最近は、光インターネットの相談に加えて、格安SIMに関する相談も多く頂くようになりました^^ その中でも多いのが、ちょうど使っている大手キャリアdocomo,au SoftBankが契約更新月になるので「格安SIMにした方がいいでしょうか?」「どこの格安SIMがいいでしょうか?」という内容です。格安SIMユーザーも増えてきて、注目度もあがってきていますが、本当に変えたほうがいいのか、どこが自分に合っているんだろう?と感じている人が多いんだと思います。
今回は、そんなお悩み中の方に「格安SIMにするべきか」、「結局はどの格安SIM業者がいいのか?」という点を、お伝えしていきますね。
格安SIMと大手キャリアの大きな違い
まずは「格安SIMにすると何が違うのか」というところですが、”格安”という文字通り料金まったく違います。選ぶプランにもよってきますが、大手キャリアに比べて毎月5~6,000円も安くなったという声も多く聞きます。
そして、回線速度が違います。どういうことかというと、格安SIMは大手キャリア(だいたいドコモ)から「帯域」というデータをやりとりするための道を借りて安く提供できています。その道をどれだけ借りているかによって、その格安SIMサービスの回線速度とかかるコストが決まります。
道をたくさん借りれば、ユーザーが増えても快適に使えますが、その分コストはかかってきます。そのため、格安SIMは大手キャリアに比べると回線速度は遅い傾向があります。
キャリアは、自分の設備なのでその道をフルに活用でき、ユーザーが快適に使えます。ただしみなさんが感じているように料金は高いですよね。格安SIMはデータ通信のための道が多くないのでその分、料金を安くできています。
また、一般的にサポートは大手キャリアの方が充実はしています。電話サポートやショップもあちこちにあるので、その分の料金も上乗せされていると見るべきですね。格安SIMは最低限のサポートしかない所もあるので、ある程度詳しくないとハードルが高いイメージがありますが、最近はサポート・販売用の店舗を構えている格安SIMも増えているので、大手と格安SIMの境は少し縮まってきているように思います。
まとめるとこのような感じですね↓
回線速度 | 料金 | サポート | |
---|---|---|---|
格安SIM | 遅い | 安い | 最低限 |
大手キャリア | 速い | 高い | 充実 |
ただし、格安SIMが「安かろう悪かそう」なのかというと決してそうではなく、サービスそれぞれの中で特色があります。プランや選べるスマホが多く選択肢が広い、回線速度が速い、オリジナルのスマホを提供している、初心者向けにサポートに力を入れている、などです。根本的にはどのサービスを選んでも、大手キャリアより料金が下がるので通信費の見直しや節約につながります。
格安SIMにするべきか
前置きが長くなりましたが、大手キャリアで契約更新月になる人は格安SIMにすべきかどうか?ですが、個人的な結論としては、格安SIMにするべきだと思います。実際に僕もスマホは格安SIMを使っていて月額料金はかなり低く抑えられています。データ専用SIMで900円/3GBです。
基本は家などWi-Fiで通信することも多いので、正直なところ毎月2GBもいかないで終わってるので、プラン変更か格安SIMサービスを変えようかと思案中。
当たり前ですが、大手携帯キャリアと月額料金は比べるまでもありませんね^^;
仮に格安SIMの3GBで通話もつけたとしても、だいたい毎月1,600円程度。毎月5,000円ほどは安くなるので、年間で60,000円は節約できることになります。浮いたお金で、大事な人とどこか旅行に行けますね♪
MM総研の調べでは、大手キャリアと格安SIMの比較(下表)で、23項目すべてにおいて「今の格安SIMで満足」が「価格が高くても大手キャリアの方がよかった」を圧倒的に上回っているようです。
月額料金が安いデータ通信のみのプランだけでなく、音声プランも格安SIMサービスで満足しているユーザーが半分以上。回線速度でも、朝・昼・夜とどの時間帯も半分以上のユーザーが満足としていますね。
オプションやサポート面では「どちらともいえない」というユーザーがほぼ半数ですが、「価格が高くても大手キャリアの方がよかった」というユーザーはどの項目でも数パーセントだけです。
出典:MM総研 – 国内MVNO利用状況調査
また他の調査で、格安SIMユーザーが「他の人へお勧めしたいかどうか」についての結果は、「勧めたい」が7割弱と高評価。ユーザーも今までのデジタルに詳しい男性がメインだったのが、若い女性やファミリー層に増えてきているので、今後もまずます幅広いユーザーに広まっていくと考えられますよね。
このような客観的なデータと、僕自身が格安SIMを普段から使っていることも含めて、もう一度言いますが格安SIMにはするべきと言わざるをえません。格安SIMにする一番のメリットは料金の安さなので、大手キャリアの高い月額料金でも経済的に余裕がある・満足している人は、わざわざ格安SIMする必要はないですけどね。
じゃあ、格安SIMが安いし使い勝手も良いのはわかったけど結局は、
どこの格安SIMサービスがおすすめ?
