
今、あなたはWiMAXの端末「Speed Wi-Fi HOME L01」が気になっていると思います。
この記事では、僕が実際に「Speed Wi-Fi HOME L01」を使ってみた感想や回線速度、メリット・デメリットを包み隠さずにお伝えしていきます。
この記事を最後まで読めば「Speed Wi-Fi HOME L01」の特徴も含めて、実際に使う上での良し悪しもわかるので、ぜひ検討の参考にしてくださいね。
※アイキャッチ画像は製品公式サイトより
目次
Speed Wi-Fi HOME L01の特徴
WiMAXはモバイル回線なので、その端末と言えば外でも持ち運びができるスマホ大の物が主流ですが、「Speed Wi-Fi HOME L01」はあえて家の中での据え置きタイプとなっています。
造っているのは、SIMフリースマホのPシリーズの評判が高く世界的にシェアを伸ばしているHUAWEI(ファーウェイ)です。
製品本体はインテリア性の高い円柱タイプのシンプルなデザイン。バッテリーは積んでいないので基本的に電源をつないだ状態で使います。
本体が他のポータブルのWiMAX端末に比べて大きいためか、後で説明するように他の端末よりスペックが高いことも特徴です。
『WiMAXなのに持ち運べないんじゃ意味なくない?』と言う人もいると思うので(普通はそうだと思います)、僕がSpeed Wi-Fi HOME L01を選んだ理由も書いておきます。
どうしてSpeed Wi-Fi HOME L01を選んだのか?
僕は数年、住んでいる場所の関係でWiMAXを使ってきてますが、ちょうど今まで使っていたBIGLOBEのWiMAXが契約更新月だったこともあり、キャンペーンがより良い「GMOとくとくBB」に乗り換えることにしました。
※GMOとくとくBB WiMAX2+のキャンペーンは終了しました。現在は、WiMAX +5Gのキャンペーンを実施中です。
ただ今まで使っていたWX01という製品は、実際に外に持ち出して使う機会はほとんどなく、クレードル(充電用の台座)に挿してずっと通電したまま使っていたので、これを機会に
『だったら、据え置きタイプでいいのでは?』
と考えました。オシャレな外観とスペックが高いのはわかっていたので一度試してみる事に。もし使えなかったとしても、それはそれで記事のネタになるのでいいかな~という所です。
実際に使って感じたこと
この記事を書いている段階で、Speed Wi-Fi HOME L01を使い始めてまだ2週間ちょっとですが、その間に自分が感じたことを書いていきます。
まず見た目がイイ
ホワイトのカラーとシンプルなデザインなのでインテリア性が高く自己満足度が高いです。僕の部屋はあまり物がなくいたってシンプルですが、女性やインテリアにこだわっている人には特にマッチすると思います。
届いたその日からネットができる
当たり前といえば当たり前なんですが、WiMAXはモバイル回線なので端末が届いたら、①箱から出して、②電源を入れて、③Wi-Fi接続の設定をしたら、すぐインターネットが使えるのはメリットですね。
光回線のような初期設定はいりません。
ただ、Webサイトから申し込んで端末の受け取りまでは、不在の再配達を含めて1週間くらいかかったと思います。
ですが、端末の即日発送ができるようになっています。在庫があれば申し込みをした当日に発送手続きもやってくれますよ。
【即日発送の受付時間】
14時まで(平日・土日祝日問わず)
※お申込み完了が受付時間を過ぎますと、翌日発送となります。
2.4Ghzと5GhzのWi-Fiが同時につなげられる
個人的にはこの部分が一番感動しました。通常のポータブルのWiMAX端末は、2.4Ghzか5Ghzのどちらかひとつに設定して使うようになっています。
2.4GhzのWi-Fi電波は、対応している製品がたくさんあるので使いやすい反面、電子レンジなどとも干渉するので通信速度が出づらいです。一方、5GhzのWi-Fi電波は、対応製品は限られますが通信独度が速いのが特徴です。
詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
⇒【素朴な疑問】Wifiの2.4Ghzと5Ghzって何がどう違うの?
