NTT東日本・西日本が提供している光回線のフレッツ光は、2022年4月から最大10Gbpsの「フレッツ光クロス」を提供しています。
最大10Gbpsの光回線ということは知っていても、『自分が住んでいる場所は提供エリアなのかな?』『月額料金はいくら?』と、サービス内容についてはあまり知らなかったりしませんか?
また、フレッツ光クロスに興味を持っていて『実測速度はどれくらい出るんだろう?』と気になっている方も多いと思います。
この記事では、フレッツ光クロスの評判、提供エリア、実測速度、対応プロバイダなどを解説していきますので、フレッツ光クロスを検討している方はぜひ参考にしてくださいね^^
フレッツ光クロスのマンションタイプについては、下の記事で詳しく解説しています。
⇒フレッツ光クロスのマンションタイプはおすすめ?実測速度の評判やエリア・料金を解説
- フレッツ光クロスの評判
- フレッツ光クロスの提供エリア
- フレッツ光クロスの実測速度
- フレッツ光クロスの月額料金
- フレッツ光クロスの対応プロバイダ
※表記している価格は税込みです。
フレッツ光クロスでは最大10Gbpsの光回線
引用元 NTT東日本公式サイトより
フレッツ光はNTT東日本・西日本が提供している光回線サービスで、光回線の先駆け的存在です。
従来は最大1Gbpsのサービス「フレッツ光ネクスト」を提供していましたが、2020年4月から「フレッツ光クロス」という最大速度10Gbpsのサービスも提供開始しています。
下り(ダウンロード) | 上り(アップロード) | |
---|---|---|
通信速度 | 最大10Gbps | 最大10Gbps |
単純計算でフレッツ光ネクストの速度よりも10倍速いため、ネット検索はもちろんのこと、高画質の動画配信サービス、オンラインゲーム、さらにテレワークの方はオンライン会議も快適に利用できます。
なお、フレッツ光クロスが提供されるようになった背景には以下の理由があったようです。
- 4K・8Kを使った映像コンテンツが高品質化したこと
- オンラインゲームを始め大容量データ通信が増加したこと
- スマホで5G通信が本格提供されること
ひと昔前であれば最大1Gbpsでも全然問題ありませんでしたが、最近は映像が高画質化されたことでデータ量が増加したりして、1Gbpsでは徐々に厳しくなってきてしまったのです。
ちなみにTwitterなどの口コミを見ても、高画質の動画視聴やオンラインゲームを楽しみたい方は、NURO光やauひかりなどの10Gbpsサービスを利用している方が多いです。
フレッツ光クロスの評判は?
フレッツ光クロスを使っている人、または検討している人からの評判はどうなのかを見ていきましょう。
Twitterでフレッツ光クロスの評判を探してみましたが、実測速度、エリア、料金、この3つについての書き込みが多かったです。
実測速度の評判は良い
最大10Gbpsということもあり、さすがに速度についての評判は良いですね。
中にはダウンロード速度が7Gbpsの方もいるようで、70~90Mbpsの僕の家と比べたら100倍…。もう笑うしかないです^^;
フレッツ光クロスが9/20に開通しました。速度面で見ると光クロスのがどの時間帯に対してもauひかりホーム10ギガより速いかな?
まだ光クロスは利用者少ないだろうから今後どうなっていくか…。
ちなみにauひかりは最近夜間帯は3.0Gbps程度まで落ち込みます。#フレッツ光クロス#auひかり pic.twitter.com/pwkoVFr5lR— かっとび☆さいたま (@kattobi1300) September 21, 2022
フレッツ光クロス IPv4接続 IPoE IPv4 over IPv6(v6コネクト)の測定結果
プロバイダ: ASAHIネット
Ping値: 8.0ms
下り速度: 1193.9Mbps(超速い)
上り速度: 1521.36Mbps(超速い)https://t.co/Ag4LuVQPwY #みんなのネット回線速度— map.beer (@abem_tw) September 18, 2022
フレッツ光クロス開通したのでテスト!
