ポケットWiFiとWiMAXの違いは?それぞれを比較しおすすめの選び方を解説!

ポケットWiFiとWiMAXの違いは?それぞれを比較しおすすめの選び方を解説!

ポケットWiFiとWiMAXって、同じような商品なのに2種類の記載があってややこしいですよね。

それは、ポケットWiFiとWiMAXでは、通信速度や料金面に違いがあるからです。

その違いを理解しないまま契約すると、後から「もっとお得な契約方法があったんだ」と後悔してしまうことになります。

この記事ではポケットWiFiとWiMAXの違いについて分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

※表記している価格は税込みです。

ポケットWiFiとWiMAXの違い

まずは、「ポケットWiFi」と「WiMAX」の違いについて解説していきます。

ポケットWiFiとは?

ポケットWiFiでよく使われる端末
FS030WU2s

ポケットWiFiとは、もともとワイモバイルの提供しているモバイルルーターの商品名の「Pocket WiFi」から波及したものです。

現在では、ワイモバイルの商品だけでなく、持ち運びできるWiFiルーターのことを全て「ポケットWiFi」という風に言ったりします。

使われている電波も、ワイモバイルと同じソフトバンクの電波だけでなく、ドコモやauの電波を利用しているモバイルルーターもポケットWiFiに含まれます。

要はポケットWiFiとは、持ち運びできるWiFiルーターの総称ということですね。

ポケットWiFiは多種多様な会社が提供しているので、選ぶ際には料金面だけでなく、使えるデータ通信量の上限や契約期間も比較してから契約しましょう。

WiMAXとは?

WiMAX Speed Wi-Fi 5G X11

WiMAXとは、ドコモ・au・ソフトバンクのようなキャリアの回線ではなく、UQコミュニケーションズが提供している「WiMAX」という電波を使用しているポケットWiFiのことを言います。

一般的にはUQ WiMAXとそのプロバイダのことを「WiMAX」それ以外のモバイルルーターを「ポケットWiFi」と区別して呼んでいます。

両者を区別するときは、WiMAXかそれ以外かで判断するとわかりやすいですね。

現在契約できるのは、5G(ファイブ・ジー。最新の通信規格のこと)に対応した「WiMAX+5G」というタイプになります。

WiMAXには、本家大本の「UQ WiMAX」と、Broad WiMAXやGMOとくとくBBのようなプロバイダがあります。

どのプロバイダを選んでも通信速度やエリアは同じですが、料金プランやキャンペーンは異なるため、複数のプロバイダを比較して選ぶとお得に契約することができます。

ポケットWiFiとWiMAXを比較

ではここから、

  • 通信速度
  • データ通信量
  • 月額料金
  • 契約期間の有無
  • エリア(繋がりやすさ)

の5つの面でポケットWiFiとWiMAXを比較していきたいと思います。

WiMAXは通信速度が速い

WiMAXは、ポケットWiFiよりも通信速度が出やすい周波数帯を利用しているので、通信速度が速いです。

 ポケットWiFiWiMAX+5G
最大通信速度(下り)150Mbps3.9Gbps
(3,900Mbps)

WiMAXの最大速度は、一般的なポケットWiFiの26倍となっています。

ただし、これは5G対応エリアで利用した場合で、4G対応エリアでのWiMAXの最大速度は440Mbpsです。2022年9月以降は5G対応エリアの拡大に伴い440Mbpsから220Mbpsに変更になりますが、それでもポケットWiFiよりも速いです。

WiMAXの5G対応エリアはこちらで確認できます。
WiMAX対応サービスエリア

なお、最大速度は規格上の数値で、実際の速度はWiMAXもポケットWiFiも20~70Mbpsほどですが、環境が良ければどちらも問題なく利用できます。5G対応エリアならもっと高速通信が可能で、WiMAX+5Gでは100Mbpsを超えることも珍しくありません。

WiMAXはデータ通信量が無制限

WiMAXはデータ通信量に制限がなく、基本的に使い放題となっています。

直近3日間のデータ通信量が多いと速度制限がかかることがありますが、相当なベビーユーザーでない限りは速度制限がかかることなく使えているようです。

ポケットWiFi
WiMAX+5G
データ通信量/月20~300GB無制限
※直近3日間のデータ通信量が多いと速度制限がかかる場合がある

それに対して、ポケットWiFiは月20~100GBのプランが一般的で、一部のポケットWiFi事業者(FUJI WiFi限界突破WiFiなど)では月100GBを超える大容量プランも提供しています。