使っているパソコンが残念ながら2.4Ghzのみの対応製品なんですが、スマホは5Ghzにも対応しています。なので、今まではやむなく2.4Ghzの設定にして使っていました。
パソコンやスマホを買うときは、無線LAN機能が5Ghz [802.11a/ac] に対応しているものを選んだ方が後々良いと思います。
ですが、この機能のおかげでパソコンは2.4Ghz、スマホは5Ghzと別々で使えているので、今までより快適な環境になりました^^
同時に40台までデバイスをつなげられる
こんな台数つなげないです(笑)きっと学校のひとクラスまるまるWi-Fi接続できちゃいます。
僕は別にホームパーティもやらないので、こんなに接続台数はいらないですが大は小をかねるので良いのかなぁと。上の話と関係しますが、2.4Ghzと5Ghzのそれぞれの周波数で同時に20台ずつWi-Fi接続できる仕様になっています。
USBポートからスマホの充電ができる
背面の写真を見てもらえばわかると思いますが、USBポートが1口ついていてホストとして機能するので電源コンセントを1つ埋めることなく、この「Speed Wi-Fi HOME L01」でスマホを充電できるのは個人的には使い勝手が良いところです。
ちなみにポータブルのWiMAX端末のクレードルにはUSBポートはありません。WiMAX端末にはもちろんマイクロUSB端子はありますが、あくまで自身が充電をするためのクライアント機能だけですよね。
LANポートが2口ある
背面にはUSBポートの他にLANポートが2口あるので、デスクトップパソコンや他にデバイスがあれば2台までLANケーブルで直接つなぐことができます。
デスクの上でパソコンを使うときは、LANケーブルで接続して使っています。その方が通信速度が単純に速いからです。速度の測定結果も、この後でお伝えするので参考にしてください。
てっぺんのNFCセンサーでスマホのWi-Fi設定ができる
「Speed Wi-Fi HOME L01」の上の部分にNFCセンサーがついています(NFCはモバイルSuicaとかで使うときの近接センサーです)。
Wi-Fi設定をするには「電波の名前(SSID)を選んで認証キーを入力」するか、「WPSボタンで自動接続」で設定できますが、NFCに対応しているスマホを上にかざすだけでWi-Fi接続ができる機能もあります。
残念ながら手持ちのスマホにNFCがついていないので試せませんでしたが、この機能も便利だと思いました。
ランプが何を表してるのかわからないw
WANという表示ランプが縦に4つありますが、これがWiMAXの信号を受信している強さを表していて、僕の部屋はだいたいアンテナ4本中、3本立っているような状態で使えています。
他のランプ状態としては、届いて電源をいれたときは、下から2番目の「Mode Update」が赤く点灯していたので、説明書を見てみると「最新のファームウェアがありますよ。」のお知らせだったので、この後に説明する管理画面からファームウェアをアップデートしてグリーンになりました。
また、Netflixでオリジナルドラマを観たりして数日が経ったら、一番下の「Status」ランプが黄色く点滅しはじめました。これまた説明書を見てみると、「設定してある通信量を超えると光るアラーム」とわかりました。
初期設定では「ひと月で7GB超えた場合」と、「連続の3日で10GBのデータを超えた場合」それぞれでランプがつくように設定されてました。
僕はギガ放題プランなので、ひと月の7GBのアラームは管理画面からオフ、3日で10GBは動画配信を見てると超えますが、一応目安としてオンにしています(特に速度制限が入っても影響ないですが…)。
はじめはランプの状態が何を示しているのか、説明書を見ないとわからないのは不便でしたが(特に赤と黄色がついた時)、慣れてくると特に問題はありません。
操作パネルがないのは不便かも
ポータブルのWiMAX端末のように、それだけで設定を変えたりはほとんどできないので、この部分は最初少し不便に感じました。
設定の状態などはランプのつき方でわかるようになっています。
一応、上下に2つボタンは付いているので、WPSのWi-Fi接続設定をしたり、モードの切り替えは本体のみでできます。
上のボタンは「WPS」で、下のボタンは「MODE」。
「WPS」ボタンを2~3秒ほど長押しすると、2.4Ghzのデバイスを自動接続できて、5秒ほど長押しすると、5Ghzのデバイスを自動接続できました。
管理画面で細かい設定をしていくには、LANケーブルかWi-Fiで「Speed Wi-Fi HOME L01」につながっている状態でブラウザを使います。
ブラウザのアドレス入力欄に「192.168.100.1」と入力すると管理画面が出てきます。
ログインするためにユーザーIDとパスワードが求められますが、製品本体の底面に記載されてます(ここにSSIDや認証キーもあります)。
