アパート・マンションの空室対策にインターネット無料って本当に意味あるの?

アパート・マンションの空室対策にインターネット無料って本当に意味あるの?

マンションやアパートの空室をできるだけ少なくするための方法をお探しですか?

総務省の発表によると、だんだんと減ってきている日本の人口は9年後の2025年には、今より600万人も人口が減ると予想されています。それなのに新築アパート・マンションの数はなぜか年々増えています。

国土交通省「建築着工統計」によれば、2015年度の貸家新設着工戸数は383.7千戸。毎年約30万戸の賃貸住宅が建てられているようで、今後はどんどん供給が増えるにつれてアパートやマンションの空室が増えていくように思います。

そんな中、アパート・マンションを満室にし続けるためには、より良い・便利な設備でまわりの物件との差別化が重要なのは、僕が言うまでもありませんよね。

家具付き物件にしたり、リフォームといった設備投資もありますが、新築ではなくすでに入居者が住んでいる状態ではなかなかタイミングも難しいのではないでしょうか。

入居者がいてもできる設備投資って?…

アパート・マンションをインターネット無料にする設備なら、入居している部屋があっても関係なく導入ができます。その理由としては、各部屋内の作業が簡単にできるからなんですね。

インターネット無料は空室対策においては即効性があり、入居者に対しても満足度のアップにとても効果的とのこと。その証拠に、全国賃貸住宅新聞に掲載されていた『入居者に人気の住宅設備ランキング2016』。最新版です^^

入居者に人気の住宅設備ランキング2016の記事

写真のピントがぼやっとしているので少し読みづらいですが、

単身者向けの物件の人気設備

1位: インターネット無料
2位: エントランスのオートロック
3位: 浴室換気乾燥機

ファミリー向けの物件の人気設備

1位: インターネット無料
2位: 追い炊き機能
3位: エントランスのオートロック

と、単身・ファミリーの両カテゴリーで一番人気が「インターネット無料」となっているのが見て取れます。

インターネット無料はこういったデータからも人気の設備なのがわかりますが、早いうちに導入しておくことがまわりの物件と差別化ができて、空室対策につなげるための良い方法と言えます。

ですがインターネット無料の設備と言っても、何をどう選んだらいいか分かりませんよね?そんなあなたのために代表的な3つの種類をお伝えします。

アパート・マンションのインターネット無料はどんな種類があるの?

一口に集合住宅用のインターネット無料設備と言っても、実は種類があります。それぞれに長所と短所があるのでひとつひとつ見ていきましょう。

◆CATV(ケーブルテレビ)

J;COMや地域のケーブルテレビ会社でアパート・マンション向けのインターネット無料設備も一緒に申し込むことができます。

ケーブルテレビはテレビ番組や専門チャンネルがメインのサービスなので、料金や回線速度を比較してみると他のタイプには劣ってしまいます。それと提供方式の特性上、ノイズによりインターネットの速度が落ちたり、接続が切れたりと通信障害が発生しやすいのも特徴です。

また、ケーブルテレビの場合、「無料なのは1Mbpsのプランだけ」だったりします。もちろん無料なのには理由があって、とにかく「遅い」です。

例えば、1Mbpsの速度ではメールの送受信くらいしか出来ないので、けっきょく入居者から文句を言われてしまうかもしれません。

◆シェアード型インターネット(LAN方式)

シェアードとは「分かち合う」という意味で、その名のとおり1回線の光回線をアパート・マンション全体で共有し提供するタイプ。簡単に説明すると、戸建て用の高速インターネット回線を1本アパート・マンションに引いて、そこから各部屋に分けて使うのがシェアード型ということです。

シェアード型の場合、同時に多くの入居者がインターネットを利用すると回線速度が遅くなるデメリットがあります。

極端な話をすると、アパート・マンション内で1人だけがインターネットを使っていれば100Mbpsの通信速度で使えても、同時に10人がインターネットを使ったら10Mbps、20人が同時に使ったら速度はどんどん落ちて5Mbpsになってしまいます。これがシェアード型のデメリットとなります。

