
以前、WiMAX2+端末を使ったBluetoothテザリングの設定方法の記事を書きましたが、『結局テザリングって別にWi-FiでもUSBケーブルでも出来るしどれが良いの?』と思いますよね?
今回は実際にWiMAX2+端末を親機として、USBケーブル・Wi-Fi・Bluetooth接続の3つのテザリング方法で通信速度を測りました。
それぞれの通信速度や特長が分かれば、自分がテザリングするときに用途に合わせた方法を選べますね。
※表記している価格は税込みです。
目次
速度を測ってみよう
今回使用するデバイス
今回の測定で実際に使う機器は、親側がWiMAX2+端末の「Speed Wi-Fi NEXT WX01」、WiMAXにつなげるデバイスとして「Surface Pro 2」と、管理人が愛用していた3年前のAndroidスマホ XPERIAのSO-05Dを使用します。(この記事は2015年に書いたものです)
『Androidでテザリングやらないの?』と思うかもいるかもしれませんが、格安SIMを使っているためテザリング機能が使えません。
ちなみに、iOSには今回使用するWX01のBluetooth子機として接続するためのPANUプロファイルがないため使用できません。
測定した場所
測定した場所は管理人の仕事場でオフィスビルの2Fです。
WiMAX2+の電波は4本入る窓際に設置し、自席から測定するので、WiMAX端末までの距離は約2mほどです(USB接続のときは、ケーブルが届く位置に近づきました)。
測定方法
スピードテストサイトはSPEEDTESTをパソコンからのWebサイトとスマホのアプリ両方で利用。 USBケーブルとWi-Fi、そしてBluetoothのテザリング方法でそれぞれでスピードテストしました。
測定パターン
テザリングで以下の4パターンを測ります。
- USB接続で測定
- Wi-fi接続(2.4Ghz)で測定
- Wi-fi接続(5Ghz)で測定
- Bluetooth接続で測定
そして速度を測ってみた結果…
結果はこんな感じになりました
USB接続の場合
WiMAXとぶらさがるデバイスをUSBケーブルで接続するので、Surfaceのみで測定。
思っていたより下り(ダウンロード)の速度が出なく、何度か繰り返しましたがほぼ同じような結果でした。上り(アップロード)の速度も遅いのかなという印象です。
USB接続はケーブルが届く範囲にいないといけないのが不便ですが、パソコンからWiMAX端末に充電しながら通信できるので、テザリング親機のバッテリーは持ちますがパソコンのバッテリー消費は上がってしまいます。
外でも電源が確保できて、安定した速度が欲しいときはこの方法ですね。
Wi-Fi接続の場合
2.4Ghzと5Ghzで測定しましたが、Surfaceは5Ghz帯を選択することができずに断念しました。2.4Ghzのみで測りましたが、Androidは両方の周波数で測ってます。
2.4Ghz使用時
Surfaceからの速度はこんな結果です。
Androidスマホからはこんな感じになりました。
計測に使ったデバイスの性能の差なのか、Surfaceの方がスマホよりも倍近く下りの速度が出ました。ping値(応答速度)もSurfaceの方が速いですが、上り速度に関してはほぼ同じですがスマホが若干速い結果となりました。
2.4GHzは遠くまで届きやすいといったメリットがあります。壁や床などの障害物にも強い反面、Wi-Fiだけでなく電子レンジなどの家電や他の機器の干渉も受けやすいです。
5Ghz使用時
Androidスマホのみですが、こんな感じになりました。
Surfaceの2.4Ghzと下り・上りと同じくらいの速度が出てますね。ただしping値が遅い…
5GhzはWi-Fi専用の電波のため家電が出すWi-Fiと干渉しないといったメリットがあり、それもあってか速いです。ですが、2.4Ghzとは逆に壁や床などの障害物には弱かったりします。
Wi-Fiテザリングは速度もあり、ケーブルもいらず、どのデバイスもつながるので一番使いやすい方法だと思います。ですが、デバイスのバッテリー消費が早いので、電源がないところで使うにはバッテリー残量を気にしながら使いましょう。
Bluetooth接続の場合
Surfaceで結果はこうなり、
スマホからはこうなりました。
デバイスに関係なく結果が同じような感じです^^;
きっとBluetooth自体がボトルネックなんでしょうね。下り速度は1Mbps台なのでブラウジングは遅くてイライラしますが、メールやLINEなどを使いたいときにはこれで充分です。
Bluetoothテザリングのメリットはデバイスのバッテリー消費が少ないので、外で電源がない時や、比較的長い時間使いたいときなど便利ですよ。
