
インターネットの解約は意外と面倒ですよね?
実際に使ってるときは良いですが、いざ解約となるとサービス事業者のWebサイトで解約メニューが探せなかったり、どうしたらいいのか分からない人も多いと思います。
ここでは解約する際の注意点と、解約の連絡先をまとめてみました。
この記事を読めば、インターネット回線の解約の流れや、必要な手続きが理解できるので解約をスムーズに進められようになりますよ。
※表記している価格は税込みです。
目次
インターネット回線の解約の際に注意すべきポイント
解約手数料の有無
今使っているインターネットの契約内容によっては、解約するときに解約手数料(以下、手数料)が発生するケースがあります。
以下の3つは、一般的な手数料が発生するパターンです。
- 最低利用期間以内の解約手数料
- 契約更新月以外での解約手数料
- プロバイダの解約手数料
最低利用期間の解約手数料とは?
契約の時にキャンペーンや特典で、工事費無料・キャッシュバック・PCなどの商品をもらったとき、この条件の制約を受ける場合があります。
例えば、最低利用期間が12ヶ月であれば、契約してから12ヶ月以内での解約の際に手数料がかかり、「13ヶ月目以降の解約は手数料がかからない」という内容です。
最低利用期間の長さや手数料は使っているサービスや契約内容によって違いますので、解約の際は確認が必要です。

契約更新月以外での解約手数料とは?
最近のインターネット回線やスマホの契約時に多くみられるパターンで、毎月の利用料金の割引を受ける代わりにこの制約がかかります。
具体的には契約した月(もしくはその翌月)を起点として、12ヶ月後・24ヶ月後・36ヶ月後(サービスにより異なります)の月以外での解約の際に手数料がかかります。逆に言えば、更新月での解約ならば手数料を払わずに解約が可能です。
(例)
プロバイダの解約手数料とは?
プロバイダによりますが、1年または2年以内の解約で、5,500円前後の手数料がかかるところが多いです。
プロバイダによっては手数料がかかならいものもありますが、解約の際は事前に確認しておく必要があります。(連絡先は下記に掲載)
解約手数料以外の料金
フレッツ光などの光回線を利用している場合は、開通のための工事費を月々支払っているケースもあります。
工事費の支払いが終わる前での解約は、残りの工事費用をそのまま請求されるので注意が必要です。
- フレッツ光の代表的な開通工事の場合(NTT東日本の戸建てタイプの場合)
19,800円=初回3,300円+687円×23回+最終月699円
この場合、12ヶ月でフレッツ光を解約すると、687円×12回+699円=8,943が請求されます。
回線業者とプロバイダについて
インターネットの契約では「回線業者」と「プロバイダ」があり、サービスの種類によっては回線業者とプロバイダ両方と契約が必要です。
これにより、解約連絡先が1つなのか、2つなのかが変わってくるので自分の契約がどちらなのか確認しておきましょう。
回線とプロバイダが別々の場合
NTTが提供している「フレッツ光」や「フレッツADSL」などを利用している場合は、必ずどこかのプロバイダも利用しているはずです。
この場合、解約はNTTとプロバイダ両方に申し出る必要があります。また、解約手数料についてもNTTとプロバイダそれぞれかかってくる場合があります。
フレッツ光の解約方法や解約金などについては、こちらの記事で詳しく載せています。
回線とプロバイダが同一の場合
光コラボレーション各社(ソフトバンク光、OCN光、etc)・Yahoo!ADSL・WiMAX・J:COMなどの
インターネットサービスは回線とプロバイダを同一事業者が提供しているため、解約の申し出は1つのみです。
そのため、解約手数料がかかる場合もそこからのみとなります。
メールアドレス
インターネットを解約すると、サービス提供元から与えられているメールアドレスも消滅してしまいます。
「他のメールサービスやメッセージサービス(gmailなどのwebメール、スマホ・携帯のキャリアメール、LINE等のアプリ)を使っているから、該当のメールアドレスは使っていない」という人は心配ないですが、昔から使っているような場合にはメールアドレスが無くなってしまう可能性があります。
その場合は、各プロバイダにメールアドレスが維持できるプランがあるので、どうしてもという人は解約ではなく、そのプランに変更してアドレスを残す方法もあります。(プランが有料・無料はプロバイダによります。)
電話のオプションサービス
インターネット契約のオプションで、電話のオプションサービス(フレッツ光であれば「ひかり電話」)を使っている場合は、そのまま解約をしてしまうと電話番号が使えなくなる場合があります。
事前にサービス提供元に連絡をし確認しておきましょう。(連絡先は下にまとめています)
