
ドコモ光のプロバイダ「ドコモnet(ドコモネット)」の評判についてお調べですか?
ドコモが提供しているプロバイダのため、光回線(ドコモ光)やプロバイダに関するサポートをまとめてドコモが行ってくれるなど魅力はあります。
しかし、ドコモnetを利用するにあたって『ドコモnetの通信速度は速いのかな?』『ドコモnetはIPv6が使える?』など、ドコモnetの評判やサービスが気になっている人も多いと思います。
この記事では、ドコモnetの評判、サービス内容について紹介していきますので、ドコモnetの利用を検討しているい人は参考にしてみてください。
※表記している価格は税込みです。
目次
ドコモ光のプロバイダ「ドコモnet」は遅いという評判は本当?
ドコモ光を利用する際、プロバイダでドコモnet(ドコモネット)を使おうか思ってはいるものの、『ドコモnetの速度は速いかな?』『ドコモnetの評判はどうなの?』と気になっている方も多いかもしれません。
実際、ドコモnetは高速通信を実現するIPv6に対応しているのにも関わらず、『ドコモnetは遅い』という評判を聞きますが、実際にドコモ光×ドコモnetを利用している人からの評判は良くないのでしょうか?また、速度は遅いのでしょうか?
結論から言うと、ドコモnetは通信速度が速く評判の良いプロバイダです。
『ドコモnetは遅い』という評判
まずは、『ドコモnetは速度が遅い』という評判から見ていきますが、不満を口にしている人はごく僅かです。
ドコモ光 ドコモnetの神奈川のメンテナンス7月いっぱいかかるとのこと。顧客の方から調べないと全く事情がわからずなんの案内も無い。
現在速くて16Mbps 遅いと繋がらず。#ドコモnet#ドコモ光— ikensr33 (@ikensr) July 17, 2021
遅すぎるでしょ・・・・・。
プロバイダ: ドコモnet
・IPv6 IPoE(OCNバーチャルコネクト)
下り速度: 2.41Mbps(かなり遅い)
上り速度: 12.38Mbps(あまり速くない)— Haruyoshi@多趣味な人 (@indomitable_val) July 15, 2021
速くて16Mbpsしか出ていない人や、中には2Mbpsという人もいます。
何をメインにインターネットを利用するかによって必要な速度は異なってきますが、20Mbps未満だと僕が以前に使っていたポケットWiFiと同じぐらいの速度なので光回線の役目を果たしていないですね^^;
『OCNバーチャルコネクトだと遅い』という評判
また、『OCNバーチャルコネクトだと遅い』という評判もありました。
最近ネット回線(NTT1Gbps,ドコモnet)が遅かったり止まったりするから試しにIPv4の接続方法をOCNバーチャルコネクトをPPPoEに戻したら速度は上がるし通信途絶もなくなるし良かったわ。
普通は逆だよな(笑)— Kentaro Hata 🍏🌸 (@kentaro_hata_) November 4, 2021
「OCNバーチャルコネクト」とは、ドコモと同じNTTグループであるOCNが提供しているIPv6(IPoE方式)のネットワークサービスです。提供元はOCNですが、ドコモnetをはじめ様々なプロバイダでOCNバーチャルコネクトを使うことができます。
IPoE方式はPPPoE方式よりも速くなる(厳密には混雑しにくい)構造になっていますが、利用者が増えればその分遅くなる可能性があります。実際に、『夜間は遅くなる』という口コミや、先ほどのTwitterのように『OCNバーチャルコネクトからPPPoEに戻したら速度が上がった』という人もいるくらいです。
OCNバーチャルコネクトを使っている人の速度を調査した限りでは、夜間は昼間に比べて30%前後遅くなっているように思えます。
なお、ドコモnetはOCNバーチャルコネクトとは別に「transix」という方式も使用しています。このtransixはv6プラス同様に夜間でも遅くなりにくく、実際に『夜でも速度が遅くならない』と評判の声もあります。
transix接続になってから、夜のマキオンもめちゃくちゃ快適で常時300mbps近くでてるしping値も20〜30位に安定してるから以前と比べ物にならない
— 鳩ばり (@saeki_kokujin) May 4, 2022
もし、夜にインターネットを使う機会が多い人は、OCNバーチャルコネクトからtransixへの変更を検討してみても良いかもしれません。ただ、次項のようにOCNバーチャルコネクトを使っていても速い速度でインターネット接続ができている人も多くいます。
『ドコモnetは速い』という評判
では次に、ドコモnetの通信速度に満足している人の評判を見ていきましょう。
ドコモ光 IPv6接続 IPoE(OCNバーチャルコネクト)の測定結果
