
「WiMAXは遅い!」「最近WiMAXの通信速度が急に遅くなった…」といった内容でお困りですか?
「通信速度が遅い」という場合は、何かしらの原因が必ず隠れています。
その原因を調べて適切な対策をとれば、WiMAXが快適に使えるようになる可能性があります。
本文では、WiMAXが遅い場合の原因8つと対処法の他に、WiMAXが遅いときに行うべき速度測定の方法などについて解説していきます。
※表記している価格は税込みです。
目次
「WiMAXが遅い」と思ったらまずは実測速度を計測する
利用中のWiMAXが「遅い」と感じた際は、まず通信速度の実測値を計測しましょう。
「通信速度の計測」なんて書かれてしまうと「ややこしい手順や専門知識が必要」と構えてしまいそうですが、そこは心配ご無用です。
次の項目では、誰でもできる簡単な通信速度の計測方法を解説していきます。
スピードテストで簡単に速度測定できる
「WiMAXの速度なんてどうやって測定するの?」という方も少なくないと思いますが、通信速度の計測は特定のサイトにアクセスすることで簡単に行うことができます。
WiMAXの速度測定を行えるサイトは複数存在しますが、その中でも特に簡単に利用できるサイトをいくつかご紹介していきましょう。
Fast.com
画像元:Fast.com
BNRスピードテスト
画像元:BNRスピードテスト
Googleスピードテスト
画像元:Googleスピードテスト
※前提として、下記サイトにアクセスする端末(スマホやパソコン)と速度測定を行うWiMAXを接続しておく必要があります。
WiMAXが快適に使える実測速度とは?
「WiMAXの速度が遅い」と感じて通信速度の実測を測定したとしても「サービスを快適に利用できる通信速度」を理解していなければ、いくら速度を測定しても曖昧な数値になってしまいますよね。
そこで、主要なWebサービス別に「快適に利用するために必要な通信速度」を表でまとめておきましたので、WiMAXの実測測定を行う際の参考にしてください。
Webサイト閲覧 | テキストが主なサイト | 1Mbps |
---|---|---|
テキストと画像が多く含まれるサイト | 3Mbps | |
動画視聴 | 4K | 20Mbps |
1080p | 5Mbps | |
720p | 2.5Mbps | |
480p | 1Mbps | |
360p | 0.7Mbps | |
オンラインゲーム | スマホ | 5Mbps |
パソコン | 25Mbps以上 | |
SNS | 写真投稿・ビデオ通話 | 3Mbps |
動画投稿・データファイル共有 | 10Mbps | |
メール送受信(LINEのメッセージ) | 1Mbps |
※表記されている通信速度はあくまで目安の数値で、利用するサービスによって必要な通信速度は大きく異なる場合があります。特にオンラインゲームはタイトルによって50~100Mbps程度の通信速度を求められる場合もあります。(多人数同時参加型タイトルなど)
WiMAXの速度が遅い原因8つと対処法
次に、WiMAXの速度が遅くなる8つの原因とその対処法について解説していきましょう。
そもそも、WiMAXが遅いと感じた際に取るべき行動は次のとおりです。
- WiMAXが遅いと感じる
↓ - WiMAXの実測を測定する
↓ - WiMAXが遅い原因を調べる
↓ - WiMAXが遅くなっている原因を改善する対策を行う
正直なところ、通信速度が遅い場合「〇〇をすれば必ず改善できる」という万全の対象方はありません。
しかし闇雲に色々な方法を試すよりも、下記の項目を踏まえた上で通信速度の改善を図るほうが問題解決の近道になることは確かです。
不要な手間やストレスを省くためにも、これらの内容はしっかりと把握しておいてくださいね。
1.利用場所がWiMAXのエリア外
WiMAXには、そのサービスを提供するための電波を「受信できる地域=エリア内」と「受信できない地域=エリア外」が存在します。
建物の影響や周囲の電波の影響ではなく、その地域全般に電波が届いていないせいで「圏外」になってしまう場所がエリア外です。
そして、利用場所がWiMAXのエリア外であった場合はどうしようもありません。
この場合は、そもそもWiMAXの電波を利用することが出来ない状況下にあるため「改善方法が存在しない」という結論に至ってしまいます。WiMAXがエリア外であれば他の通信手段を探しましょう。
肝心のWiMAXのエリア内外を確認する方法は簡単で、コチラから誰でも調べることができます。
大まかなエリアを確認したい場合は、希望の地域をクリックして、その地域が紫色に塗られていればエリア内と判断できます。
