スターリンクが日本に上陸!サービス開始時期や使い方・料金を徹底解説

スターリンクが日本に上陸!サービス開始時期や使い方・料金を徹底解説

スペースX社のスターリンク(Starlink)が日本で提供開始になりましたが、ネット上では「使ってみたい」「どこでもネットが使えるってすごい」と盛り上がりを見せています。

しかし、スターリンクの速度や料金は実用的なのか、どのように利用したら良いのかいまいちよく分からないという人もいるのではないでしょうか。

今回は、スターリンクのサービス内容やユーザーの口コミなどをまとめて紹介し、当ブログらしく光回線やモバイルルーターと速度や料金を比較してその実用性まで解説していきます。

スターリンクに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

※表記している価格は税込みです。

スターリンク(Starlink)が日本で提供開始!

スターリンク(Starlink)※スターリンク公式サイトより

「スターリンク(Starlink)」は、イーロン・マスク氏が率いる宇宙ベンチャーのスペースX社が提供している衛星インターネットサービスです。

スターリンクは2020年8月からアメリカなどでサービス提供を開始していましたが、通信インフラが破壊されたウクライナに無償提供したことにより一躍有名になりました。

スターリンクの最大の特徴は、空が開けた場所ならどこでもインターネットが利用でき光回線や携帯電話の電波が届かないエリアでもネットに接続できるという点です。

自然災害や通信障害などで主回線の通信が遮断された時の非常用としても注目が高まっています。

いつからサービス開始?

日本では2022年10月11日から提供が始まっていて、これはアジア初だそうです。

スターリンクの料金・スペック

スターリンクの料金プランは「レジデンシャル(一般家庭向け)」「ビジネス」「RV(旅行用)」「マリタイム(海上用)」「航空(飛行機用、2023年提供開始)」の5つがあります。

この記事では、最も一般的なレジデンシャルを取り上げます。

レジデンシャル
月額料金12,300円
※「ポータビリティ」オプションは+2,800円
初期費用73,000円
(専用アンテナ)
ダウンロード速度(想定)50~200Mbps
アップロード速度(想定)10~20Mbps
レイテンシ(想定)20~40ms
キャンペーン30日間の無料お試しあり
※速度は公式サイトに記載されている「予想速度」から引用

スターリンクでインターネットを使うためには、衛星と通信を行うための専用アンテナが必要です。

レジデンシャルは基本的に契約住所で利用することになっていて、契約住所以外でも利用したい場合は「ポータビリティ」のオプションをつけることになります。

30日間は無料でお試しができるので、利用してみて満足できなかった場合は、ハードウェア(Starlinkキット)一式を返品すれば代金の全額を返してくれます。サービスに自信を持っていることが伺えますね。

なお、別荘やキャンプなどで一時的に利用をしたい場合は、旅行用プラン「RV」が便利です。「RV」は使った月だけ月額料金を払うプランです。

提供エリアはほぼ全国

スターリンクの日本の提供エリア※スターリンク公式サイトより

スターリンクのレジデンシャルプランは、日本のほとんどの地域で利用できます。

ただし、鹿児島県の一部や沖縄県などではまだ提供されていません

当初は東京以北から北海道南部の一部で提供されていましたが、2022年11月4日あたりから西日本や北海道でも利用できるようになりました。

ちなみに、東京23区付近は順番待ちになっているみたいです。注文が殺到しちゃったんですかね^^;

お住まいの住所が提供エリアかどうかはスターリンクの公式サイトで確認できますよ。
スターリンク 提供状況の確認

スターリンクの日本での評判はどう?

