格安SIMの基礎知識!「SIM」「SIMロック」「SIMフリー」とは

格安SIMのスマホを見る女性

スマホの契約のことで「格安SIM」(SIM=シムと読む)という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。でも、これだけだと何が格安で、どうなるのか全然わかりませんよね^^;

当ブログでも、格安SIMやスマホの契約の問い合わせも増えてきていますので、これを機会に格安SIMの記事も書いていくことにしました。

まずは、「SIMってなに?何のことか、まったく分からない」という方のために、格安SIMの基礎的な知識がわかるようにこのガイドを作りましたので見てみてください。

これを読めば、「あぁ~、格安SIMってこういうことなのね。」と理解が深まりますし、通信費の節約につながります。

この記事の監修者椎名椎名(しぃ)

2015年に当ブログ「internet-all」を立ち上げてから約8年間、光回線に関する情報発信に携わってきました。光回線の代理店で販売やコンサルティングも経験。インターネット回線の知識を活かし、ネット回線ナビゲーターとして、インターネット回線の選び方やお困りごとに関する無料相談を200件以上行ってきた実績があります。
@internet_all_

そもそもSIMって?

まず、格安SIMの「SIM」の部分からですね。

別に覚える必要はまったくと言っていいほどないんですが、Subscriber Identity Module(サブスクライバー・アイデンティティ・モジュール)の略で日本語にすると【加入者識別規格】となります。

また一般的にSIMと言われるのは次の「SIMカード」の事を指します。

SIMカードって?

SIMカードはモバイル向けの通信サービスを提供する会社(MVNOと言います)が発行する
契約者(加入者)情報を記録したICカード」で
スマホ・タブレットに差し込んでユーザーの識別に使います。

見たことがある人もいるかもしれませんが、こういうやつですね↓↓↓

SIMカードの種類

大きさは3種類あって、標準のもの(左)とMicro(真ん中)、nano(右)があります。使うスマホやタブレットなどのデバイスによって挿せるSIMカードの大きさが決まっているので、格安SIMの端末を別々に用意する場合は、前もってどの大きさのSIMカードが必要なのか調べておく必要があります。

このSIMカードは小さなICチップになっており、それぞれが固有の識別番号をもっています。
通信事業社と契約する際に付与される電話番号がこのSIMカードが持つ固有の番号と紐付けられる事により、通信が可能となります。

つまりスマホやガラケー、タブレットなどのモバイル端末に差し込んで使用する
データ通信や音声通話などを行うために必要不可欠なICチップカードとなります。

スマホを使っているけど、こんなカード見たことないよ。という人もいると思いますが、スマホの契約をしたときに30分~1時間ほど待たされますよね。

この時に、お店の人がSIMカードをスマホに挿して使えるようにしてくれてるんです。

??? SIMカードを抜いたらどうなるの ???

  • 電話を掛けることも受電することも、データ通信をすることもできなくなる。
  • 端末としては機能しているので 無線LANに繋いだり Bluetooth接続をしたりカメラを使ったり、電話やメール・データ通信以外のことはできる。

※機種変更をして今は使用をしていない携帯電話を起動したら?
⇒電話もメールもできないけど、昔撮った写真を見たり、カメラを起動することはできるこの状態がまさに「SIMカード」がない状態となります。

たまに聞くMVNOってなんのとこ?

・MVNOとは?

格安SIMをお客さんに提供しているサービス事業者のことです。例えば、格安SIM「OCN mobile ONE」はOCNの格安SIMなので、OCNはMVNOになります。覚える必要は全くないですが、MVNOはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略。

また、MVNO(格安SIMの事業者)は、自分でスマホ・携帯のためのネットワーク設備をもっていないから、持っているキャリア(ドコモやau)から回線を借りてユーザーに提供しているんですよ。

なので、格安SIMを提供しているところはほとんどドコモ回線を使っています。数は少ないですが、auやソフトバンク回線を使っているサービスもあります。

ちなみにキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のことはMNOと言います。

格安SIMとは?

ここでやっと本題ですが、格安SIMはMVNOが提供しているSIMカードで、大手3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の料金プランに比べて、安い料金でスマホ・タブレットのモバイル通信が使えるので「格安」SIMと呼ばれています。

料金プランはひと月に使うデータ量でプランが細かく分かれていて、またそれぞれ、データ通信だけのプランショートメッセージも送れるデータ通信プラン音声通話もできるプランに分かれています。

一般的に、大手3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のプランに比べて、1/3ほどの月額料金でスマホが使えるので、「スマホの料金高いなぁ」と考えている人にはぴったりですよ。

また、SIMカードのみの契約プランだけではなく、「SIMカード+SIMフリースマホ」のセットプランもあるので端末も欲しい・変えたいという人も選ぶことができるようになっています。

「SIMロック」と「SIMフリー」

○SIMロックとは?

・簡単にお伝えすると

購入したスマホと同じキャリア(docomo、SoftBank、auなど)のSIMカードでないと使えないようにする制限」のこと。

○SIMフリーとは?

SIMフリースマホ

・先程のSIMロックとは反対に

購入をしたスマホと異なるキャリアのSIMカードであっても使うことができる状態」のこと。

例)iPhone
・キャリアショップで販売しているiPhone・・・「SIMロック版iPhone」
・Apple Store などで販売しているiPhone・・・「SIMフリー版iPhone」

SIMフリーの状態のスマホは、「SIMフリースマホ」と呼ばれています。

SIMフリースマホは、キャリアで購入するよりも安く買える機種もあるため、格安SIMと同じくお得に使えますよ。

次の記事:格安SIMのメリット・デメリット

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コメント

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