
最近は、インターネット回線でテレビも見たいという人が増えてきています。
ただ、『何をどうしたら良いの?』『どこを選んだら良いの?』と迷っている方も多いのではないでしょうか?また、テレビを見るには、やっぱりアンテナを付けるべきなのか、ケーブルテレビをひけば良いのか、と思ってる人も少なくないと思います。
この記事ではできるだけコストが安くできるサービスと、とっておきの裏技をお伝えします。
この記事を読むと、具体的にテレビサービスの工事費用を安く済ませる方法と、トータルで月額料金も節約できる光回線を知ることができます。
※表記している価格は税込みです。
光回線でテレビって?
今までは家や建物の上にアンテナを立てて、テレビを見るというのが一般的でしたが、新築の一戸建てなどでアンテナを立てるとなると費用が5~6万円程度かかります。
それとオシャレな家なのに不格好なアンテナを嫌う人もいて、光回線を引くならテレビもそれで見てしまおうという人が増えてきていますし、実際に当ブログにも相談が多く来ています^^
光回線でテレビを見る方法
早速、具体的な方法ですが、
- NTTの光回線がベースの光回線を選ぶ
という事です。
これはフレッツ光であれば「フレッツ・テレビ」というテレビサービスがあります。そして、光コラボレーション(ソフトバンク光やビッグローブ光など)のようにフレッツ光の回線を使っている各サービスは、フレッツ・テレビと同じテレビサービスを用意しているからです。
もし、申し込みたい光コラボがテレビサービスをやっていなくても、別途NTTからフレッツ・テレビのサービスを受ける事ができるので、ここも光コラボを選ぶメリットとなります。
ちなみに、KDDI系列のauひかり、So-netのNURO光はNTTの光回線ではないので、フレッツ・テレビサービスは使えません(NURO光では一部のエリアでひかりTVを提供しています)。
光回線でテレビが見られる条件
ただ、このフレッツ・テレビをベースにした光コラボのテレビサービスですが、使うためには建物の条件があります。
基本は戸建て向けということです。集合住宅でも使えなくはないですが、次の条件をクリアしている必要があるんです。
- NTT東日本・西日本の該当エリアであること
- 東日本エリアのマンションは光配線方式のみ
- 西日本エリアは戸建てのみ
- 集合住宅はつなぐテレビが1台であること
ひとつひとつ詳しくお伝えします。
条件1.NTT東日本・西日本の該当エリアであること
住んでいる都道府県が境界あたりだと東日本か西日本かわかりづらいと思いますが、このようになっています。これ以外のエリアでは、フレッツ・テレビの提供はされていません…
東日本エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県、新潟県、福島県、宮城県、山形県、岩手県、北海道の各一部地域 |
---|---|
西日本エリア | 大阪府、和歌山県、京都府、奈良県、滋賀県、兵庫県、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、石川県、富山県、広島県、岡山県、愛媛県、香川県、徳島県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県の各府県の一部地域 |
なお、提供エリア内でもNTT東日本・西日本の設備状況によっては、利用できない場合があります。
条件2.東日本エリアの集合住宅は光配線方式のみ
集合住宅向けのマンションタイプの光回線は、
- 光配線方式
- VDSL方式
- LAN配線方式
と3種類あります。
部屋の中まで光ファイバー線をひいてくる「光配線方式」は、現状で一番多い接続方法なのでほとんど問題ないとは思います。
中には建物の電話回線を使ったVDSL方式や、まれにLAN配線方式の建物がありますが、この場合はフレッツ・テレビが使えません。
条件3.西日本エリアは戸建てのみ
西日本エリアについてはそもそも集合住宅ではフレッツ・テレビが提供されていないので、戸建てタイプのみでしかフレッツ・テレビが使えません。
条件4.集合住宅はつなぐテレビが1台
これはそのままです。
戸建てなら何台でも接続できますが、集合住宅でのフレッツ・テレビは2台以上のテレビの接続ができないようです。
テレビサービスの料金はどれくらいかかるの?