詳しく確認したい場合は、指定住所を入力すればピンポイントでエリアを確認することも可能です。
住所入力をしてエリア確認をする場合は画面左上に「〇、△、X」でそのエリア内での利用判定が確認できます。
2.3日で10GBの速度制限にかかっている
WiMAXは3日で10GBを超過したデータ通信を行うと、翌日の18時~翌2時頃(ネットワーク混雑時間帯)まで速度制限がかかってしまいます。
このWiMAXの3日/10GB制限にかかってしまったことが原因で、通信速度が遅くなってしまっていることも多々あります。
「昨日までは普通に使えていたのに、同じ場所で急に速度が遅くなった」といった場合は、一度WiMAXのデータ利用量を確認してみましょう。
ただし、現在はサービスの改善により※速度制限がかかっている状態でも1Mbps程度の通信を行うことができるようになったため、低~中画質程度の動画を見ることは可能です。
※以前の速度制限時の最大通信速度は128kbps
3.ハイスピードエリアモードで7GB使ってしまった
WiMAXは一部機種で「『WiMAX2+』を利用したハイスピードモード」と「『au 4G LTE』を利用したハイスピードプラスエリアモード」という2パターンの通信モードを利用することができます。
この2つの通信モードは以下のような特徴をもっています。
・月間のデータ通信量は無制限
・3日で10GBの通信を行うと翌日1Mbps程度に速度制限がかかる
・au 4G LTEよりもエリアが狭い
・月間のデータ通信量は7GBまで
・ハイスピードプラスエリアモードで利用したデータ通信量も3日で10GBの制限に加算される
・WiMAX2+よりもエリアが広い
そして注意したいのは、ハイスピードエリアモードで7GBの通信量を超過した月はハイスピードモードも翌月1日まで速度制限がかかる、という点です。
しかもこの場合、ハイスピードモードの制限(3日/10GB超過で翌日1Mbps)とは異なり、128kbpsの制限が翌月1日までかかってしまいます。
そうならないためにも、ハイスピードプラスエリアモードを利用する際はデータ利用量に注意しましょう。
4.電波が届いていない
利用場所がWiMAXのエリア内であっても「周囲の電波状況・電波を遮る障害物の有無」などによって、WiMAXに電波が届いていない場合があります。
もちろん「電波が届いていない=速度が遅い・通信が途切れる」という状態です。
この場合は次のような対処法が考えられます。
- WiMAXの設置場所(利用場所)を変えてみる。
例:部屋の中心は電波が悪いが窓際は電波が良い
- WiMAXの場所と接続端末の距離が離れている場合はWiMAXの近くで利用する。
例:2階のスマホから1階に置いているWiMAXに接続したけど電波が弱かったため、1階でスマホを利用した - ハイスピードプラスエリアモードで接続する。
例:高層階の建物でWiMAX2+の電波が入らないため、7GBのデータ量に気を付けてハイスピードエリアプラスモードで利用する
5.家族みんなで接続している
「1台のWiMAXに家族みんなで接続している」といった状況も、WiMAXの通信速度が遅くなる原因の1つとして考えられます。
複数人での接続は「WiMAXの通信速度をみんなで分け合って利用する」という形になり、動画視聴などの大きな通信を利用すればするほど接続したみんなの通信速度が遅くなってしまうわけですね。
もちろんこの場合の対処法は「接続する台数を減らす」ですが、家族内で「誰がWiMAXを使うか」で揉めたりはしないでくださいね。
6.旧WiMAX回線を使っている
WiMAXには現在提供されている「WiMAX2+」とは別に、2020年3月31日を以てそのサービスの提供が終了した「旧WiMAX」の回線が存在しました。
旧WiMAXの回線を利用していたユーザーでWiMAX2+に対応した機種を利用している方は自動的に旧WiMAXからWiMAX2+に電波が切り替わっていますが、旧WiMAXの回線にのみ対応している機種を利用している方は現在WiMAXのサービスを利用することができません。
したがって、旧WiMAX回線にのみ対応した機種を使っている場合は、どんなに電波状況が良い環境下にいても「遅いどころか使えない」という状態になっています。
もし、運よくWiMAX2+の回線にも対応した機種を利用している方であっても、「機種自体が型落ち状態で高速回線に対応していない」ためやはり「遅い」と感じてしまうでしょう。
そもそも旧WiMAXは理論値である最大通信速度が「13.3Mbps」で前時代の通信サービスに対応した回線です。
技術の発達とともに、現代の通信サービスに対応するために「最大通信速度(最大1Gbps超え)・電波強度」などさまざまな点を改善されたWiMAX2+と旧WiMAXとではその利便性に大きな差が開いています。