とりあえずWi-Fiの速度
プロバイダ:ASAHIネット(有線はデスクトップに10GLANカード刺してないのでまた後日) pic.twitter.com/J61sPZeiou
— わっず⊿ / VISLIM (@vislim_) September 15, 2022
フレッツ光クロスって理論値ベースで10何%か下がるって公表されてるし、かなり理論値に近い数値出てるってことか。
これはたまたま出た数値(特にUL側)やけど、Dは7Gbps、Uは最低でも1Gbpsは安定して出てる。Uは調子良かったら2〜3Gbps出る。ただ、うちは分岐的に有利な物件だったってのはありそう pic.twitter.com/nycLHIZcZa
— ななじろー@新世界より (@nanajiroo) April 28, 2022
エリア拡大を喜ぶ口コミ
実測速度の次に多かったのが提供エリアについての書き込みですが、エリア拡大を喜ぶ口コミが多いです。
最大1Gbpsのフレッツ光ネクストに比べたら遠く及びませんが、お住まいの地域が提供エリアになったり、マンションタイプでも使えるようなったことを喜んでいる方が目立ちます。
おい!流山市全域フレッツ光クロス対応してんじゃねーか!エリア拡大のプレスリリースが出た時は、一部地域の所に書いてあったと思うんだけど、どうしたの?
— ArmGadge(あーむがじ) (@armgadge) September 8, 2022
フレッツ光クロス(10Gbps)が、いつの間にかエリア拡大してマンションタイプ出してるの胸熱。
スマートフォンで使うなら、Wi-Fi6(9.6Gbps)対応の機種って、Xperia上位機種やiPhone12ぐらいしか…— 5JO~ (@jo_newisland) September 5, 2022
やっと住んでるエリアでNTTフレッツ光クロスの提供開始してるから切り替えるかなー!ルーターもこれを機に変えたら10万以上出費かな
— Ryo Yamaguchi (@Ryo_Yamaguchi__) September 3, 2022
月額料金は高い…
『フレッツ光クロスの料金は高い』という評判も目立ちました。
フレッツ光クロスは元々の料金が高い上に別途でプロバイダ料もかかるため、他の10Gbpsサービスと比較したら割高感は否めません。
しかしぶっちゃけ思った、フレッツ光クロスすごく高いw
今まで1Gbpsでやってこれたし10Gbpsにする必要あるのかなと pic.twitter.com/uCnXTPumxM— 揺るぎないやす@ff14ヴァル鯖 (@FfxivYasu) September 14, 2022
フレッツ 光クロス対応 エリアになったけど料金高めだぬ
— madamxx (@xx_madam_xx) September 3, 2022
フレッツ光クロス、6050円に加えてプロバイダ料金も乗っかってくるからなあ…。
— sky-18 (@51C7_IS) August 5, 2022
フレッツ光クロスの提供エリアは随時拡大中
最大1Gbpsのフレッツ光ネクストはほぼ全国で利用できますが、フレッツ光クロスの提供エリアはまだ限られています。
NTT東日本エリア
東京都 | 23区、狛江市、調布市、三鷹市、府中市、稲城市、羽村市、国分寺市、小金井市、小平市、昭島市、清瀬市、西東京市、多摩市、東久留米市、東村山市、東大和市、武蔵村山市、武蔵野市、福生市、立川市、あきる野市、国立市、青梅市、町田市、日野市、八王子市、西多摩郡瑞穂町 |
---|---|
神奈川県 | 横浜市、川崎市、茅ケ崎市、綾瀬市、大和市、逗子市、藤沢市、平塚市、南足柄市、伊勢原市、足柄上郡松田町、相模原市、横須賀市、海老名市、鎌倉市、厚木市、座間市、小田原市、秦野市、愛甲郡愛川町、高座郡寒川町、足柄上郡開成町、三浦郡葉山町、中郡二宮町、中郡大磯町、足柄上郡大井町、足柄上郡中井町 |
千葉県 | 千葉市、市川市、習志野市、松戸市、白井市、浦安市、鎌ヶ谷市、市原市、成田市、船橋市、袖ケ浦市、大網白里市、東金市、八街市、木更津市、流山市、四街道市、柏市、茂原市、八千代市、君津市、銚子市、旭市、印西市、我孫子市、鴨川市、佐倉市、山武市、富里市、野田市、香取市、匝瑳市 |
