
インターネット回線を選ぶにはまず、どんな回線の種類があるのかを知っておく必要があります。
理由は、自分にあった回線を選ばないと、「使ってみて不便を感じる」、「気づかないうちに無駄に月額料金を払ってしまう」、「お得なキャンペーンを逃してしまう」と言ったことにつながります。
この記事では、まず5つのインターネット回線をお伝えし、最後に使い方別におすすめサービスをお伝えしていきますね。
お伝えしていく回線の種類はこの5つです。
- 光回線
- ホームルーター
- WiMAX
- ケーブルテレビ
- ADSL
それでは見ていきましょう^^
※表記している価格は税込みです。
目次
光回線
光回線は現在の主流となっているインターネット回線です。光ファイバーという線を通してデータの通信をするため、通信速度がとても速く快適にインターネットが使えます。
回線速度は最大1Gbpsが多く、ものによっては最大2Gbpsで使えるサービスもあります。ごく一部の地域では、10Gbpsのサービスも提供されています。
代表的なものとしては、NTTのフレッツ光、KDDIのauひかり、ドコモ光、ソフトバンク光ではないでしょうか。光回線を使うためには、基本的に工事が必要となります。
2015年の2月からNTT光回線の卸しとなる「光コラボレーションモデル」の光回線サービス開始以降、事業者は500社以上あるようです。多いですね^^;
特徴として、NTTの光回線を使いつつも自社ブランドの光回線サービスとして提供できるので、自社サービスのスマホセット割引などを合わせて売れるということです。
例えば、ドコモ光・ソフトバンク光・OCN光などは光コラボです。光コラボ以外には、KDDI系列のauひかり、So-netが提供している日本最速のNURO光、電力会社が提供している光回線もあります。
料金的には、NTTのフレッツ光が一番高額(他にプロバイダー契約が必要なため)になってしまいます。サービスによって、料金が安かったり、魅力的なキャンペーン・特典があったり、他のサービスとのセット割引があったりと自分に合ったサービスを選ぶことができます。
メリット
- 回線速度が圧倒的に速い。
- 料金も昔に比べてかなり安くなってきた。
- 高額キャッシュバックや、初期工事費無料などキャンペーンが多彩。
- セット割が使えるサービスもあり更にお得。
デメリット
- 開通工事が基本ある(ないケースもある)。
- 提供エリアじゃないと使えない。
ホームルーター
※ソフトバンク公式サイトより
ホームルーターはLTEやWiMAXなどモバイル用の回線を使ったインターネットです。LTEには、ドコモ、au、ソフトバンクの回線を使ったものがあります。
モバイル用の回線なので、固定回線の光回線とは違い工事は不要です。機器をコンセントに挿してWi-Fiの設定をしたら、すぐにインターネットが使えます。
そのため、建物の都合上工事ができないマンションにお住まいの方や、工事をしたくない人、工事業者を家に入れたくない人(女性など)に選ばれています。
一部のエリアでは5G回線にも対応していて、最大通信速度は2Gbps以上で光回線を超えます。5Gの非対応エリアでも1Gbps以上の速度なので、光回線に代わるインターネットサービスとして最近注目されています。
ドコモ、au、ソフトバンク、UQモバイルのスマホなら、セット割も組めます。
メリット
- 回線速度が速い。
- 開通工事がない。
- 届いた日からすぐ使える。
- 提供エリアが広い。
- スマホとのセット割が使えるサービスもあり更にお得。
デメリット
- マンション・アパートで使うには料金が高め。
- 安定感やラグ・遅延は光回線より劣る。
WiMAX
※UQ WiMAX公式サイトより
WiMAX +5Gという無線ネットワークを使ったインターネット回線です。形としてはモバイルルーターとして使えるため、家でも外でも電波さえ入っていればインターネットが使えます。
光回線と比べると、回線速度は劣りますがそれでも最大2.7Gbpsまで対応しています。製品が新しくなるごとに徐々に回線速度が上がっているのも特長ですね。
WiMAXの端末単体で17台ほどデバイスをつなげられるので、パソコン・スマホ・タブレット・ゲーム機など同時接続もできます。
UQ WiMAXがこのWiMAX回線の大元ですが、光コラボのように他の事業者に卸してもいるので、各社が独自のWiMAXサービスとして提供をしています。
なお、以前は連続した3日間のデータ通信量が15GBを超えると通信速度が128kbpsに低速化していましたが、現在はこのルールがなくなったので安心して使えます。
メリット
- 家でもカフェでも使う場所を選ばない。
- 動画配信サービス(Huluなど)もHDで見られる回線速度。
- 一度に複数台の接続ができる。
- 開通工事がない。
- 届いた日からすぐ使える。
- クレードルを使うとLANケーブルで有線接続も可能。
