
光回線を使っている人は引っ越しするときに、どうしたらいいのか分からない人は多いと思います。
当サイトの無料相談でも同じような内容はちらほら頂きます。
そこで今回は、引っ越しに伴うNURO光の手続き・方法、注意点を詳しく解説していきます。
NURO光を使っていて引っ越しが決まった、また検討中だけど今後引っ越しのことが心配、という方はこの記事を最後まで読んで参考にしてくださいね。
※表記している価格は税込みです。
NURO光は移転ができない
NURO光は他の光回線(フレッツ光や光コラボ、auひかり)のように契約を変えずに設置場所を変える移転手続きができません。
そのため、引っ越しをする時には契約しているNURO光は解約をするという選択肢しかありません。となると『解約金がかかっちゃうんじゃ…』と気になりますよね。
NURO光は契約更新月以外で解約をすると解約金3,850円の他に、工事費の実質0円割引が36ヶ月あるので、36ヶ月以内での解約は工事費の残債もかかります(2021年6月以前に申し込んでいる方は工事費の分割期間は30ヶ月)。
でも、これをまるまる負担する必要はありません。
NURO光は引っ越し先で特典・キャンペーンが使える
引用元 NURO光公式サイトより
理由として、NURO光は移転手続きがない代わりに、引っ越し先で新規申し込みをすればまた新しく特典・キャンペーンが適用できるんです。
実際にNURO光にチャットで問い合わせて確認してみました。
電話での問い合わせだと待たされたりして時間がもったいないですが、チャットはものすごく便利ですね^^;
と言うことは、引っ越し先でも工事費が0円と45,000円キャッシュバックがもらえるので、元の住所での解約金はペイできる計算になります。
NURO光を3ヶ月以上使っている場合は、解約金と工事費の残金を合計しても45,000円以下で収まります。
これよりも短期で解約をする場合は解約金の合計が、キャッシュバック金額を上回りますので注意してください。※2021年6月以前に申し込んでいる場合、工事費割引は1,467円×30ヶ月になります。
NURO光を今検討している人のために、念のため各種料金と特典・キャンペーンを載せておきますね。
戸建て・マンション(NURO光2ギガ(3年契約)) | |
---|---|
回線速度 | 2Gbps |
月額料金 | 5,200円 |
事務手数料 | 3,300円 |
工事費 | → キャンペーンで実質無料 |
契約期間 | 3年(4年目以降は2年の自動更新) |
解約金 | 3,850円 |
提供エリア | 北海道・関東・東海・関西・中国・九州(一部地域を除く) |
この月額料金で、無線LAN機能は標準装備です。
また特典・キャンペーン・割引としては以下のとおりです。
- 45,000円キャッシュバック
- 初期工事費が実質無料
- 他社の違約金を最大20,000円キャッシュバック
- 高速無線LANが標準装備
- 設定サポートが1回無料
- ソフトバンクスマホ・ケータイとのセット割「おうち割光セット」が組める
集合住宅でも共用部を通して部屋までNURO光を引き込むことが可能です。
引っ越し先が提供エリアじゃなかったら?
NURO光は北海道・関東・東海・関西・中国・九州エリア(一部地域を除く)のみで使えるので、このパターンは結構あるように思います。
引っ越し先が提供エリアじゃない場合は、代替えできるような特典・キャンペーンの光回線を選べば大丈夫です。
筆頭はKDDI系の「auひかり」
引用元 NEXTキャンペーンサイト特設ページより
提供エリアとしてはフレッツ光には及びませんが、全国で提供をしているためNURO光がダメでもauひかりでOKな可能性は高いでしょう。
auひかりの特典・キャンペーンとして工事費が実質0円になり、優良代理店からの申し込みでさらに最大67,000円のキャッシュバックを受け取ることができます。
これなら、NURO光の解約金や工事費残債が余裕でカバーできますね。
ただし、auひかりの固定電話サービス(月額550円)をつけないと、工事費が一部負担になりキャッシュバック金額も下がってしまいます。
キャッシュバックの一部は代理店から開通翌月に銀行振り込みでもらえるというスピード対応もポイント。申請も申し込みのときにできるので手間いらずです(残りの金額はプロバイダからの受け取りです)。
月額料金などの各料金は以下のようになります。月額料金はNURO光と似たような金額ですが、速度や標準の無線LANを考えるとコスパは劣ってしまいますね…
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
---|---|---|
回線速度 | 1Gbps | |
月額料金 | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目~:5,390円 | 3,740~5,720円 (設備による) |
事務手数料 | 3,300円 | |
工事費 | → キャンペーンで実質無料 | → キャンペーンで実質無料 |
契約期間 | 36ヶ月間 | 24ヶ月間 |
解約金 | 4,730円 | 2,290円 |
提供エリア | 東海・長野・関西を除く全国 | 全国 |
auひかり公式の特典・キャンペーン・割引としては以下のとおりです。
- 最大67,000円キャッシュバック
- プロバイダSo-net+auスマートバリューまたは自宅セット割適用で10,000円増額中
- 初期工事費が実質無料