埼玉県 | さいたま市、ふじみ野市、狭山市、坂戸市、志木市、新座市、草加市、鶴ヶ島市、富士見市、北本市、和光市、蕨市、秩父郡横瀬町、南埼玉郡宮代町、入間郡三芳町、飯能市、本庄市、三郷市、羽生市、越谷市、桶川市、加須市、吉川市、久喜市、熊谷市、戸田市、幸手市、行田市、鴻巣市、春日部市、所沢市、上尾市、深谷市、川越市、川口市、秩父市、朝霞市、東松山市、日高市、入間市、八潮市、蓮田市、白岡市、児玉郡神川町、秩父郡小鹿野町、比企郡滑川町、北葛飾郡杉戸町、北足立郡伊奈町、比企郡小川町、比企郡吉見町、入間郡毛呂山町 |
北海道 | 札幌市、室蘭市、石狩郡当別町、石狩市、登別市、苫小牧市、北広島市 |
宮城県 | 仙台市、塩竈市、岩沼市、気仙沼市、宮城郡七ヶ浜町、柴田郡村田町、柴田郡大河原町、石巻市、多賀城市、白石市、栗原市、大崎市、登米市、東松島市、富谷市、名取市、宮城郡利府町、柴田郡川崎町、遠田郡美里町、遠田郡涌谷町、黒川郡大衡村、黒川郡大和町 |
新潟県 | 新潟市 |
栃木県 | 宇都宮市、佐野市、小山市、真岡市、足利市、栃木市、那須塩原市、芳賀郡芳賀町、下野市、日光市、矢板市、塩谷郡塩谷町、塩谷郡高根沢町、那須郡那須町 |
群馬県 | 安中市、伊勢崎市、館林市、桐生市、高崎市、渋川市、沼田市、前橋市、太田市、藤岡市、北群馬郡吉岡町、北群馬郡榛東村、邑楽郡千代田町、邑楽郡板倉町、邑楽郡明和町、利根郡昭和村、みどり市 |
茨城県 | つくば市、ひたちなか市、笠間市、古河市、高萩市、桜川市、取手市、常総市、神栖市、水戸市、石岡市、潮来市、土浦市、日立市、龍ケ崎市、稲敷郡阿見町、稲敷郡美浦村、猿島郡境町、つくばみらい市、結城市、常陸大宮市、筑西市、北茨城市、東茨城郡茨城町、那珂郡東海村 |
長野県 | 長野市 |
上記のエリアであってもフレッツ光クロスが利用できない地域もありますので、正確なエリア判定をしたい人は、公式サイトでエリア検索をしてみましょう。
エリア確認方法
- NTT東日本の公式サイトにアクセスする。
- 郵便番号を入力する、または「住所から確認」するで検索。
- 「フレッツ光クロスのお申し込み」と表示されれば申し込み可能です。
NTT西日本エリア
NTT西日本エリアは以下の府県でフレッツ光クロスが利用できます。
大阪府 | 大阪市、堺市、岸和田市、豊中市、池田市、吹田市、泉大津市、高槻市、守口市、枚方市、茨木市、八尾市、泉佐野市、富田林市、寝屋川市、松原市、大東市、和泉市、箕面市、門真市、藤井寺市、東大阪市、泉南市、四条畷市、交野市、大阪挟山市、河内⾧野市、羽曳野市、摂津市 |
---|---|
和歌山県 | 和歌山市、田辺市、岩出市 |
京都府 | 京都市、宇治市、亀岡市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、木津川市、福知山市、舞鶴市 |
奈良県 | 奈良市、大和高田市、橿原市、香芝市、王寺町、大和郡山市、桜井市 |
滋賀県 | 大津市、彦根市、長浜市、近江八幡市、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、野洲市、東近江市 |
兵庫県 | 神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、芦屋市、伊丹市、加古川市、宝塚市、川西市、三田市、洲本市、豊岡市、赤穂市、西脇市、小野市、猪名川町 |
愛知県 | 名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、豊川市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、常滑市、江南市、小牧市、稲沢市、東海市、大府市、知立市、尾張旭市、岩倉市、日進市、清須市、北名古屋市、あま市、長久手市、犬山市、高浜市、豊明市、東郷町、扶桑町、蟹江町、東浦町、武豊町、幸田町 |
静岡県 | 静岡市、浜松市、沼津市、三島市、富士宮市、富士市、磐田市、焼津市、掛川市、藤枝市、御殿場市、袋井市、裾野市、⾧泉町、島田市、菊川市、吉田町 |
岐阜県 | 岐阜市、大垣市、高山市、多治見市、関市、羽島市、美濃加茂市、各務原市、可児市、瑞穂市、北方町 |
三重県 | 津市、四日市市、伊勢市、桑名市、鈴鹿市、亀山市 |
広島県 | 広島市、東広島市 |