- 提供エリアも常に広がっている。
- auユーザーなら「auスマートバリュー」で割引がある。
- UQモバイルユーザーなら「自宅セット割」で割引がある。
デメリット
- 月額料金が光回線と同じくらいする場合もある。
- 無線での接続なので安定はしない。
- WiMAXの電波は障害物に弱い。
ケーブルテレビ
ケーブルテレビの中ではJCOMが有名です。
元々はテレビを観るための回線なので、320Mbpsと低速でしか使えないエリアが多い現状です。以前は割高なイメージでしたが、最近はわりとリーズナブルな料金で使えるようになっています。
どうしてもテレビ用の電波が届かない地域で使われたり、テレビがメイン、ネットがサブの人は良いかもしれません。
メリット
- 光コラボよりも安く使えるケースもある。
デメリット
- 月額料金が高い場合もある。
- 通信速度が遅い場合もある。
- 工事が必要。
ADSL
昔ながらの固定電話の回線を使ったインターネット回線。Yahoo!BB ADSLが有名ですね。
特徴として、地域ごとのNTTの局舎と呼ばれる建物からの距離によって、通信速度が変わります。使うのであれば2km以内が理想。プランとしては12Mや50Mなどがありますが、通信速度ははっきり言って遅いです。
今は徐々に提供する事業者が減ってきていて、ソフトバンク系列のADSLサービスもNTT・KDDIのADSLサービスも新規受付を終了しています。
サービスの利用自体も2024年3月末をもって提供終了となり、2020年3月以降、一部の地域から順次終了しています。
理由としては、ADSLサービスの元となる固定電話の設備自体が老朽化してきていて、耐用年数がすぎてしまうのが原因のようです。固定電話自体あまり使われなくなってきていている事も原因のひとつではないでしょうか。
一覧で比較してみよう
今まで比較したインターネット回線を比較してみます。
光回線 | ホームルーター | WiMAX | ケーブルテレビ | ADSL | |
---|---|---|---|---|---|
回線速度 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
工事有無 | あり | なし | なし | あり | なし |
月額料金 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
キャンペーン | ◎ | 〇 | 〇 | △ | △ |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ |
この他に、 一昔前のインターネット回線「ダイヤルアップ・ISDN」もありますが、正直今は使っている人はいないと思うので省略させていただきました。
総合的なおすすめ回線はこちらの4つ
ここまで、インターネット回線の種別とそれぞれ特徴、一覧の表でも比べてきましたが、最後に当ブログでおすすめできる具体的なサービスを4つお伝えしていきます。
1.光の速さとダントツの安さ『@スマート光』
引用元 @スマート光の公式サイトより
@スマート光は、2016年2月からサービススタートした新規の光コラボ事業者です。
もともと通信サービスの代理店をしている株式会社NEXTが提供する光コラボサービスで、特筆すべきはなんと言っても圧倒的に安い価格設定で、コストパフォーマンスに優れています。今までの最安値であろうエキサイト光を追い抜きました。凄いですね。
メリットは光コラボ単体であれば、エキサイト光を凌ぐ月額料金です。
しかも、最低利用期間や解約金がないのも嬉しいポイントです。契約期間や解約金が設定されている光回線の場合、無料で解約や乗り換えをするには3年または2年に1度の更新月を待たないといけません。しかし、@スマート光はいつでも無料解約ができるため、更新月を待たずに他の光回線へ乗り換えができるという気楽さがあります。
コストを抑えるためかサービス内容やオプションは最小限ですが(プロバイダのメールアドレスすらありません)、高速の光回線をできるだけ安く使いたい人はここ一択で間違いありません。
現在は、工事費用無料や事務手数料が無料になるキャンペーンが行われています(工事費無料は通常プランのみ)。
戸建てタイプ | マンションタイプ | ||
---|---|---|---|
回線速度 | 1Gbps | ||
月額料金 | 格安プラン | 4,400円 | 3,300円 |
通常プラン | 4,730円 | 3,630円 | |
事務手数料 | → キャンペーンで無料 | ||
工事費 | → キャンペーンで無料 ※通常プランの場合 | → キャンペーンで無料 ※通常プランの場合 | |
契約期間 | なし | ||
解約金 | なし | ||
提供エリア | 全国 |
あわせて読みたい。
⇒伏兵あらわる!! 圧倒的、最安値を更新した@スマート光参上!