となりますよね。格安SIMサービスはたくさんあるのでどこにしようか、なかなか決められないと思います。自分がどういう使い方をしたいのかにもよりますが、ここから特長別に格安SIMをご紹介していきますので、ピンと来たものがあればチェックしてみてください。
家族・スマホ初心者に最適 『TONE』
ツタヤの格安SIM+スマホですが、TONEスマホとセット販売となっているので、SIMのみの契約はできません。ただし、月額料金もそうですが、操作の仕方や、アプリなどスマホ初心者にとても便利で親切な造りとなっているので、お子さんやシニアの両親に持ってもらうのに向いています。また、コールセンターや店舗サポート、使い方の講習会なども開いているためサポートが手厚く初心者の方でも安心です。
シンプルが一番!ツタヤのスマホ「TONE」をまるっと徹底解説
格安SIMデビューには 『DTI SIM』
格安SIMの後発組ながら、シンプルな料金体系と初心者に優しい「お試しプラン」を用意しています。最初5分間の通話がかけ放題のプランや、データ使い放題のプランも選べるので色々なユーザー層にも対応。今秋に向けてポケモンGOの通信がタダになる「ノーカウント」プランもリリース予定。※「ノーカウント」プランは新規受付・サービス提供は終了しました。スマホ端末とのセット販売はなく、iphone6のレンタルのみ取扱い。スマホも同時に欲しい人には向かないかもしれません。
満足度No.1 『freetel』
自社ブランドのスマホを持つ数少ない格安SIMサービスのひとつ。格安SIMのプランも、使ったデータ分のみのプラン・定額プランと色々なニーズに答えられるようになっています。通話のかけ放題プランもあり、LINEのパケット通信がタダとなるのでお得です。また、自社ブランドのスマホ、SAMURAI REIはついに、ポケモンGOのパケット料金が無料になるそうです。スマホとSIMを別々に契約もでき、スマホの種類も選べるため、前述のTONEより自由度は高いです。「格安SIMアワード2016」にて総合満足度・コストパフォーマンス部門で最優秀賞に輝いています。
安い・選べる 『DMM mobile』
※DMM mobileは新規受付を終了しました。
使うデータ容量に応じたプランの数と月額料金の安さは格安SIMサービスの中でも屈指。SMS・通話プランに加えて、低速200kbpsのライトプランや、家族で使えるようにSIM複数枚のシェアプランも用意。低速時のバースト機能や余った容量の繰り越しなど、嬉しい機能もあり。通話のかけ放題・ノーカウント通信はないでるが、各社の最新スマホを扱っているので、欲しいスマホがある場合はDMMモバイルでまとめて申し込むのもありですね。
DMM mobile 公式サイト
auスマホで高速データ通信 『UQ mobile』
WiMAXでお馴染みのUQブランドの格安SIMサービスで、強みとしては格安SIMアワードで通信速度No.1に選ばれた回線品質と、au系回線なのでauスマホがそのまま使えるのも珍しい特長です。他の格安SIMサービスと比べると、プランの種類は少なくシンプルと言えるでしょう。また、無料通話やSNSのデータ消費0とのセットプラン「ぴったりプラン」も打ち出しています。auスマホをそのまま使いたい人はもちろんですが、格安SIMでも通信速度を気にする人はUQ mobileで満足できるでしょう。
auスマホから格安SIMにするなら速度No.1のUQモバイルで決まり!
格安SIMはスマホ以外にもOK
格安SIMはタブレットやモバイルルーターでも使えるので、ドコモ端末にはドコモ系SIM、au端末にはau系SIM、それ以外の端末はSIMロックフリーの状態にして使用ができます。最近はひとつの契約で、SIMカードが複数枚使えるシェアプランを出しているサービスあるのでスマホを含めて2台以上で使いたい人も、格安SIMはぴったり。
モバイルルーターなら、パソコン、スマホ、タブレットを全てまとめてWi-Fi経由でネットにつなげます。さすがにスマホは単体でネットにつながっていた方が良いと思いますが、選択肢のひとつにしてもいいかもしれませんね。
まとめ
格安SIMへは、今使っている大手キャリアの2年しばりが切れた時(契約更新月)が乗り換えの狙い目です。また、今より毎月5~6千円の料金が安くできて、「今のスマホの分割代金の残り分+解約金」を数か月でペイできるなら、すぐにでも乗り換えを考えるのもありではないでしょうか。長い目で見てお得ですよね。
コメント
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