一方で、シェアード型には1戸あたりの料金が安上がりになるメリットがあります。実際にインターネットを使う入居者へのメリットではないですが、1戸あたりの回線使用料が月額1000円台ですむことが多く、オーナーさんの費用負担の面ではやさしいタイプです。

◆光配線方式

このタイプは、わかりやすく言うと「フレッツ光マンションタイプ(光配線方式)」と同じ方法です。光回線を各住戸に1本ずつ引き込むので、入居者は高品質なインターネット環境を使うことができます。

メリットは将来性の高さ

今後は光ファイバーによるインターネット回線を使って、より多くのサービスが利用できるようになってきます。

インターネットもそのひとつですが、地デジのIP(インターネットプロトコル)再送信にみられるような次世代の放送や、観たい映画などをオンデマンドで楽しむことができるサービス、そして緊急地震速報といった安心安全のシステムも光ファイバーに乗せられます。

インターネット以外も楽しむ場合、アパート・マンションの各住戸に入ってくる回線にはより高い能力が求められます。上でお伝えしたシェアード型も光ファイバーを利用しているという点では「光ブロードバンド」であることに違いはないですが、中身が全く違ってきます。

「光ブロードバンド」といわれているものには色々な種類がありますが、選ぶべきは品質が高く、純粋の光ブロードバンドです。

ここで注目したいのは、インターネットの技術は日々進歩していますが、光ファイバーの回線自体は5年先、10年先でも「最先端」であるということです。

つまり、光ファイバーのインターネット回線さえ引いてあれば、この後10年経っても古くさくならずに、最新のサービスを受けられることも光ファイバーを使ったインターネット回線の大きなメリットになります。

アパート・マンションの建物内にも光ファイバーを張って、各住戸まで光ファイバーがくる光配線方式。この方式を導入しているアパート・マンションであれば、入居者の満足度がさらに高まって空室率も減ることでしょう。ただ、料金もそれなりにかかるのが唯一のデメリットですね。

比較表でそれぞれの特徴を把握しよう

今までお伝えしたそれぞれのタイプの特徴を、わかりやすく比較表にしてみました。

 通信速度料金将来性総合評価
CATV
シェアード型
光配線方式

オーナーさん自身が何を求めるかにもよりますが、まわりの他物件との差別化・入居者の満足が空室対策につながると考えた場合に、「どれがアパート・マンション向けのインターネット無料設備でベストか?」を突き詰めると、「インターネット以外も楽しむことのできる光配線方式がベスト」ということになります。

通常、ユーザーが自分でマンションタイプを利用すると4,000~5,000円ほどかかってしまいます。

アパート・マンション向けのインターネット無料の設備としては、「フレッツ光 全戸加入プラン」というサービスがあり、これであれば建物全体にお得にフレッツ光を導入できるようです。ネーミングはちょっと固い感じですね^^;

全戸加入プランの詳細な初期費用・月額料金については取り扱っている販売代理店に問合せて聞くことができますよ。

おすすめの販売代理店を載せておきます

NTT東日本の「フレッツ光 全戸加入プラン」のことで問い合わせ・申し込みをする場合は、NTTへ直接でもできますが、全戸加入プランを取り扱っている販売代理店からの方が、+αのキャンペーンがついてくるので実はお得だったりします。

サービス自体は全く同じものなので、空室対策としての効果ももちろん同じです。申込み先を賢く選ぶことによって、導入時のコストやランニングコストの軽減につながります。

あまり取り扱っているところは多くないようですが、インターネット上で全戸加入プランの販売代理店を見つけることができたので紹介しておきますね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事のおさらいですが、空室対策としてのアパート・マンション向けインターネット無料の設備ですがタイプとしては大きくわけて3種類あり、

  • ケーブルテレビ
  • シェアード型
  • 光配線方式

将来性を見越したうえでの設備投資としては、入居者の満足度につながる光配線方式に分がある結果となりました。

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