スターリンクを検討している人は、速度や使い勝手などが気になるところだと思います。

そこで、SNS上の利用者の口コミを集めてみました。

速度についての口コミ

実測速度で150~300Mbps出ているので、光回線とあまり変わりませんね。

光回線からスターリンクに乗り換えるという人もちらほら見られました。

ネットサーフィン、Youtubeの動画閲覧、SNSの利用なら実測速度で30~50Mbpsくらい出ていれば快適なので、通常のネット利用には十分な速度です。

レイテンシ(遅延)も25~50msくらいなので、ホームルーターやモバイルルーターよりも速い可能性がありますね。

ただ、中には通信が不安定という人もいました。

機器の梱包についての口コミ

機器は全て繋がれた状態で届くため、ケーブルの接続方法に迷ったりすることはなさそうですね。

なお、アンテナの直径は約50cmです。

アンテナ設置についての口コミ

屋根の上に設置するのに業者探しに手こずったという人もいました。やはりアンテナの設置場所・設置方法だけが問題でしょうか。

電波の受信状況はアプリでチェックできるみたいです。

アンテナの電源はPoE(LANケーブルで電源を確保するシステム)となっているようです。

コンセントが三口なので、屋内の二口コンセントを使う場合はアダプターが必要、という口コミもありました。

衛星を肉眼で見られる

スターリンクのレビューとは関係ありませんが、スターリンクの衛星は肉眼で見ることができます。

スターリンク衛星は、衛星が連なっている様子が鉄道のように見えることから、スターリンクトレインとも呼ばれています。ロマンがありますね^^

しかし、衛星を大量に打ち上げていることが天文学研究の妨げになるのではないかと、懸念を表明している専門家もいます。

その他の口コミ

その他には、スターリンクについて次のような口コミがありました。

世間の声は様々でしたが、割りと好意的に受け止められている印象でした。

僕も当初はスターリンクは料金が高いのであまり受け入れられないのでは?と思っていましたが、刺さる人には刺さっている感じですね。

やはりどこでもインターネットができるは魅力的なのかなと思います。

最近は自然災害・キャリアの通信障害が増えているので、緊急用回線として利用価値を感じている人も多いかもしれません。

スターリンクを日本で利用するメリット5つ

スターリンクの具体的なメリットについて見ていきましょう。

  1. 光回線やスマホの通信が使えない地域でもインターネットが使える
  2. ダウンロード速度が結構速い
  3. レイテンシ(ラグ)が低め
  4. 災害時の保険になる
  5. 設置が簡単

1.光回線やスマホの通信が使えない地域でもインターネットが使える

光回線には光ファイバーを引けない「提供エリア外」の地域があり、スマホには基地局が設置できない「圏外」の地域があります。

しかし、スターリンクは空が開けた場所ならどこでもインターネットが利用できます。

理論的には、アンテナさえあれば地球上のほとんどの地域でインターネットに接続できます。

これまで光回線が使えない山間部や島しょ地域に住んでいる人には、高速インターネットを使えるチャンスになるでしょう。

スターリンクと提携しているKDDIも、今後は山小屋や被災地、避難所でもインターネットが使えるようにしていく予定です。

2.ダウンロード速度が結構速い

ダウンロード速度は、ウェブサイトを閲覧したり動画を視聴したり、通常のネット利用の際に一番必要になる速度です。

下の表は、他のインターネット回線とスターリンクのダウンロード速度を比較したものです。

平均ダウンロード速度
スターリンク50~200Mbps
光回線336.03Mbps
ホームルーター136.95Mbps
モバイルルーター31.75Mbps
※Starlinkの速度は公式サイトに記載されている「予想速度」から引用
※スターリンク以外はみんなのネット回線速度から引用(2022年10月24日時点)

スターリンクのダウンロード速度は比較的速いです。

口コミでも大体100Mbps以上出ているので、ネットサーフィンや動画の視聴、SNSなど通常利用の範囲なら問題ない速度です。

アップロード速度は遅いけど気にしなくていい

ただし、スターリンクのアップロード速度は遅めです。

平均アップロード速度
スターリンク10~20Mbps
光回線251.66Mbps
ホームルーター15.59Mbps
モバイルルーター8.47Mbps
※Starlinkの速度は公式サイトに記載されている「予想速度」から引用
※スターリンク以外はみんなのネット回線速度から引用(2022年10月24日時点)