- 他社からの乗り換え費用を最大30,000円負担(+最大25,000円キャッシュバック)
- auスマホ・ケータイとのセット割「auスマートバリュー」が組める
- UQモバイルとのセット割「自宅セット割」が組める
auひかりには他社回線からの乗り換えにかかる費用の還元特典・キャンペーンがありますが、同一住所での乗り換えが条件になるため、引っ越しは当てはまりません。
おすすめの申し込み窓口は「株式会社NEXT」という代理店ですが、余計なオプションに入らされる心配もないことから評判や口コミも良く、KDDIから何度も表彰を受けている代理店なので信頼度も高いと言えます。
さらにauひかりが未提供だった場合…。
フレッツ光の提供エリアで使える光コラボ(NTT光回線の卸し)で考えていくのが良いでしょう。光コラボであれば、提供エリアの可能性は一番高いと言えます(中にはもちろん使えないエリアもありますが…)。
ただ、光コラボではそこまで高額なキャッシュバックはありません。NURO光の解約金・工事費の残金をまかなうという点で見ていくと…
光コラボではSo-net光プラスが最適
引用元 So-net光プラス公式サイトより
NURO光を含めてなんかSo-netばかりになっていますが、特に「So-netだから推している」という訳ではありません^^;
マンションタイプが使える集合住宅であれば、月額料金もお得に使えます(もちろん戸建て向けに比べて速度は犠牲になりますが…)。
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
---|---|---|
回線速度 | 1Gbps | |
月額料金 | 6,138円 | 4,928円 |
事務手数料 | 3,500円 | |
工事費 | → キャンペーンで実質無料 | |
契約期間 | 24ヶ月(自動更新) | |
解約金 | 4,580円 | 3,480円 |
提供エリア | 全国 |
So-net光プラスは、公式サイト経由で申し込むと、工事費実質無料+最大50,000円キャッシュバックです。
- 最大50,000円キャッシュバック
- 初期工事費が実質無料
- セキュリティソフトが標準装備
- IPv6対応の無線LANルーター無料レンタル
- auスマホ・ケータイとのセット割「auスマートバリュー」が組める
- UQモバイルとのセット割「自宅セット割」が組める
キャッシュバックは、開通から3ヶ月後と12ヶ月後の2回に分かれて受け取れます。キャッシュバックがこれほど高額であれば、NURO光の解約時にかかる費用をキャッシュバックでカバーできますね。
オプション加入もないため誰でも気軽に利用できるのが良心的です。特典・キャンペーンは光コラボの中では良く、auスマートバリューに対応している数少ない光コラボのひとつです。
NURO光の解約や引っ越し先での注意点
解約金と工事費の残金
先にも一度お伝えしましたが、元の住所で使っているNURO光は解約が必要ですが、その際に契約更新月でなければ3,850円の解約金がかかります。
引っ越しは、自分のタイミングというよりは仕事の都合などに左右されることが多いと思いますので、解約金がかかるケースがほとんではないでしょうか。開通から36ヶ月以内の解約は、分割で割引されている工事費用の残金もかかりますので注意してください。
解約方法については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
解約金は先に負担
NURO光の解約金ですが、まずは実費負担になります。元のNURO光を解約後に、最後の請求で月額料金と解約金もろもろを支払います。
引っ越し先での光回線は、開通してから数ヶ月後にキャッシュバック手続きをしてもらうことができるので一時的負担するイメージですね。
ちなみに、上でお伝えした光回線のキャッシュバックがもらえる月数は下のようになります。
キャッシュバック金額 | 受け取りまでの期間 | |
---|---|---|
NURO光 | 45,000円 | 開通から6ヶ月後に手続き可能 |
auひかり | 最大67,000円 | 一部は開通の翌月末※ |
So-net光プラス | 最大50,000円 | 開通から3ヶ月後(一部は12ヶ月後) |
新規の申し込みは早めに
すでにNURO光を使っている人はご存知だと思いますが、NURO光は開通工事の作業が2回必要です。
So-net側での屋内工事、NTT側での屋外工事というように分かれます。詳しくは、こちらの記事で解説しています。
そのため、開通するまで日数がかかるため少しでも早く工事日程の調整ができるように、引っ越し先が決まった時点で申し込みをするのがベターです。特に毎年2月・3月は引っ越しの繁忙期のため、光回線の工事も混み合う傾向があります。
まとめ
引っ越しの時のNURO光の扱いにについてお伝えしてきました。最後にもう一度、ポイントを整理しておきますね。
- NURO光は移転ができない。解約が必要。
- 引っ越し先で新規申し込み。特典・キャンペーンが使える。
- 引っ越し先がNURO光未提供なら他の光回線の特典・キャンペーンを使う。
- 解約するときは、解約金と工事費の残金に注意。
- 新規の申し込みは、工事まで日数がかかかるので早めに動く。
これらさえ押さえておけば、特にあたふたしないで手続きできると思います。引っ越しは何かとバタバタしがちなので、スムーズな引っ越しのためにもこの記事をぜひ参考にしてしてください^^