岡山県 | 岡山市 |
愛媛県 | 松山市 |
福岡県 | 北九州市、福岡市、大牟田市、久留米市、飯塚市、行橋市、志免町 |
佐賀県 | 佐賀市、鳥栖市 |
熊本県 | 熊本市 |
鹿児島県 | 鹿児島市、鹿屋市、薩摩川内市 |
宮崎県 | 宮崎市 |
まだ利用できないエリアでも、今後のエリア拡大に期待しましょう。
エリア確認方法
- NTT西日本の公式サイトにアクセスする。
- 郵便番号、府県、電話番号、のいずれかで検索。
- 「ご指定の住所でご利用いただけるサービスがあります。」にフレッツ光クロスが表示されれば申し込みできます。
なお、フレッツ光クロスと同じNTTの回線設備を使ったソフトバンク光やドコモ光でも最大10Gbpsのサービスが提供されていますが、提供エリアはフレッツ光クロスと全く同じです。
⇒ソフトバンク光の10Gプランはおすすめ?実測速度やデメリットを解説
⇒ドコモ光10ギガの評判はどう?エリアや速度、料金など徹底解説!
フレッツ光クロスの実測速度はどれくらい出る?
フレッツ光クロスは最大10Gbpsですが、インターネットはベストエフォート型で提供されています。そのため、この数値はあくまでも規格上の最大値で、インターネットを利用する際の実測速度ではありません。
とは言うものの、「1Gbpsより10倍速い!」と聞くと実際にどれくらいの速度でインターネットが使えるのか気になりますよね?
様々なインターネット回線の実測速度を集計した口コミサイト「みんなのネット回線速度」によると、フレッツ光クロスの速度は以下のようになっています。
フレッツ光クロス | フレッツ光ネクスト | |
---|---|---|
平均ダウンロード速度 | 1,413.12Mbps | 272.47Mbps |
平均アップロード速度 | 1,631.13Mbps | 217.73Mbps |
平均Ping値 | 12.6ms | 20.6ms |
最大1Gbpsのフレッツ光ネクストの10倍とまではいきませんが、ダウンロード速度は約5.2倍、アップロード速度は約7.5倍速い速度が出ています。
ダウンロード速度だけでなくアップロード速度も速いということは、InstagramやTikTokに動画をアップしたり、YouTubeの動画配信もスムーズに出来そうですね。
なお、Ping値(ピング値・ピン値)とは「遅延」を意味し、サーバーからデータをダウンロードする際、サーバーに接続するまでにかかる時間を表しています。
特にオンラインゲームを行う場合はこのPing値が重要で、Ping値が高いとタイムラグが発生してしまいます。オンラインゲームを快適に行うためにはPing値は20ms以下が理想と言われていますので、フレッツ光クロスはストレスなくオンラインゲームが楽しめそうですね。
他社光回線の10Gbpsと実測速度を比較
フレッツ光クロス以外にも、ソフトバンク光やドコモ光などでも10Gbpsサービスは提供されています。他にも、NURO光・auひかり・地域限定の電力系光回線でも10Gbpsサービスが提供されるなど、以前よりも10Gbpsサービスが身近なものになってきました。
そのため、10Gbpsの光回線を検討していて『他の光回線と比較してフレッツ光クロスの速度は速いのかな?』と気になっている方も多いと思います。
では、フレッツ光クロスと他の光回線の実測速度を比較して見ましょう。
実測速度の平均(Mbps) | |
---|---|
フレッツ光クロス | 2,699.89 |
NURO光 10ギガ | 251.16 |
auひかり 10ギガ | 2,092.35 |
ドコモ光 10ギガ | 1,269.53 |
ソフトバンク光 10ギガ | 417.52 |
コミュファ光 10ギガ(東海・長野限定) | 1,864.91 |
eo光 10ギガ(関西限定) | 1,776.06 |
BBIQ 10ギガ(九州限定) | 1,615.29 |
上記の結果は、各光回線の10Gbpsサービスを使っている方がTwitterにアップしている実測速度を集計し、平均値を出したものです(2022年9月20日時点で最新の投稿者5名、BBIQは最新の投稿者4名)。
同じ最大10Gbpsの光回線でも速度が違うことが分かりますが、フレッツ光クロスの実測速度がスバ抜けて優秀ということがわかります^^