プロバイダ: ドコモnet
Ping値: 17.0ms
下り速度: 504.53Mbps(超速い)
上り速度: 104.35Mbps(かなり速い)https://t.co/sBSPDnfghY #みんなのネット回線速度— いしばしたたく (@ShinoCamNet) June 8, 2022
この時間でも十分速度出てる。ドコモnet選んだの正解だったかな。 pic.twitter.com/UfhBATwezw
— まっく (@hanamac231) May 23, 2022
試しにドコモnet(実質OCN)へ切り替えたけど、十分な速度が出てて満足。
切り替え初日から、IPv4 over IPv6で接続できてるし pic.twitter.com/Tow7WPhGax— にっかつ (@nikkatsu) January 14, 2022
ドコモnet開通から7日目の夜にIPv4 over IPv6が開通したけどGoogleスピードテストやたら速いな。 pic.twitter.com/oquKq3WHMN
— やぎ (@yagibokujo) June 23, 2021
OCNバーチャルコネクトを使っていても500Mbps超えとかなり速い速度が出ている人もいます。
光回線の1GBサービスは大体80~200Mbps出れば良い方と言われていますが、これだけ速い速度が出ていれば、NetflixやYouTubeなどの動画配信サービスや大容量データのダウンロードも支障なく楽しめそうですね。
なお、当ブログでは2022年6月にクラウドソーシングの「ランサーズ」でドコモ光の利用者20名にアンケートを行いました。ドコモnetを利用している人が1名いましたが、その人も速度については満足していました。
- 下り速度:42Mbps
- 上り速度:46Mbps
- レイテンシ:7ms
- 満足度:とても満足
- 感想:YouTubeの動画視聴、ネットサーフィンなど、快適に使えています。
下り・上り速度はそこまで速くはないですが、ネットサーフィンだけでなく動画視聴も快適に使えているみたいで、満足度も5段階で最も良い「とても満足」と回答してくださいました。なお、「レイテンシ」とはサーバー間の情報伝達時間を数値化したもので、「Ping値(ピング値・ピン値)」と同じと思って大丈夫です。
ご紹介してきたように、ドコモ光×ドコモnetの速度の評判については、20Mbps未満の人もいれば500Mbps超えの人もたり、アンケート結果のように40Mbpsくらいでも満足して使えている人もいます。
よって、ドコモnetの速度について『遅い』という評判は特に気にしなくて良いと言えそうです。
ドコモnetはスピードテストで第1位を獲得
「みんなのネット回線速度」というスピードテストのサイトでは、ドコモ光のプロバイダごとの平均速度がランキングで紹介されていますが、ドコモnet(ドコモネット)は第1位を獲得しています(2022年7月11日時点)。
順位 | プロバイダ名 | ダウンロード速度 |
---|---|---|
1 | ドコモnet | 312.49Mbps |
2 | GMOとくとくBB | 305.58Mbps |
3 | ぷらら | 284.58Mbps |
4 | OCN | 277.68Mbps |
5 | BIGLOBE | 272.84Mbps |
6 | @TCOM | 267.13Mbps |
7 | ASAHIネット | 266.74Mbps |
8 | エディオンネット | 266.24Mbps |
9 | BB.excite | 258.78Mbps |
10 | DTI | 240.48Mbps |
11 | @nifty | 220.01Mbps |
12 | アンドライン | 207.05Mbps |
13 | 楽天ブロードバンド | 195.51Mbps |
14 | WAKWAK | 122.94Mbps |
ドコモ光で選べるプロバイダは23社ですが、ランキングに反映されているプロバイダは直近3ヶ月間で50名以上の方が測定されているプロバイダです。
ドコモnetは堂々の第1位で平均速度も312.49Mbpsとかなり速い速度です。ただ、この速度結果が測定するサイトによって違うのです。
僕の知り合いがドコモ光をプロバイダDTIで使っていて、スピードテストをした時にみんなのネット回線速度では200Mbpsを超えていたものの、サイトによっては50Mbpsというところもあったそうです。結局8社ほど試したみたいですが、平均は130Mbpsぐらいと言ってました。
そのため、DTIより70Mbpsほど速いドコモnetは200Mbpsぐらいが平均速度かもしれません(あくまで推測です)。
ドコモ光のプロバイダ「ドコモnet」とは?