賃貸物件の原状復帰
賃貸の戸建て・アパートやマンションに光回線を引き込んでいて原状復帰が条件になっている場合は、解約時に回線撤去工事が必要です。
基本的には、解約連絡の際にオペレーターから案内はあるので、案内どおりにすれば問題ありません。撤去工事日を決めて、その日に撤去工の立ち合いで完了です。
NTTは基本的に撤去工事の料金はかかりませんが、ケーブルTV各社やKDDIの光回線は撤去費用がかかる場合もあるので、解約の際に確認がした方がいいですね。
とりあえずユーザーの判断で「回線撤去工事いらないでしょ。」とはできません。契約上で「撤去工事が必要な物件」となっているので、この場合は諦めて従いましょう。
インターネット回線の解約の時に用意したいもの
解約手続きをする際には、
- お客様ID、契約IDやユーザーID
といった、利用者をすぐに特定できる情報を手元に用意しておくと、解約の手続きもスムーズに済みます。
基本的には、申し込みした後に郵送(もしくはメール等)で届いた書類に入っています。
インターネット回線の解約の手続き
プロバイダやサービス事業者のサイトで解約ページを探してもわかりずらく、「どこで解約の手続きをしたらいいか分からない」という人の為に、主要のサービス事業者の連絡先を表にまとめたのでご参考までに。
なお、量販店や販売代理店経由で申し込みをした場合は、そのお店や代理店に連絡をしても解約はできません。あくまで、サービスの提供元に解約の申し出をする必要があります。
◆主要サービス解約先一覧
サービス名 | 解約ページ | 備考 |
---|---|---|
OCN | OCN解約ページ | まず会員ページへのログインが必要 |
@nifty | @nifty解約ページ | 「解約のご案内」の確認 |
BIGLOBE | BIGLOBE解約ページ | 手続きページにたどりづらい |
ぷらら | ぷらら解約ページ | |
So-net | So-net解約ページ | |
DTI | DTI解約ページ | |
ASAHIネット | ASAHIネット解約ページ | |
@T COM | @T COM解約ページ | |
bb.excite | bb.exciteログインページ | まず会員ページへのログインが必要 |
Yahoo!BB | Yahoo!BB解約ページ | 解約防止ページが多い |
NTT東日本 | フレッツ光解約ページ | |
NTT西日本 | フレッツ光解約ページ | |
KDDI | KDDI解約ページ | |
J:COM | J:COM解約ページ | 解約防止ページが多い |
UQ WiMAX | UQ WiMAX解約ページ | 主なWiMAX提携会社の連絡先 |
解約のあとは?
Web(または電話)での解約連絡が済めば解約は完了です。
いつからインターネットが使えなくなるかはサービス次第なので、解約を申し出るときに確認しておきましょう。
ただし、以下の2点に該当する場合はまだやるべき作業があります。
レンタル機器の返却
インターネット接続のための機器をレンタルしている場合は、解約手続きの後にサービス事業者に送り返す必要があります。
具体例としては、ADSLモデム・ONU・ホームゲートウェイなどが該当します。「うちのはどうだっけ?」思う人もいるかもしれませんが、心配は要りません。
解約の連絡をした際にレンタル品があるようなら、その返却の案内も合わせて受けるはずなので、その指示通りにすればOKです。基本的には後日、返却用キット(梱包用の袋)が送られてくるので、それに機器を入れてコンビニで発送するか、宅配業者に取りに来てもらえば完了です。
回線撤去工事
賃貸の戸建てやアパート・マンションに住んでいる場合は、1割くらいで回線撤去工事が必要な場合があります。理由としては、物件のオーナーや管理会社から原状復帰が条件で光回線の開通許可をもらっている場合です。
配管の中に通した、光ファイバー線の撤去や、部屋内の光コンセントの取り外しをするので開通と同様に立ち合いが必要です。
また、マンションタイプであっても、原状復帰が条件で設備の導入をしている物件もあったりします。
まとめ
インターネットの解約は、サービス提供元に電話かWeb上で解約の手続きをして、解約金など心配な部分はきちんと確認しておくことです。
追記:サービスごとに解約がわからない、という声をけっこう頂いていますので、追加でそれぞれの解約方法と解約金を回避する方法を書きました。
少しでもインターネット回線の解約がスムーズにいくようお役に立てれば幸いです。また、新しく光回線を使いたいという場合は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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