ポケットWiFiの場合は月20GB、30GB、50GB、100GBなど通信量は様々なので、自分に合った通信量を最低限の料金で使うことが可能です。

ポケットWiFiは料金が安い

WiMAXと比較するとポケットWiFiの料金は安いです。

ポケットWiFiWiMAX+5G
月額料金
どこよりもWiFi:100GBプランで3,058円端末発送月:1,089円
1~12ヶ月目:3,784円
13~35ヶ月目:4,334円
MONSTER MOBILE:50GBプランで2,530円
Air-WiFi:100GBプランで3,278円
※WiMAXはGMOとくとくBBで契約した場合

上の表を見ると分かるように、ポケットWiFiなら月2,000~3,500円程度で利用できます。

WiMAXは、申し込み時にキャッシュバックがもらえるキャンペーンを実施しているプロバイダ(例えば、GMOとくとくBBならキャッシュバック25,500円)もありますが、キャッシュバックを考慮しても実質の月額料金がWiMAXよりもポケットWiFiの方が割安な場合がほとんどです。

ポケットWiFiもWiMAXも契約期間に縛られない

ポケットWiFiは2年契約が一般的ですが、プランによっては契約期間の縛りのないものも存在します

それに対してWiMAXも、以前は3年契約が主流でしたが現在は2年契約や契約期間がないものが増えてきました。ただ、2年契約の場合は途中解約をしてしまうと、最大で3,800円程の解約金がかかってしまいます。

 ポケットWiFiWiMAX+5G
契約期間

どこよりもWiFi:2年契約
(縛りなしプランなし)
2年契約
BIGLOBE WiMAXは、カシモWiMAXは縛りなし
MONSTER MOBILE:2年契約
(縛りなしプランあり)
Air-WiFi:1年契約
(縛りなしプランあり)

なので、1年間だけ使いたい方や2年先も利用するかわからないという方は、縛りなしプランがあるポケットWiFiやWiMAXを使うのがおすすめです。

なお、ポケットWiFiの縛りなしプランは通常のプランと比較して月額料金がやや高い傾向がありますので、差額や解約金を比べて使うと良いかもしれません。

ポケットWiFiはエリアが広い

ポケットWiFiは基本的に、ドコモ・au・ソフトバンクの電波を利用しているので、WiMAXのエリア外でも利用できることが多いです。

また、WiMAXの電波は通信速度は出やすいですが、直進性が高く障害物に弱く、地下鉄やビルの高層階などの場所では繋がりにくい側面もあります。

その点、ポケットWiFiの700MHz~2GHzの電波帯は携帯の電波と同じなので、携帯が繋がる所ならどこでも利用できます。

WiMAXも全国主要都市の人口カバー率は99%ほどで、国内なら山間部や人口が極端に少ない地域以外ではほとんど利用できますが、WiMAXの電波が入りにくい環境の方は、ポケットWiFiを使ってみると良いでしょう。

なお、ポケットWiFiには海外でも使えるものもあります。

ポケットWiFiなら「MONSTER MOBILE」がおすすめ

モンスターモバイル引用元 モンスターモバイル公式サイトより

ポケットWiFiは本当にたくさんの種類があって選ぶのが大変ですが、安心して快適に利用できる物となると、自ずと限られてきます。

そんな中で、おすすめのポケットWiFiは「MONSTER MOBILE」です。

「MONSTER MOBILE」は、本記事の「ポケットWiFiはエリアが広い」でも挙げたクラウドSIMを採用しており、ドコモ・au ・ソフトバンク全ての回線が利用でき、繋がりやすさは抜群です。

契約期間に関しては、基本2年契約で、もちろん縛りなしのプランもあり、万が一、自分に合わなくてもデメリットなしで解約することができるので、逆に言えば安心して契約できます。

このように「MONSTER MOBILE」は、今回挙げたポケットWiFiのメリット全てを兼ね備えており万人におすすめできる商品となっています。

そして、料金プランも業界最安クラスなので、お財布に優しいポケットWiFiをお求めの方にもおすすめです。

 2年契約プラン縛りなしプラン
月額料金20GB/月1,980円2,640円
50GB/月2,530円3,190円
100GB/月2,948円3,938円
事務手数料3,300円
端末代金0円
最大通信速度下り:150Mbps/上り:50Mbps
回線ドコモ、au、ソフトバンク
契約期間2年(自動更新なし)なし
解約金1~2年目:月額料金の1か月分
3年目以降~:0円
なし