アップロード速度はネット上にデータをアップロードする際に必要になる速度です。

ネットを利用する上で重要なのはダウンロード速度の方なので、大容量の動画をネットに上げる配信者や、大容量の写真をよくネットにアップロードする人以外はそんなに気にしなくても大丈夫です。

3.レイテンシ(ラグ)が低め

レイテンシはオンラインゲームをプレイする際のラグに繋がる数値のことで、小さいほどラグが少なくなります。

平均レイテンシ(Ping値)
スターリンク20~40ms
光回線20.56ms
ホームルーター57.1ms
モバイルルーター68.0ms
※Starlinkの速度は公式サイトに記載されている「予想速度」から引用
※スターリンク以外はみんなのネット回線速度から引用(2022年10月24日時点)

スターリンクはレイテンシが比較的低めです。

スターリンクは高度約550kmの低軌道衛星を使っているため、衛星と地上にいるユーザーの距離が短く遅延が発生しにくいんです。

これまでも衛星を使ったインターネットサービスはありましたが、高度約35,000kmで遅延が多く実用的ではありませんでした。この欠点を解決して商用化できたのがスターリンクのすごいところですね。

ただ、FPSやTPSなどの対戦ゲームでは15ms以下が理想と言われているため、ゲームによっては物足りない可能性があります。

4.災害時の保険になる

日本は地震大国で、近年は台風や大雨による自然災害なども増えています。

携帯キャリアの通信障害をきっかけに、緊急用のサブ回線を持ちたいと考える人も増えてきました。

光回線の場合、光ファイバーの大元は電柱から来ているので、電柱が損壊したらインターネットに接続できなくなります。

スターリンクは、光回線やスマホの通信とは全く異なる仕組みのインターネットサービスのため、緊急用回線に用意しておくという使い方もありでしょう。

5.設置が簡単

スターリンクの利用に必要なのはアンテナだけなので、アンテナの設置とスマホ・パソコンのWi-Fi設定などを含めると、30分くらいでインターネットが使えるようになります。

光回線のように工事が必要なく、素人でも簡単に設定できるのは手軽で良いですね。

ただ、スターリンクは周囲に障害物がない場所に設置する必要があるため、設置場所や設置方法には注意しましょう。

スターリンクを日本で使う際の注意点

メリットが多いスターリンクですが、利用する際には注意点もあります。

  1. 料金が高い
  2. 空が開けた場所に設置する必要がある
  3. 移動中には利用できない
  4. スマホとの直接通信はできない

料金が高い

スターリンクの料金は、自宅用回線の代替と考えると割高です。

他のインターネット回線と料金・初期費用を比較してみましょう。

月額料金初期費用
スターリンク12,300円73,000円
光回線戸建て:5,000~6,000円
マンション:4,000円
0~45,000円
ホームルーター4,000~5,000円約3,500円
モバイルルーター約3,000円約3,500円

「これだけの料金を払うだけの魅力がある」「衛星インターネットサービスでは安い」と思う人には高くない料金ですが、料金の安さを重視する人にとっては手が出しにくいと思います。

これからサービスが普及して、もっと安価になることに期待したいですね。

空が開けた場所に設置する必要がある

スターリンクは周りに建物や樹木があると、アンテナが衛星の電波を十分に受信できないため、空が開けた障害のない場所に設置する必要があります。

戸建てなら屋根の上や屋上などに設置することができますが、マンションやアパートのベランダに設置する場合は満足のいく通信ができない可能性があります。

Youtubeでは「南向きのマンションのベランダでは使用できなかった」という動画も上がっていました。スターリンクのアンテナは北向きに傾いて電波を受信するため、北向きの部屋なら利用できるかもしれません。

スターリンクのアプリでアンテナ設置に適した場所を探せるので、設置を検討する前にチェックしておくのがおすすめです。

iOS版はこちら
アンドロイド版はこちら

移動中には利用できない

スターリンクは移動中の利用が禁止されています。

そのため旅行などで使う場合は目的地に着いてから接続することになります。

スマホとの直接通信はできない

今のところ、スターリンクでインターネットを利用するためには地上に専用アンテナを設置する必要があります。

しかし、スターリンクの第二世代はスマホと直接通信が可能になるとイーロン・マスク氏は発言しています。

専用アンテナなしでスマホと直接通信が可能になれば、自宅でも出先でも山奥でもスターリンクでネットが使えるので、携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の回線を使う必要もなくなるかもしれません。

僕たちのネット生活が大きく変わるかもしれないと思うと、今後が楽しみですね^^

スターリンクはどんな人におすすめ?