月額料金は825円です。
あとは、はじめに初期費用・工事費がかかりますが、この費用とは別に、光回線の初期費用・工事費ががかります。
まずは必ずかかる初期費用は、以下の2つです。名前はややこしいですが、初期費用はまず6,380円かかると考えておけば大丈夫です。
テレビ視聴サービス登録料 | 3,080円 |
---|---|
フレッツ・テレビ伝送サービス工事費 | 3,300円 |
そこから、テレビを1台つなぐ場合と、テレビを2台以上つなぐ場合とで料金が変わってきます。
テレビ1台 | テレビ2~4台まで | |
---|---|---|
屋内同軸配線工事 | 7,150円 | 21,780円 |
表を見ると分かるように、結構かかりますね^^;
アンテナ接続との違いを理解しよう
光回線でテレビを見るときの前提ですが、アンテナでテレビを見るときとは基本的に接続の仕方が違います。
アンテナの時は、壁のテレビ線の差込口からテレビに線をつなぎますが、フレッツ・テレビ系は光回線の終端装置にテレビの線が挿せるようになっているので、そこからテレビに線を伸ばします。
下の図は、テレビ2台を接続するときの構成です。
引用元 NTT東日本公式サイトより
工事費を安くする裏技は「自分でつなぐ」
「自分でつなぐ」ことで工事費を安くすることができます。男性なら比較的簡単だと思います。
テレビの接続台数が1台の時はなおさら簡単で、回線終端装置からテレビまで1本の線でつなぐだけです。イメージ図の分岐器もいらないですし、分配器もいりません(テレビが地デジとBS放送で別々の接続口になってる場合は分配器はあった方がいいです)。
この線を1本つなぐだけで、業者に頼むと7,150円かかってしまうんです。お高いですね^^;
複数台の場合は2ステップの作業
- 大元のところ(光回線の終端装置)に分岐器を用意し1本はテレビ、もう1本は屋内配線(壁の差込口)に接続する。
- アンテナ線が差し込まれている分配器のINの線を外し、1で壁に挿したところから来ている線を外したINのところに挿す。
こういった接続にあまり詳しくない人でテレビを2台以上つなげたい場合は、はじめから業者に任せてしまいましょう。
21,780円の費用はかかってしまいますが、必要なテレビ用のケーブルや分岐器・分配器は業者がすべて用意してくれますので楽と言えば楽です^^;
光回線とテレビのおすすめサービス
最安クラスの光回線「@スマート光」
おすすめするサービスの条件としては、先にも書いたようにトータルコストが安くできるところです。そのため、当ブログでは「@スマート光」をおすすめしています。
引用元 @スマート光公式サイトより
理由は単純で、戸建てタイプ・マンションタイプ共に他の光回線よりも安いからです。
そして、初期費用・工事費の無料キャンペーンをやっているのも大きなメリットですね。
戸建てタイプ | マンションタイプ | ||
---|---|---|---|
回線速度 | 1Gbps | ||
月額料金 | 格安プラン | 4,400円 | 3,300円 |
通常プラン | 4,730円 | 3,630円 | |
事務手数料 | → キャンペーンで無料 | ||
工事費 | → キャンペーンで無料 ※通常プランの場合 | → キャンペーンで無料 ※通常プランの場合 | |
契約期間 | なし | ||
解約金 | なし | ||
提供エリア | 全国 |
@スマート光でも「@スマート・テレビ」というサービス名で提供していて、月額料金は726円です。
光回線のテレビサービスは、NTT系であればサービスの名前は違っても、どの事業者もフレッツ・テレビと料金は全て同じなんです。
現在はキャンペーンによって6,380円の初期工事費も無料になるため、トータルコストを抑えるにはインターネットの初期費用と月額料金が安いところを選ぶのがベストという事になります。
@スマート光については以下の記事で詳しく紹介しています。
ネットとテレビのセット割がある「ソフトバンク光」
引用元 ソフトバンク公式サイトより
ソフトバンク光では、ソフトバンク光テレビをご利用の方向けに5年間の自動更新プランが選択でき、テレビとのセット割を利用することができます(戸建てタイプのみ)。
ソフトバンク光 | 通常プラン (2年自動更新) | 光テレビセット (5年自動更新) | スカパー!セット割 (5年自動更新) |
---|---|---|---|
月額料金 | 5,720円 | 5,170円 | 2年間:4,950円 3年目以降:5,170円 |
光テレビオプション | 825円 | ||
合計 | 6,545円 | 5,995円 | 5,775円+スカパー!料金 (3年目以降は5,995円+スカパー!料金) |
@スマート光には料金こそ劣りますが、ソフトバンクユーザー・ワイモバイルユーザーはスマホとのセット割「おうち割 光セット」でスマホの料金が毎月550~1,100円割引になるので、検討してみる価値ありです。
ただし、おうち割加入の場合は、上記料金プランに月額550円のオプションパックに加入しなければなりません。
ソフトバンク光については以下の記事で詳しく紹介しています。
ネットとテレビのセット割がある
という人は、NTTぷららの「ひかりTV」というサービスなら地デジ・BS放送が見ることができます。
提供エリアは定められていますが、全国の都道府県で視聴可能です。提供エリアや条件についてはひかりTV公式サイトを確認してみてください。
個人的には、月額料金が月1,100円以上かかるのと、ひかりTV単体で2年契約となるので、@スマート光やソフトバンク光の光テレビの方がおすすめです。しかし、2022年7月から2年以内に解約しても解約金がかからなくなったので、集合住宅で他に選択肢がない方は使ってみてもいいかもしれません。
まとめ
光回線でテレビをなるべく低料金で見たい場合は、
という事です。
サービス提供は基本的に戸建て向けですが、集合住宅は「東日本/光配線/テレビ1台」であれば可能です。光回線で快適なテレビライフも送ってくださいね。