「MONSTER MOBILE」に通信速度について

どれだけ月額料金が安く、繋がりやすさなどの使い勝手が良くても、肝心の通信速度が遅ければなんの意味もありません。

しかし、「MONSTER MOBILE」については今のところ問題はなさそうです。

実際に僕が使ったところ、大体ダウンロード速度が14~25Mbpsとなかなかに速い通信速度を出してくれました。

このくらいの速度が出ていれば、ネットサーフィンやLINE、Youtubeの標準画質の動画の視聴などは問題なく楽しめます。

8日以内なら無料解約できます。

それでもやっぱり、ポケットWiFiを使うのは初めてでちょっと怖いという方に朗報があります。

MONSTER MOBILEは2年契約プランであっても、8日以内なら無料で解約できます。

本来、契約して即解約というのは、本来企業にとってはとてもコストのかかる行為です。

初期契約解除制度があるということは、「一度契約してもらえば満足してもらえる」という自信があるからこそ可能なことでしょう。

通信速度や使用感が気になるなら、契約して8日以内にいろいろな場所で実際に使ってみて、自分の目で契約するか決めるのが一番安心ですね。

モンスターモバイルはどう?評判・速度・料金を徹底検証!

WiMAXなら「GMOとくとくBB WiMAX +5G」がおすすめ

GMOとくとくBB WiMAX +5G引用元 GMOとくとくBB公式サイトより

GMOとくとくBB WiMAX +5Gは、「データ量は気にせず使いたいけど月額料金が高すぎるのも嫌!」という方に向いています。

WiMAXのプロバイダは、通信速度やエリアが同じサービスを提供していることもあって、料金面で差をつけないと、なかなか他社との差別化が図りにくい状態にあります。

これは、私たちユーザーにとっては好都合で、プロバイダ同士が勝手に価格競争するので、うまくプロバイダを選べばお得に利用できるということです。

その中でも、GMOとくとくBB WiMAX +5Gは、キャッシュバックを含めた実質的な月額料金が業界最安クラスなことで有名なプロバイダです。

キャンペーンは、最大25,500円キャッシュバックがもらえます。

 ギガ放題(2年)接続サービス
月額料金端末発送月:1,089円
1~12ヶ月目:3,784円
13~35ヶ月目:4,334円
36ヶ月目~:5,104円
事務手数料3,300円
端末代金27,720円(770円×36回)
キャッシュバック25,500円
契約期間24ヶ月(自動更新なし)
解約金なし
プラスエリアモード利用料利用した月のみ1,100円

auのスマホユーザーなら「auスマートバリュー」で毎月550~1,100円の割引を受けられますし、UQモバイルなら「自宅セット割」で毎月638~1,100円の割引を受けられます。

結局どのプロバイダを選んでも通信速度やエリアが同じなら、料金の安いGMOとくとくBBを選んで損はありません。

契約期間は2年ですが自動更新ではないため、2年過ぎればいつでも無料解約ができますよ。

大量のデータ通信をすると通信制限がかかる場合がある

GMOとくとくBBに限らず、WiMAX +5Gの「ギガ放題プラス ホームルータープラン/モバイルルータープラン」のプランは、一定期間に大量のデータ通信を行うと通信制限がかかってしまうので注意が必要です。

以前「3日で15GB」という基準があった時でも、youtubeの480p(標準画質)の動画を1日10時間程度視聴可能なレベルだったので、最高画質の動画をガンガン見たりしない限りは大丈夫だと言えます。

また速度制限がかかっても最大1Mbpsで通信ができるので、youtubeの中画質の動画くらいなら視聴できます。

GMOとくとくBBも8日以内なら無料解約できる

GMOとくとくBB WiMAX +5Gも契約から8日以内なら無料で解約ができます。

WiMAX初心者で、通信速度や使用感がわからないという方は、初期契約解除制度のあるGMOとくとくBBを契約すれば安心ですね。

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まとめ

今回はポケットWiFiとWiMAXの違いと、それぞれのメリット・デメリットを紹介しました。

同じような商品でも、長い間使う物なので、通信速度や月額料金の違いで不満の無いように、事業者選びはきちんと行いましょう。

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