2.最強の回線速度とコスパなら『NURO光』
引用元 NURO光の公式サイトより
2Gbpsの回線速度と、無線LAN付きで月5,500円を下回るコストパフォーマンスが抜群のNURO光。
もし、住所がNURO光の提供エリアに入っているならこちらを選ぶことをおすすめします。
戸建て・マンション(NURO光2ギガ(3年契約)) | |
---|---|
回線速度 | 2Gbps |
月額料金 | 5,200円 |
事務手数料 | 3,300円 |
工事費 | → キャンペーンで実質無料 |
契約期間 | 3年(4年目以降は2年の自動更新) |
解約金 | 3,850円 |
提供エリア | 北海道・関東・東海・関西・中国・九州 |
NURO光は、工事費も実質無料、キャッシュバックも45,000円もらえるので利用可能エリアであるならば選ばない理由がないような気もしますね。提供エリアがもっと広くなってほしいものです。
- 45,000円キャッシュバック
- 初期工事費が実質無料
- 他社の違約金を最大20,000円キャッシュバック
- 高速無線LANが標準装備
- 設定サポートが1回無料
- ソフトバンクスマホ・ケータイとのセット割「おうち割光セット」が組める
けっこう手厚い内容ですよね♪
キャッシュバック45,000円はWebサイト申し込み限定でやっています。加えて、他のインターネット回線からの乗り換えでかかった解約金も最大20,000円まで負担してくれます。
速度が2Gbps、無線LANがついて5,200円はちょっと異常なコストパフォーマンスですね。他の光回線単体で、このコスパはないと思います。
なお、NURO光の詳しい内容については以下の記事でご覧いただけます。
⇒NURO光のキャンペーン・料金・メリット・デメリットを徹底解説!
⇒NURO光ユーザーの評判・口コミと第3者機関の評価からわかること
3.工事不要のインターネットなら 『ドコモ home 5G』
引用元 GMOとくとくBBのキャンペーンサイトより
ホームルーターでおすすめなのは、ドコモが提供しているホームルーター「home 5G」です。
開通工事はしたくない(できない)けど、光回線のような高速通信で快適にインターネットがしたい、という人におすすめです。
購入(分割払い) | |
---|---|
月額料金 | 4,950円 |
home 5G 本体価格 | 1,100円×36ヶ月 |
月々サポート | -1,100円×36ヶ月 |
事務手数料 | 3,300円 |
契約期間 | なし |
解約金 | なし |
データ通信量は無制限ですが、混雑する時間帯に接続したり大容量のデータ通信を行ったりすると速度制限されます。ただ、口コミを見ている限り今のところ速度制限はかかっていないようなので、使い放題と思って大丈夫です。
home 5Gの最大通信速度は5G対応エリアで4.2Gbps、5Gに非対応のエリアでも1.7Gbpsと光回線を上回っています。SNS上の利用者の口コミを見ていても、「速度が速い」と非常に評判が良いです。
気をつけたいのは、機器代金を実質無料にするためには3年(36ヶ月)の利用が条件となっています。契約期間はないのですが、最低3年は使った方がいいですね。
なお、ドコモユーザーは「home 5G セット割」で毎月最大1,100円の割引を受けることができます。主回線から三親等以内の人なら最大20回線まで割引対象になるので、家族にドコモユーザーが多いほどお得ですよ。
ドコモ home 5Gについては以下の記事で詳しく紹介しています。
⇒ドコモのホームルーター「home 5G」の評判が良い理由!デメリットはある?
4.外出先でもインターネットを使うなら 『GMOとくとくBB WiMAX』
引用元 GMOとくとくBBのキャンペーンサイトより
GMOのプロバイダ「とくとくBB」が提供しているWiMAX +5Gサービス。なんといってもキャッシュバック金額の高さと、月額料金3,784円~の安さが特徴です。
光回線と違って、工事がない・外でも使えるのがメリットで、月額料金は光回線と同じくらいです。
ギガ放題プラス | |
---|---|
月額料金 | 1~2ヶ月目:1,474円 3~35ヶ月目:3,784円 36ヶ月目~:4,444円 |
事務手数料 | 3,300円 |
端末代金 | 21,780円 |
通信量 | 無制限 |
回線速度 | 最大2.7Gbps |
回線 | WiMAX 2+, au 4G LTE, au 5G |
契約期間 | 24ヶ月(自動更新なし) |
解約金 | なし |
以前は光回線と比べると最大通信速度が遅かったWiMAXですが、5G対応端末の登場により5G対応エリアでは2.7Gbpsとむしろ光回線を上回ります。
4G対応エリアでは、光回線の方が速度は速いです。
WiMAXは申し込み前にエリアの確認は必須ですが、はじめの20日間はキャンセルができるので、万が一使い勝手が悪くても安心です。
GMOとくとくBB WiMAX +5Gのキャッシュバックは、もらうためには手続きが必要です。うっかりしていると「キャッシュバック申請の期限が切れてて貰えなかった(泣)」となってしまうので、スケジュール管理をしっかりするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介したインターネット回線で、特にパソコンで使うおすすめは、こちらの2つです。
- 光回線
- ホームルーター
インターネットのサービスを選ぶ前に、まずインターネット回線の種類と特徴を知っておくと、あなたの使い方にあったサービスを賢く選ぶことができますよ^^