
セキュリティソフト選びに失敗してしまうと、パソコンの動作が重くなってしまったり、普段使っている特定のWebサイトやWebサービスがブロックされてしまい使えなくなるといった状況になりかねません。
せっかくお金を出して、セキュリティソフトを買ったのにそんな状況になるのは避けたいですよね?
ここでは、極力失敗しないセキュリティソフトの選び方をお伝えしていきます。これを読めば、あなたの環境にあったセキュリティソフトを、無駄なく選んでいける知識が手に入りますよ。
目次
セキュリティソフトを選ぶときの3つのポイント
セキュリティソフト選びで失敗を避けるためには、次の3つのポイントを抑える必要があります。
- 動作環境を確認する
- サポートの方法や対応時間を知る
- 試用版を使ってみる
この3つのポイントについて、ひとつひとつ詳しくみていきます。
1.動作環境を確認する
セキュリティソフトはパソコンやスマホのシステムを監視する大切な役割をするため、そのセキュリティソフトが、あなたの使っているパソコンやスマホの機器にきちんと対応しているかを確認することが大切です。
対応していないのに、セキュリティソフトをインストールしてしまうと最悪、うまくパソコンが立ち上がらなかったり支障が出てしまいます。
各セキュリティソフトのWebサイトを見れば、どのOSのどのバージョンに対応しているかといった動作環境が確認できるので、必ず見ておきましょう。
下は、例としてですがESET(イーセット)のWindowsパソコンへの動作環境です。
同じように、Mac OSやAndroid、iOS(iPhone)でも、どのOSのバージョンで、どんなスペックに対応しているのかがわかります。
また、だいたいのセキュリティソフトは3台や5台といったマルチデバイスに対応していますが、セキュリティソフトによってはAndroidスマホは対応していても、iPhoneには対応していなかったりもするので、自分が使っているデバイスを照らし合わせるといいでしょう。
2.サポートの方法や対応時間を知る
この理由は、セキュリティソフトを使おうとしたけど、インストールがうまくいかない、インストールしたけどパソコンの動作がおかしい、という状況では自分でどうにかできる人以外は、カスタマーサポートに頼らないといけなくなります。
そして、セキュリティソフトによってサポート方法や対応できる時間が違うので、前もって確認しておくことをおススメします。
サポート方法としては、電話、Webからの問い合わせやチャットなどで対応してくれるところがほとんどですが、電話サポートについては、平日のみだったり、夜の7時までだったりとそれぞれ違いますので、自分のライフスタイルに合った時間で電話サポートを受けられるかも見ておく必要があります。
また、Webからの問い合わせは「返事をもらえるまでどのくらい日数がかかるのか?」といったところ知っておきたいところですが、これについては他の人の評判や口コミを参考にするのがいいですよ。
3.まずは試用版を使ってみる
1の動作環境が問題なく、2のカスタマーサポートもまぁ大丈夫かな、というセキュリティソフトのあたりがついたら、製品を購入をする前に試用版を使ってみることをおススメします。
だいたい、どのセキュリティソフトも30日間の試用版が使えるようになっています。(「ノートン」は試用版がないですが、60日間の返金保証がついているので同じような感覚で試せます。)
理由は、動作環境的には問題がなくても、いざあなたが使っているパソコンに、セキュリティソフトをインストールしたらうまく動かない、使っているWebサービスがうまく使えない、といった症状がでてしまう可能性があるからです。
場合によっては、そのセキュリティソフトの一部の機能をオフにすることで、問題を解決することもできますが(例えば、悪質サイトへのアクセス制限機能のせいで、普段使っているWebサービスが悪質サイトと誤認識されてしまうなど)、パソコンの動作が我慢できないくらいに重くなってしまったりするケースも考えられます。
そんな場合は、もうセキュリティソフトとデバイスの相性が悪いので、他のセキュリティソフトにしたほうが良いわけです。
試用版の注意点、その1
セキュリティソフトは、ひとつのパソコンで2つも3つも同時に動かすことはできません。
試用版のインストールをするときは、他に使っている・インストールしているセキュリティソフトがあれば必ずアンインストールをしておきましょう。
特にパソコンを買ったときに、もともと入っている試用版のセキュリティソフトもあったりするので、注意してくださいね。
試用版の注意点、その2
試用版の期間を使った後に、製品版を購入をしないでそのまま放っておくと、そのデバイスのセキュリティ対策がなくなる場合があります^^;
もともと何もしてない場合(Mac OS、iPhone、Androidスマホ)は、まだいいかもしれませんが、Windowsのパソコンでノーガードは致命的なので、必ずWindowsに元から入っているセキュリティ機能「Windows Defender」と「Windows ファイアウォール」がオンになっているか確認してください。
基本的には自動的にオンになるとは思いますが、念のための確認方法としては、
Windows 10の場合
セキュリティ機能 | 確認方法 |
---|---|
Windows Defender | 「Windowsマーク」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Defender」で確認と、オン/オフを切り替えられますよ。 |
Windows ファイアウォール | 「Windowsマークで右クリック」→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「Windows ファイアウォール」で確認と変更ができます。 |
Windows 8.1の場合
セキュリティ機能 | 確認方法 |
---|---|
Windows Defender | 「Windowsマークで右クリック」→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「アクションセンター」→「セキュリティ(S)」で確認と変更ができます。 |
Windows ファイアウォール | 「Windowsマークで右クリック」→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「Windows ファイアウォール」で確認と変更ができます。 |
まとめ
今回は、セキュリティソフト選びで失敗しないための3つのポイントおをお伝えしました。最後におさらいですが、
- 動作環境を確認する
- サポートの方法や対応時間
- 試用版を使ってみる
この3点を抑えることで、結果的に失敗したら無駄になってしまう時間やお金を極力セーブできます。あなたに合ったセキュリティソフト選びに役立ててくださいね。