引用元 ドコモ公式サイトより
そもそも、「ドコモnet(ドコモネット)」とはドコモが提供しているプロバイダです。
ドコモnetの特徴として、主に以下の2点が挙げられます。
- ドコモ光のプロバイダの中では料金体系が安いタイプAに属する
- 10Gbpsプランにも対応している
では、ドコモnetのサービス内容を見ていきましょう。
ドコモnet(ドコモネット)で提供されるサービス
プロバイダのドコモnetで提供される基本サービスは以下のとおりです。
ドコモnet プロバイダサービス概要 | |
---|---|
メールアドレス数 | 1個 |
メールBOX容量 | 10GB |
ドメイン | docomonet.jp |
セキュリティソフト | ネットワークセキュリティ(12ヶ月無料) |
リモートサポート | ー |
訪問サポート | ー |
Ipv6 | IPoE IPv4 over IPv6通信 |
その他のサービス | ・Webメール ・メール転送サービス ・マルウェア不正通信ブロック機能 |
無料で付与されるメールアドレスは1個だけですが、メールBOXは10GBと大容量です。
セキュリティソフトが12ヶ月無料になっていて、最大3台までのパソコンにインストールすることができます。無料期間終了後は月額385円になります。
BIGLOBEやDTIなどプロバイダによってはIpv6対応のWiFiルーターを無償レンタルしていたりもしますが、ドコモnetではそのサービスは行われていません。
マカフィーインターネットセキュリティが12ヶ月無料で使える
引用元 ドコモ公式サイトより
ドコモnetを利用するメリットのひとつに、「マカフィーインターネットセキュリティ」というウイルス対策ソフトが12ヶ月無料で使えることが挙げられます。
マカフィーインターネットセキュリティとは、ウイルス対策やスパイウェア対策などの基本的なセキュリティ対策に加え、迷惑メール対策や保護者機能などを備えた総合セキュリティソフトです。
これなら、お子さまがいる家庭でも安心してインターネットを利用できますね。
月額料金は4,400円から利用可能
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
---|---|---|
タイプA | 5,720円 | 4,400円 |
タイプB | 5,940円 | 4,620円 |
タイプC | 5,720円 | 4,400円 |
単独タイプ | 5,500円+プロバイダ料 | 4,180円+プロバイダ料 |
ドコモ光は、タイプA・B・Cのプロバイダの中から選択できます。
今回紹介しているプロバイダのドコモnet(ドコモネット)はタイプAに属しているため、ドコモ光でプロバイダをドコモnetにした場合の月額料金は、戸建てタイプが5,720円、マンションタイプが4,400円になります。
初期費用はキャンペーンで実質無料
事務手数料 | 3,300円 |
---|---|
初期工事費 | 戸建てタイプ: マンションタイプ: → キャンペーンで実質無料 |
現在ドコモ光では、初期工事費が実質無料になるキャンペーンが行われています。
ただ、他の光回線の工事費無料キャンペーンは常設されているケースが多いですが、ドコモ光の場合は期間限定の場合もあるので注意が必要です。
工事費無料キャンペーンはドコモ光公式で実施されているため、ドコモnet(ドコモネット)以外のプロバイダを選んでも適用できます。
ドコモnetのIPv6インターネット接続
先ほど紹介したTwitterの評判の中で何度か登場した「IPv6」や「IPv4」という名前、これはインターネットへの接続方式の違いを表しています。