ひと昔前であれば「速度が速い光回線と言えばNURO光!」といった印象でしたが、最近はNURO光の速度についての評判があまり良くなく、『10Gbpsなのに2ケタ(100Mbps未満)しか出ない…』と嘆いている方もいるほどです。
フレッツ光・ドコモ光・ソフトバンク光はNTTの回線設備を使った光回線ですが、フレッツ光クロスが際立って速いです。独自回線を使ったauひかりや、コミュファ光・eo光・BBIQの地域限定の電力系光回線の速度も優秀ですがフレッツ光クロスには敵いません。
そのため、『少しでも速度が速い10Gbpsの光回線を使いたい』という方にはフレッツ光クロスはピッタリと言えそうです。
フレッツ光クロスの月額料金・初期費用
フレッツ光クロスの月額料金はNTT東日本エリア・西日本エリアで異なります。
NTT東日本エリア | NTT西日本エリア | |
---|---|---|
月額料金 | 6,050円+プロバイダ料 | 1~2年目:4,180円 3年目以降:5,720円 +プロバイダ料 |
初期工事費 | 22,000円 | |
事務手数料 | 880円 |
プロバイダ料はプロバイダによって異なりますが、1,300~2,500円くらいです。
月額料金と合わせると、6,000~7,000円ほどになると考えると良いでしょう。
Draft IEEE802.11ax対応のWiFiルーターは550円でレンタル可能
フレッツ光クロス対応 WiFiルーター | |
---|---|
レンタル料 | 550円 |
初期費用 | 自分で設置する場合:無料 工事業者が行う場合:設置工事費1,650円/設定工事費1,100円 |
フレッツ光クロスの提供に伴い、WiFiルーターも最新の「WiFi6」(Draft IEEE802.11ax)対応になり、上り・下りともに通信速度は最大2.4Gbpsへと高速化しています。
WiFiルーターは月額550円でレンタルすることが可能で、初期費用は自分で設置する場合と工事業者に行ってもらう場合で異なります。
なお、業者が設定を行ってくれるのは東日本エリアのみとなっていて、西日本エリアで機器設定を希望する場合は、「セットアップサービス」や「訪問サポートサービス」の申し込みが必要です。
フレッツ光クロスを利用する際の注意点
実測速度が速く、大手のNTTが提供している安心感もあるフレッツ光クロスですが、導入する前に知っておきたい注意点が3つあります。
- 10ギガプランでは料金が高め
- 対応プロバイダが少ない
- 10ギガ対応の機器が必要
1.10ギガプランでは料金が高め
最大通信速度10Gbpsのプランは他社の光回線でも提供されていますが、それらと比較するとフレッツ光クロスの料金は高めに設定されています。
他の光回線では回線とプロバイダが一体になったプランを提供しているため、フレッツ光クロスのようにプロバイダ料がかかりません。
また、工事費が実質無料になるキャンペーンを実施している事業者が多いです。
月々の料金の安さ・初期費用の安さを優先するなら、他社を検討した方がいいと思います。(おすすめの光コラボは記事の最後で紹介しています)
2.対応プロバイダが少ない
通常の1Gbps(フレッツ光ネクスト)で利用できるプロバイダは何百種類とありますが、フレッツ光クロスに対応しているプロバイダは限られています。
有名どころだと次のようなプロバイダが使えますが、地域によっては対応していないケースもあります。
- @nifty
- ASAHIネット
- enひかり
- インターリンク
- OCN
- BIGLOBE
フレッツ光クロスの対応プロバイダはこちらで確認ができます。
→NTT東日本エリア(IPv6 IPoE方式・IPv4/IPv6 PPPoE方式)
→NTT西日本エリア(プロバイダ一覧)
なお、人気のプロバイダの平均実測速度は次のようになっているので、プロバイダ選びの参考にしてみてください。
平均実測速度 (ダウンロード) | Ping値 | |
---|---|---|
フレッツ光クロス × @nifty | 1,050.62Mbps | 11.2ms |
フレッツ光クロス × ASAHIネット | 1,359.4Mbps | 8.95ms |