結局…
USBテザリングがいまいち速度が出ない結果となりました。
もっと、何十Mbpsと出ていれば実際に使おうかなという所ですね。Surfaceの2.4Ghz Wi-Fiテザリングや、スマホの5Ghz Wi-Fiテザリングとほぼ同じとは…
使ったUSBケーブルが微妙だったのかUSB接続はケーブルを変えて今後リトライしてみようと思います。
まとめ
今回のスピードテストでは、
- 速度が欲しいならWi-Fiテザリングで全然良い
- バッテリー節約ならBluetoothテザリング
という結果になりました。
自分の環境で実際にやってみると、思っていたのと違うので大事ですね。もっと快適にインターネットを使えるように、試せる環境があれば実際にやってみてテザリングを使いこなしちゃいましょう。
ついでですが、僕が今まで調べた中でお得だなと思えるモバイルルーターもご紹介しておきますね。ご参考まで。
MONSTER MOBILE:ポケットWiFi最安級
引用元 MONSTER MOBILE公式サイトより
光回線の「@スマート光」の提供元である株式会社NEXTが提供しているモバイルルーター。
何より月額料金が格安で、とにかくコスパの良いWiFiルーターを探している人に最適です。
縛りなしプラン | 1年契約プラン | ||
---|---|---|---|
月額料金 (マンスリー) | 20GB/月 | 2,640円 | 2,090円 |
50GB/月 | 3,190円 | 2,640円 | |
100GB/月 | 3,938円 | 3,388円 | |
月額料金 (デイリー) | 2GB/日 | 3,278円 | 2,728円 |
3GB/日 | 3,828円 | 3,278円 | |
5GB/日 | 4,378円 | 3,828円 | |
事務手数料 | 3,300円 | ||
端末代金 | 0円 | ||
最大通信速度 | 下り:150Mbps/上り:50Mbps | ||
回線 | ドコモ、au、ソフトバンク | ||
契約期間 | なし | 1年 | |
解約金 | なし | 1年目:10,780円 2年目以降~:3,300円 |
2G/日のプランなら月63GBまで利用可能でこの料金は破格です。
いつ解約するか分からない、試しに使ってみたいという人は、縛りなしプランを選べばいつ解約しても解約金がかかりません。プラン変更(手数料1,100円が必要)もできるので、まずは縛りなしプランを契約して継続したくなったら1年契約プランに変更するのもアリです。(1年契約プランから縛りなしプランへの変更は不可)
月額料金の安さの他にも、
- マルチキャリア(ソフトバンク、au、ドコモ)で繋がりやすい
- 通信量を追加できる
- 海外で利用できる
といったメリットがあります。
通信量の追加はスマホと同じで、500MB(225円)から最大30GBまでチャージすることができます。面白いサービスですね。
海外で利用するにはデータチャージ料がかかりますが、海外旅行や海外出張の際に別途Wi-Fiルーターを契約する必要がないので楽ちんです。
モンスターモバイルについては以下の記事を参考にしてみてください。
⇒安いと評判のポケットWiFi「MONSTER MOBILE」を申し込んでみた!
⇒安い・縛りなし!ポケットWiFiの「MONSTER MOBILE」とは?
GMOとくとくBB WiMAX +5G:キャンペーンが充実
引用元 GMOとくとくBB公式サイトより
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ギガ放題プラス | |
---|---|
月額料金 | 1~2ヶ月目:2,079円 3~36ヶ月目:4,389円 37ヶ月目~:4,444円 |
事務手数料 | 3,300円 |
端末代金 | 0円 |
通信量 | 無制限 |
回線速度 | 最大2.7Gbps |
回線 | WiMAX 2+, au 4G LTE, au 5G |
契約期間 | 3年(自動更新) |
解約金 | 1~12ヶ月目:20,900円 13~24ヶ月目:15,400円 25ヶ月目~:10,450円 |
ただし、使い放題ではあるものの、一定期間に大量のデータ通信を行うと速度制限されてしまうので注意しましょう。
また、キャッシュバックをもらうまでの手続きが大変だったり、解約をするための手続きがWeb完結ではなく書面のやりとりもあるので、下手すると余分に1ヶ月分の月額費用を取られて解約金も取られて…となります。
良くできていると言うか何と言うか…
キャッシュバック手続きをきちんと把握した上で申し込まないと、『キャッシュバック申請の期限が切れてて貰えなかった(泣)』となってしまうので気を付けてください。