簡単に説明すると、これまでは「IPv4(PPPoE方式)」と呼ばれる方法でインターネットに接続してきましたが、インターネットの利用者が増えたことでこの接続方法だけでは混雑が生じ、速度の低下が起きるという事態が発生します。
そこで新たに登場したのが「IPv6(IPoE方式)」と呼ばれる新方式の接続方法で、新しい接続方法は利用者も少ないため混雑を避けて快適にインターネットに接続することができるのです。
ドコモnet(ドコモネット)では、新方式のIPv6インターネット接続と、従来方式によるIPv4インターネット接続の両方のネットワークを使えます。
これにより、IPv6に対応したWEBサイトなどへ接続する際は、従来のIPv4とは異なる新たなIPv6のネットワークに流すことで、より快適にインターネットを利用できるようになります。IPv6とIPv4の切り替え操作も特に必要ありません。
ドコモ光ルーター 01について
引用元 ドコモ公式サイトより
ドコモ光から提供されている無線LANルーターに「ドコモ光ルーター 01」(月額330円)があり、ドコモがワンストップでサポートしてくれます。
ドコモnet(ドコモネット)では、「ドコモ光ルーター 01」を所有しているの場合、ネットトータルサポートセンターへ電話するだけでオペレーターがプロバイダ情報の確認から初期設定まですべて遠隔で代行してくれます。このようなサービスを利用できるプロバイダはドコモnetだけです^^
『自分で接続や設定をするのは不安』という人には安心できるサービスですね。
ドコモnetは10ギガにも対応
ドコモ光の基本プランの最大速度は上り・下りともに最大1Gbpsですが、ドコモnet(ドコモネット)は2020年4月から提供開始になった「ドコモ光 10ギガ」にも対応しているため、最大速度10Gbpsの利用も可能です。
10ギガタイプを利用する場合は月額料金が7,150円となりますが、速度を重視したい人や家族でインターネットを同時に使う人、オンラインゲームをする人などには非常に嬉しいサービスですね。
ドコモ光 10ギガ 対象エリア | |
---|---|
東京都 | 23区、狛江市、調布市、三鷹市の一部 |
大阪府 | 大阪市、東大阪市、八尾市、松原市、藤井寺市、豊中市、堺市、茨木市、吹田市、大東市、門真市 |
和歌山県 | 和歌山市 |
京都府 | 京都市、長岡京市、向日市 |
滋賀県 | 草津市、彦根市 |
兵庫県 | 加古川市、伊丹市 |
愛知県 | 名古屋市、岡崎市、豊川市、刈谷市、江南市、小牧市、津島市、春日井市、北名古屋市、半田市、瀬戸市、大府市、豊橋市 |
静岡県 | 藤枝市、袋井市、富士宮市、三島市、浜松市、焼津市、磐田市 |
岐阜県 | 美濃加茂市、岐阜市 |
10ギガの提供開始当初は対象エリアが狭かったですが、2022年3月に広範囲にわたってエリア拡大し、京都府や静岡県などでも利用可能になりました。
なお、対象エリアについてはこちらから確認できます。
⇒NTT東日本エリアはこちら
⇒NTT西日本エリアはこちら
以下の記事ではドコモ光で利用できるプロバイダ23社の中から、速度・キャンペーンでおすすめのプロバイダを紹介していますので良かったら参考にしてください。
まとめ
今回は、プロバイダのドコモnet(ドコモネット)の評判やサービス内容を紹介してきました。
ドコモnetの速度についての評判は良く、速度測定のサイトでも1位を獲得するなど、23社あるプロバイダの中でもかなりおすすめと言えます。
また、ドコモnetはドコモが提供しているプロバイダのため、ドコモがワンストップでサポートしてくれる点は魅力です。
今回ご紹介した評判が、ドコモnetの利用を検討している方にとって参考になれば嬉しいです。
なお、以下の記事では、速度が速い光回線、転用・事業者変更におすすめの光コラボ、料金が安い光コラボ、について解説していますので、是非参考にしてみてください。