細かな設定は、ポータブルのWiMAX端末でもブラウザから設定するので、今は特に不便もないです。人ってすぐに慣れるもんですね。
ランプを消せるのが地味に嬉しい
無線LANルーターや光回線のONUなどの機器は電源が入っていると、どこかしらのランプが常に光っていますよね。
「Speed Wi-Fi HOME L01」の本体ランプは設定で消すことができるので、夜寝るときに邪魔になりません。この機能は地味ですが、個人的にはとても気に入っています。
「Speed Wi-Fi HOME L01」を設置する部屋と寝室が別の人には関係ない話しですけどね。
消すと言っても、どこかのボタンを押せば5秒ほど点灯してアンテナの強さはわかるようになっています。
回線速度を測ってみた
平日、家でネットを使うのはもっぱら朝方少しと、夜、家に帰ってきてからです。
メインで使うのはもちろん夜なので、その時間帯(20~21時)で回線速度を測ってみました。使った速度測定のサイトは「Ookla SPEEDTEST」です。スマホでも同じアプリを使っています。
パソコン(LANケーブル接続)での測定結果
パソコン(Wi-Fi接続 [2.4Ghz] )での測定結果
スマホ(Wi-Fi接続 [5Ghz] )での測定結果
一覧表で比較すると下のようになりますが、下り速度がスマホでのWi-Fi接続(5Ghz)が一番速かったのにはびっくりです。
ただ、スマホのAndroid OSとパソコンのWindows 10は動作の軽さも違いますし、バックグラウンドで動いているプログラムも違うと思うので同じラインでは比べられないですが、参考にはなりました。
測定方法 | PING (ms) | 下り (Mbps) | 上り (Mbps) |
---|---|---|---|
PC(LANケーブル) | 39 | 20.16 | 17.44 |
PC(2.4GhzのWi-Fi) | 53 | 7.4 | 13.33 |
スマホ(5GhzのWi-Fi) | 37 | 32.95 | 14.21 |
ネットの使い方は主に、パソコンからのブラウジングとNetflixやHuluでの動画を見ることなので、この回線速度だとまったく問題がなく使えています^^
メリット・デメリット
ここで一度、「Speed Wi-Fi HOME L01」を使ってみて感じたことを、メリットとデメリットにしてまとめておきます。
料金とかキャンペーンは、この製品自体のことではないので除きます。
Speed Wi-Fi HOME L01のメリット
- 見た目がオシャレ
- 届いてすぐにネットが使える
- 2.4Ghzと5Ghzの同時接続ができる
- 同時に40台までデバイスがつながる
- USBポート1口とLANポートが2口ある
- NFCでもWi-Fi接続の設定ができる
- ランプが消せる
Speed Wi-Fi HOME L01のデメリット
- 外に持ち運びができない
- 操作画面がついていない
- 最初はランプの意味が最初わからない
何日も滞在するような場所になら持って行っても良いかなぁ・・・
こんな機能もあったら良いな
違う製品になってしまう気もしますが、「Speed Wi-Fi HOME L01」の通信機能にプラスして、Amazon echoのように音声入力インターフェースやBluetoothスピーカー機能があったら面白い気がします。
「Speed Wi-Fi HOME L01」はこんな人に向いている
WiMAXを使ったモバイル回線になるので、基本的には回線工事をしたくない人、住んでいる場所の都合で回線工事が出来ない人や、短期間で引っ越しをするような転勤が多い人に向いています。
開通工事があるネット回線の場合、工事業者はほぼ男性なので、知らない男性を部屋にあげたくない一人暮らしの女性や、部屋のインテリアにマッチしやすいデザインのモバイル回線がほしい女性にも向いています。
そして、据え置きタイプなので、外で持ち運びができなくてもOKならこの端末が一番です。
まとめ
「Speed Wi-Fi HOME L01」を実際に使ってみたレビュ―をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
使い始めて2週間ちょっとですが、最初は不便な部分もありましたが、それを補ってもあまりあるデザイン性と機能に個人的には満足できています。WiMAXの端末を検討している人に、この記事が参考になれば嬉しいです。
ちなみに、この端末を申し込んだのは「GMOとくとくBB」のWiMAX2+ですが、月額料金が大幅割引きになるキャンペーンを使って申し込みをしました。
(申し込みをするときは、必ず提供エリア判定をして結果が「〇」の場合のみ申し込むようにしましょう。)
※GMOとくとくBB WiMAX2+のキャンペーンは終了しました。現在は、WiMAX +5Gのキャンペーンを実施中です。