この旧WiMAX回線から機種やプランを変更せず利用されている方は、電波状況やエリアによって改善できるものではないので、思い切って最新のWiMAX2+への買い替えをしましょう。
WiMAX2+ならGMOとくとくBBがおすすめ
一口にWiMAX2+といっても「契約窓口が沢山あってどれを選んで良いのか分からない!」と頭を抱えてしまいますよね。同じ製品・同じサービスを利用するなら少しでもお得な窓口で申し込みたいものです。
そんな方へおすすめの申し込み窓口が「GMOとくとくBB」です。
パターン1 (キャッシュバック) | パターン2 (月額大幅割引) | ||
---|---|---|---|
月額料金 | 1〜2ヶ月目 | 3,969円 | 2,849円 |
3〜24ヶ月目 | 4,688円 | 3,678円 | |
25ヶ月目~ | 4,688円 | ||
事務手数料 | 3,300円 | ||
端末代金 | 0円 | ||
最大通信速度 | 1.2Gbps(440Mbps) | ||
通信量 | 10GB/3日 | ||
エリア | WiMAX 2 + au 4G LTE | ||
契約期間 | 3年 | ||
解約金 | ~12ヶ月目:20,900円 13~24ヶ月目:15,400円 26ヶ月目~:10,450円 | ||
キャッシュバック | 最大32,000円 | ー |
GMOとくとくBBでWiMAX2+を申し込むメリットは、何と言っても最大32,000円の高額キャッシュバックです(パターン1)。また、端末代金もキャンペーンで無料です。
ただ、キャッシュバックの受け取りは約1年後と少し遅めです。「そんなに待っていられない」という人は、キャッシュバックではなく月額料金割引の方(パターン2)を選ぶと、面倒な手続きなしでお得になるのでおすすめです。
7.周囲にWiMAXユーザーが多い
「周囲にWiMAXユーザーが多い」という状況も通信速度が遅くなる原因の1つとして考えられます。
WiMAXは電波を利用するサービスですので、その電波を利用する人数が多ければ多いほどやはり通信速度が低下してしまいます。
この場合に見られる症状としては「いつも夜になるとWiMAXが遅くなる」「WiMAXが遅い特定の時間帯がある」といったものが代表的です。
エリア外と同じで、この場合の改善策はありません。
しばらく様子を見て通信速度が遅いままであれば、光回線などへの乗り換えがおすすめです。
8.オンラインゲームをしている
オンラインゲームのプレイ時に遅いと感じる場合は、次の方法を検討してみましょう。
まず、結論からお伝えするとWiMAXはオンラインゲームには不向きな通信サービスです。
もちろん問題なくプレイできるタイトルも存在しますが、主に対戦型(特に多人数同時参加型)のゲームなどは「遅延・処理落ち・フリーズ」といった現象が多発してしまうことがあります。
楽しいはずのゲームでストレスを溜めてしまうことにならないよう、オンラインゲームを多用する方は1Gbps以上の光回線への乗り換えがおすすめです。
遅いのが改善しないならWiMAXは解約して光回線に乗り換えよう
どのような改善策を試してもWiMAXの速度が遅いままであれば、WiMAXは解約して光回線への乗り換えをするのがベストです。
特に下記の項目に当てはまる方は、WiMAXよりも光回線がおすすめといえるでしょう。
- オンラインゲームを楽しむ方
- 動画配信サービスを長時間利用する方
- 家族みんなでWi-Fiを使う方
自身の用途に合わせた通信サービスを選ぶことが、快適なインターネットライフを過ごす第一歩です。
以下の記事でおすすめの光回線をご紹介していますので、興味がある方は見てみてください。
→これで解決!固定回線かモバイル回線かを選ぶときのポイントを解説
→速い光回線おすすめ5選!もうネットの速度で悩まない!
→【2023年度版】ここが一番安い!厳選インターネット回線をご紹介!
まとめ
今回は「WiMAXの速度が遅いときの原因と対処法」として解説してきました。
「WiMAXは遅い」と悲観してしまう前に、一度改善を試みてみてください。
原因を調べて適切な改善を行うことによって、驚くほど簡単にWiMAXの速度が速くなることもあります。
通信速度改善の近道になるように、もう一度本文の内容をおさらいしておきましょう。
- WiMAXが遅い場合はまず速度測定
- WiMAXが遅い場合の原因の対処法
- WiMAXのお得な申し込み窓口はGMOとくとくBB
- どうしてもWiMAXが遅い場合は光回線へ乗り換え
もしどのような方法を使ってもWiMAXの速度が遅いままであれば、思い切って光回線への乗り換えもおすすめです。