まだスターリンクのユーザーは少ないため、何とも言えないところがありますが、スターリンクはこんな人向けのサービスなんじゃないかな?というのを僕なりにまとめてみました。

  1. 光回線などが提供エリア外の地域に住んでいる人
  2. 災害などの緊急時の回線が欲しい人
  3. アウトドアを趣味にしている人
  4. 工事をしたくない人
  5. 新しいものが好きな人
  6. これからは衛星インターネットの時代だと思う人

スターリンクの最大のメリットは、空が開けた場所ならどこでもインターネットが使えるという点です。

山間部や島しょ地域など光回線が通ってない地域にお住まいの方や、アウトドアが趣味で山や海によく行く方におすすめです。

現時点ではスターリンクの料金は高いので、この料金を払っても使う魅力があると思える人向けになると思います。

また、Ping値は20ms以上なので、Ping値15ms以下を目指しているようなオンラインゲームガチ勢は光回線にした方がいいでしょうね。

衛星のインターネットサービスには、これからOneWeb(ソフトバンクやイギリス政府が出資)やプロジェクト・カイパー(Amazon)なども参入する予定です。そういった新しいサービスに未来を感じる人や、純粋に使ってみたいと思う人にもスターリンクはおすすめのサービスです。

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光回線が来ていない田舎でインターネットを使うおすすめの方法
【高速・ラグなし】オンラインゲームにおすすめの光回線6選

スターリンクの日本での利用方法

最後に、スターリンクを日本で使う際の手順を紹介します。

1.スターリンクのアプリをインストールする

Starlinkアプリでは、スターリンクの設置に最適な場所の検索や障害物のチェック、設定のカスタマイズ、サポートへの問い合わせなどができます。

iOS版はこちら
アンドロイド版はこちら

マンション住まいの方など周囲に障害物になるものがある場合は、まず家のどのあたりに設置するのが良いか、アプリでチェックしておくのがおすすめです。

2.スターリンクを申し込む

スターリンクの公式サイト(レジデンシャルプラン)のページにアクセスします。

スターリンク 申し込み※スターリンク公式サイトより

契約住所に利用場所の住所を入力(郵便番号も可)し、「今すぐ注文」をクリックします。

必要情報を入力し、「注文する」をクリックします。

3.Starlinkキットが届く

契約した住所にStarlinkキット(ハードウェア)が届きます。

Starlinkでインターネットに接続するために必要なものは、すべて含まれています。

Starlinkキット

  • アンテナ
  • ベース(土台)
  • WiFiルーター
  • Starlinkケーブル
  • ACケーブル

ケーブルなどが繋がれた状態で届くため、設定は簡単です。

4.アンテナを設置する

アンテナを設置したら電源を入れます。

スターリンクは、衛星からの電波を受信できる最適な角度を自動で探します。(アンテナが傾いたりします)

数分以内にスターリンクが自動で衛星に接続するため、手動での調整は必要ありません。

5.WiFi接続をする

衛星との接続が完了後、スマホやPCでWiFi接続をしたら、インターネットに接続できます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は衛星インターネットという当ブログでは珍しいトピックを解説してきました。

スターリンクはどこでもインターネットが使えるので、通信インフラが充実していない地域にお住まいの方やそういった地域によく遊びに行く人にはおすすめのサービスです。

現時点では料金が高く手が出せない人も多いかもしれませんが、僕たちのネット生活を大きく変える可能性を秘めている画期的なサービスです。

スターリンクを検討している方にとって、この記事が参考になれば嬉しいです^^

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