
引っ越しをする時は、電気・ガス・水道の手続きと合わせてインターネット回線にも引っ越し手続きが必要ですが、意外と忘れる人は多いと思います。
『引っ越しは頻繁にするものでもないし、どうすればいいんだろう?』と思う人もいるかもしれません。
ここではインターネット回線を引っ越しする際の注意点6つと、引っ越し時にかかる費用を0円にする方法をまとめています。
※表記している価格は税込みです。
目次
インターネット回線の引っ越し方法
引っ越し先でインターネットを利用する場合には、以下の2つの方法があります。
- 移転手続き
- 解約→新規
移転手続きとは?
光回線などの固定回線の場合ですが「移転手続き」とは、現在の住所で使っているインターネット回線を、新しい住所へ移転する手続きの事です。
そのため、現在利用中のサービスを継続して使うことができます。移転手続きに関してはサービス提供元で受け付けてくれます。
ただし、引っ越し先で開通工事が必要になるのでそのための工事費用はかかります(どのくらいの費用がかかるかはサービス提供元によりますが)。
解約→新規とは?
「解約→新規」とは、今使っているインターネット回線を解約して、引っ越し先の住所で新しくインターネット回線を申し込みをする方法です。
このパターンは、今まで使っていた回線の解約金や工事費の残金がかかる場合と、新しいインターネット回線の開通工事費用がかかります。
引っ越し時の注意点6つ
インターネット回線の引っ越しには、主に以下6つの注意点があります。
- インターネットが使えない期間ができる
- 引っ越し元での分割工事費の清算が必要な場合がある
- 使用中のインターネットの解約金がかかる場合がある
- 引っ越し先で提供エリア外の可能性がある
- 引っ越し先で新たに開通工事費用がかかる
- 引っ越し先の建物状況によってプランが変わる
注意点1.インターネットが使えない期間ができる
光回線などの固定回線は、基本的に開通工事が必要なので、引っ越し先に入居してすぐインターネットを使えるようにするには、逆算して早めに手続きをしておく必要があります。
移転利用でも新規契約にしても、最低で10日ほどは前もって手続きしておいたほうが良いでしょう。引っ越し先の住所がわかった時点で早めに動いておくと安心ですね。
引っ越し先の建物や部屋の状況によっては、すでに前の入居者が同じサービスを利用していて光回線が部屋まできている場合があります。この場合は開通工事はなく(無派遣工事)、ONUやモデムなどの機器が送られてくるだけなので、接続・設定すればネット利用が可能になります。
注意点2.引っ越し元での分割工事費の清算が必要な場合がある
利用中のインターネットの開通工事費用を月々の分割で支払っている場合、解約時に工事費が完済していないと残りの工事費用を支払わなければなりませんので確認しておきましょう。
なお、支払いは一括請求されるケースがほとんどです。
注意点3.使用中のインターネットの解約金がかかる場合がある
利用中のインターネットの解約手数料がかかる場合がありますので、こちらも確認が必要です。
2年または3年契約の場合、1~3ヶ月程度の更新月が設けられていて、この更新月に解約すれば解約違約金は取られません。ですので、急な引っ越しでなければ更新月のタイミングで引っ越しをするのがおすすめです。
注意点4.引っ越し先で提供エリア外の可能性がある
利用中のサービスが引っ越し先で提供エリア外だった場合は、別のインターネット回線を利用するしかありません。
また引っ越し先のアパート・マンションに集合住宅向け設備がなく、戸建て向けプランで使いたくても管理会社・オーナーさんがNGを出した場合は使えませんので注意しましょう。
地域別のおすすめネット回線については以下の記事をご覧下さい。
⇒北海道・東北地方についてはこちら
⇒北陸地方についてはこちら
⇒関東地方についてはこちら
⇒東海地方についてはこちら
⇒関西地方についてはこちら
⇒中国地方についてはこちら
⇒四国地方についてはこちら
⇒九州地方についてはこちら
⇒沖縄県についてはこちら
注意点5.引っ越し先で新たに開通工事費用がかかる
主要な光回線の新規工事費用と移転時の費用をまとめてみました。
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
---|---|---|
auひかり | 新規:実質0円 移転:41,250円 | 実質0円 移転:33,000円 |
NURO光 | 新規:実質0円 移転不可 | |
ビッグローブ光 | 新規:実質0円 移転:0円 | 新規:実質0円 移転:0円 |
ドコモ光 | 新規:実質0円 移転:最大15,000円 | 新規:実質0円 移転:最大15,000円 |
ソフトバンク光 | 新規:実質0円 移転:0円 |
光回線の多くは新規工事費無料のキャンペーンを実施していて、0円というところが多いです。
NURO光については、提供エリアが限られているせいなのか移転手続き自体がなく、引っ越す場合は解約をする必要があります。ただ、新規申し込みは工事費用がかからないので安心です。
auひかりは新規申し込みは工事費が実質0円になるキャンペーンがあるものの、移転についてはきちんと開通費用がとられてしまいます。
注意点6.引っ越し先の建物状況によってプランが変わる
今までは集合住宅向けのプランで使っていて、一戸建てに引っ越す場合は、移転で持っていっても戸建て向けのプランになります。この場合は、月額費用が上がってしまう可能性がほとんどです。逆の場合は月額費用が下がります。
また集合住宅から集合住宅への引っ越しであっても、マンションタイプの設備がない場合は戸建て向けのプランしか申し込みはできません。
引っ越し時にかかる費用を0円にするお得術
引っ越しする際にかかる解約や撤去費用を0円にしたい場合は、はじめに紹介した「解約→新規」の方法を使います。
今、使っているインターネット回線を解約して、引っ越し先で新しい契約をする方法になりますが、具体的には工事費無料、違約金還元、キャッシュバック、などのキャンペーンを利用すれば、元のネット回線の解約金の一部(もしくは全部)をカバーできますよ^^
キャッシュバックはインターネットが開通してから数ヶ月後に振り込まれるものなので、実際の工事費は実費(一括か分割)で払った後に、キャッシュバック分で還元してくれるイメージです。
高額キャッシュバックキャンペーンを実施中のネット回線5選
- auひかり:最大71,000円+10,000円増額中
- NURO光:45,000円
- So-net光プラス:最大50,000円
- ビッグローブ光:最大60,000円+最大8,000円増額中
- ソフトバンク光:最大40,000円
それと利用中のインターネット回線を解約する時は、解約金がかかる可能性もあります。これはタイミングにもよりますが契約更新月に解約ができると余計な費用がかからず引っ越しができますね。
ちなみに、他社回線からの乗り換え費用を負担しているキャンペーンというのもありますが、これは同じ住所での乗り換えが条件となるので、引越しをするときは適用できませんので注意しましょう。
工事費が無料でなおかつキャッシュバックをやっているネット回線を以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
インターネット回線の引っ越しは使いたいサービスが引っ越し先の住所で提供されているかが大前提になるので、早め早めに下調べや手続きをしておくことが重要です。その上で費用をどう少なくできるかがポイントではないでしょうか。
僕としては、使っているネット回線にそこまで思い入れがないようであれば一旦解約して、移転先の住所で新しく申し込みをする方がキャンペーンが使えてお得だと考えています^^
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。