな人
- オンラインゲームをプレイする人でラグが多いと困る人
- 大容量のデータのアップロードをよくする人
- フレッツ光や光コラボからの乗り換えの人
- 光電話や光テレビをまとめて契約したい人
- へビーユーザーがいる家庭
ドコモ光はラグや遅延が少ないので、シューティングゲームなど対戦型のゲームをプレイする方も快適に使えます。アップロードの速度も速く、Youtubeなどで配信をしている人にもおすすめできます。
家族がそれぞれの端末で同時に動画を視聴したり、ヘビーユーザーがいても速度低下がしにくいと思います。
フレッツ光や光コラボを利用中の人なら、「転用」や「事業者変更」という手続きで工事なしで開通することも可能です。工事費もかからないので、手軽さではhome 5Gとそれほど変わりません。
また、ドコモ光なら光電話や光テレビのオプションも提供しているため、ネット回線とまとめて契約できます。別々に契約するのが面倒な人には、ドコモ光が向いているでしょう。
home 5Gはどこで申し込むのがおすすめ?
※画像引用元:GMOとくとくBBキャンペーンサイト
home 5Gは、代理店「GMOとくとくBB」からの申し込みがおすすめです。
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家電量販店では在庫が品薄で予約販売になることもありますが、GMOとくとくBBなら1~2週間で開通できます。また、特典の還元も開通月を含む4ヶ月後と早いです。
GMOとくとくBBは、ドコモ光のプロバイダとしても人気が高いので安心して申し込めます。お得にhome 5Gを申し込みたい人はぜひ利用してみてくださいね。
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ドコモ光ならおすすめプロバイダはここ
※画像引用元:GMOとくとくBBキャンペーンサイト
ドコモ光を申し込む場合、23社のプロバイダから1つ選ぶ必要がありますが、料金・速度・キャンペーンの面から考えると「GMOとくとくBB」が一番おすすめです。(GMOとくとくBBが続きましたが、GMOとくとくBBの回し者ではありません^^;)
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⇒ドコモ光のプロバイダは速度・キャンペーンで選ぶとどこがおすすめ?
まとめ
いかがだったでしょうか?
home 5Gとドコモ光の違いについてお伝えしてきました。
home 5Gは工事なしでインターネットがすぐに利用できるのが最大のメリットで、モバイル回線ではトップクラスの速度です。
今のところデータ通信量も無制限ですし、通常のネット利用なら十分快適に利用できます。
ただ、上りの速度の速さとラグ・遅延の少なさでは、光回線のドコモ光の方が上です。
オンラインゲームを楽しむ方や、大容量のデータをネット上にアップロードする方などは、ドコモ光の方が快適に使えると思います。
あなたの納得のいくインターネット回線選びのために、この記事が参考になれば嬉しいです^^
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