
住んでいるアパート・マンションにフレッツ光のマンションタイプが入っていて、部屋に光コンセントがあれば、工事が必要なく光回線が開通(無派遣工事)できると思っている人もいるようです。
しかし、それでも工事が必要な場合は多いです。
派遣工事は立ち合いがどうしても必要なのと、工事費用がかかる(事業者によりますが)ので、できるなら無派遣の工事がいいですよね。
今回は、光回線が、どんなケースで無派遣工事・派遣工事になるのかというパターンを挙げていきたいと思います。
目次
工事が不要(無派遣工事)のパターン
無派遣工事は、住んでいる部屋の前の住人がフレッツ光や光コラボを契約して使っていた場合に適用されます。
無派遣工事といっても勝手にインターネットが使えるようになるという訳ではなく、壁にある光コンセント(もしくは電話線の挿し口)とつなぐONU(またはホームゲートウェイ)という機器がNTTから送られてきます。
開通日までには送られてくるので、自分で線をつないで電源を入れれば完了。これが、無派遣工事の内容です。
最後にプロバイダから送られてくる「接続ID・接続パスワード」をパソコンか、ホームゲートウェイや無線LANルーターに設定すればインターネットが使えるようになります。
工事が必要(派遣工事)のパターン
逆に工事が必要な場合を挙げていきます。
初めて光回線を使う場合
建物にマンションタイプの設備が入っていても、その部屋で初めてフレッツ光や光コラボを使う場合は必ず立会い工事になります。
前の住人が解約をし忘れた場合
前に住んでいた住人がフレッツ光や光コラボを使っていて、解約を忘れて引っ越しをしていった場合は無派遣の工事が取れません。どうしても、無派遣工事が良い場合は解約が処理されるまで、待つ必要があります。
派遣の工事ならそれを気にせず工事をすることができるので待たなくていいのがメリットですね。
ポートに線がささっていない場合
これはどういうことかと言うと、マンションタイプは建物の共有スペースに、光ファイバーのユニット(分配器)があるんですが、これがもともと8回線分(8部屋分)しかないんです。
そのため、9世帯以上のアパート・マンションの場合は特に、分配器のところで「もう解約されて使われてない部屋につながっている線を抜く」、「新しく申し込みがきた部屋につながっている線を挿す」という作業が必要になるんです。
ちなみに、8回線が使われていて新しい申し込みがあった場合は、回線の「売り切れ状態」になるので他の誰かが解約するのを待つか、もう1ユニット増設されるのを待つことになり、どちらにしてもすぐに開通工事はできません…。
NTTのシステム都合の場合
これはどうしようもないんですが、NTT側のシステム上で派遣工事が必要となっていると、派遣工事になるようです。
なので具体的な理由がなくても、このケースはとりあえず、派遣工事になるので諦めましょう^^;
派遣工事にはメリットもある
工事費も高くつくし、立ち合いの時間も取らなきゃいけない派遣工事ですが、実はメリットもあります。それは、工事の人が機器までのつなぎや回線チェックをしてくれることです。
無派遣工事の場合は、自分で挿すケーブルの挿し方が甘かったり、配管の中の光ファイバー線(もしくは電話線)が損傷していて信号がうまく伝わらなくても原因がわからず、プロバイダ接続情報を設定してもインターネットにうまくつながりません。
こういう場合は、機器のランプが正常でない状態になります。
回線に問題がありそうな場合は、NTT故障窓口に連絡をしたり、光コラボ事業者に連絡をすれば、緊急派遣で工事業者が即日対応してくれる場合もあります。(立会いは必要ですが…。)
まとめ
いかがでしたか?
マンションタイプが導入されているアパート・マンションで、光コンセントが部屋にあるからといって全てが工事不要とはならないケースや理由をお伝えしました。
フレッツ光でも光コラボでも、すべてはNTTの設備やシステムなので「工事が要る・要らない」は、どれを申し込んでも同じ結果となります。
結局は、申し込み者からは見えない部分で切り替えが必要だったりするわけです。自分の判断で決められるものではないので、特に気にせず光回線の開通日を待ちましょう。
光回線の工事内容については以下の記事を参考にしてください。
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