フレッツ光クロス × enひかり | 1,326.68Mbps | 10.02ms |
フレッツ光クロス × インターリンク | 787.97Mbps | 10.85ms |
3.10ギガ対応の機器が必要
10Gbps回線のポテンシャルを最大限に発揮するためには、「10GBASE-T」対応のLANカード(1万円程度)と、「カテゴリー6A」以上のLANケーブル(500~1,000円程度)が必要です。
光回線が10Gbpsであっても、カテゴリー5e(1Gbps)のものを使用している場合は、最大で1Gbpsまでしか出すことができません。
無線で10Gbpsの速度で通信したい場合は、WiFi6に対応したスマホやタブレットが必要です。
機器は一度購入すれば長く使うものなので、先行投資と思って少しずつ揃えていくと良いと思います。
フレッツ光クロスよりも他社の10ギガプランがおすすめ
先ほどもお伝えしましたが、フレッツ光クロスは他社の10ギガプランと比較すると月額料金が割高で、工事費が無料になるキャンペーンなども実施していません。
個人的には、10ギガプランを契約するなら他社の10ギガプランの方がおすすめです。
下の表を見ると分かるように、他社では工事費割引のキャンペーンやスマホのセット割を実施している事業者が多いです。
月額料金 | 工事費 | スマホセット割 | |
---|---|---|---|
フレッツ光クロス | 東日本:6,050円 西日本:4,180~5,720円 +プロバイダ料 | 22,000円 | – |
ソフトバンク光 | 1~12ヶ月目:5,720円 13ヶ月目~:6,930円 | →実質無料 | ソフトバンク ワイモバイル |
ドコモ光 | 6,380円 | 無料 | ドコモ |
ASAHINet光 | 1~24ヶ月:6,578円 25ヶ月目~7,128円 | →実質無料 | au、UQモバイル、ANSIM |
enひかり | 5,445円 | 無料 | UQモバイル、ahamo、povo |
NURO光 | 5,700円 | →実質無料 | ソフトバンク |
auひかり | 1〜36ヶ月目:5,610~6,468円 37ヶ月目~:6,798円 | → 実質無料 | au UQモバイル |
上記のうち、ソフトバンク光、ドコモ光、ASAHINet光、enひかりはフレッツ光の卸売りのサービス(光コラボレーション)なので、フレッツ光クロスと回線の品質は同等、提供エリアも同じです。ちなみに、光コラボの10ギガプランの最安はenひかりの「enひかりクロス」です。
光コラボなら品質は変わらず、安い月額料金・工事費が無料・スマホのセット割などのメリットがあるのでおすすめですよ。
NURO光とauひかりは独自の回線設備を使用していますが、通信速度が速い光回線として人気が高いです。
興味がある方は、下の記事を参考にしてみてください。
⇒ソフトバンク光の10Gプランはおすすめ?実測速度やデメリットを解説
⇒ドコモ光10ギガってどう?エリアや実測速度の評判を徹底解説
⇒NURO光の10Gは契約すべき?実測速度やエリア・注意点を解説
⇒auひかり10Gと5Gを徹底解説!エリア・実測速度・料金・注意点のまとめ
まとめ
今回は、フレッツ光クロスの評判や実測速度、提供エリアなどについて解説してきましたが、いかがでしたか?
実測速度に関しては申し分ないと言えますが、ネックになるのが月額料金の高さです。月額料金だけで比較した場合はそこまで大きな差はありませんが、フレッツ光クロスは別途でプロバイダ料がかかるため、トータルで考えると他の10Gbpsサービスより割高と言わざるを得ません。
全国にエリア拡大するまでには少し時間を要しそうな気がしますが、いずれはNURO光の10Gbpsよりも使えるエリアは広くなると思います。
ただ、フレッツ光クロスと同じNTTの回線設備を使った光コラボのソフトバンク光やドコモ光でも10Gbpsサービスは提供されていますので、月額料金の安さ、キャンペーン、スマホとのセット割、などを考えた場合にはそちらの方がお得だと思います。
以下の記事では10Gbpsサービスが使える光回線を紹介していますので、良かったら参考にしてみてください^^
コメント
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