
定評のあるプロバイダplala(ぷらら)が提供する「ぷらら光」は、料金も安くリーズナブルな光回線です。
対するauひかりは、月額料金は高く見えますが多数のキャンペーンでカバーできるなど、双方にメリットがあります。
そこで今回は、ぷらら光とauひかりを以下の3点から比較していきます!
- 速度
- 月額料金
- キャンペーン
光回線選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください^^
※表記している価格は税込みです。
※ぷらら光は2022年6月で受付を終了しました。
目次
ぷらら光とauひかりを速度で比較
まずは、auひかりとぷらら光の速度比較をして、品質に違いがあるか確かめましょう。
ぷらら光は「光コラボ」というサービスです。光コラボをザックリ説明すると、フレッツ光と同じNTTの光回線にプロバイダplala(ぷらら)のサービスをくっつけて提供しているサービスで、大元はフレッツ光と変わりません。
対して、auひかりはフレッツ光とは違う光回線で光コラボではありません。
そのため、速度や品質に関しては「フレッツ光」と「auひかり」の比較になります。
RBB SPEED AWARD 2021の結果
早速、「RBB SPEED AWARD 2021」の結果を見てみましょう。
RBB SPEED AWARDはネット上で速度比較のデータを集め、それを集計した上で格付けするものです。2021と聞くとちょっと古いようにも思えますが、これは翌年に結果が出るので発表されたのは2022年2月と最も新しいデータです。
光回線はこの結果をホームページに載せて「速さの証明」にしたりもするので、一定の信頼と評価を得たランキングとも言えます。
<地域別最優秀賞の光回線>
エリア | 光回線名 | 下り速度(Mbps) |
---|---|---|
北海道 | NURO光 | 180.85Mbps |
東北 | auひかり | 105.79Mbps |
関東 | auひかり | 371.62Mbps |
甲信 | auひかり | 93.89Mbps |
東海 | コミュファ光 | 321.43Mbps |
近畿 | eo光 | 307.93Mbps |
中国 | auひかり | 113.68Mbps |
四国 | auひかり | 164.73Mbps |
九州 | auひかり | 138.95Mbps |
フレッツ光とauひかりを比較した場合、auひかりのほうが多いです。
フレッツ光はシェアNo.1で最も契約数の多い光回線です。それもそのはずで、昔はフレッツ光しかなく他に選択肢がなかったのです。
しかし、今ではそれが仇となり、「利用者が多すぎて回線が発生し速度が遅い」と言われています。
このランキングでは他にプロバイダの格付けもありますが、残念ながらplala(ぷらら)はフレッツ光で最も速いプロバイダにはなっていません。
Netflix ISP Speed Indexの結果
RBB SPEED AWARDの他に主だったランキングと言えば、「Netflix ISP Speed Index」です。
Netflix ISP Speed Indexは動画配信サービスNetflixを観ている人の回線速度を比較したもので、毎月新しい情報が更新されています。
こちらもauひかりなどはホームページで速さの証明として使っていますが、あくまでNetflixを利用している人のデータを集めたものにすぎないので、一般的なデータとは言えないかもしれません。
しかし、自宅で動画を観たりする人にとっては参考になるデータと言えます。
引用元 Netflix ISP Speed Index公式サイトより
ランキングを見てお分かりのとおり、auひかりが1位となっていて、ここ数ヶ月はauひかりが1位を獲得しています。これに対しplala(ぷらら)はランキングに入っていません。
このランキングの上位に食い込んでいるのは、フレッツ光とは異なる独自の光回線関係のもので、フレッツ光のプロバイダ系は上位にそこまで食い込めていません。
地域や状況によって差はありますが、概ねフレッツ光よりauひかりのほうが速い、と言えるでしょう。
ぷらら光とauひかりの月額料金・工事費
ここからは、肝心の「料金」について解説していきます。
月額料金を比較
月額料金を比較すると、以下のようになっています。
ぷらら光 | auひかり | |
---|---|---|
戸建てタイプ | 5,280円 | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目~:5,390円 |
マンションタイプ | 3,960円 | 3,740~5,720円 (設備による) |
一目瞭然、ぷらら光のほうが安いですね。
ただし、勝負はまだまだこれからで、キャンペーンでこの料金がどれだけ安くなるかに注目する必要があります。
工事費を比較
月々の料金で大事なのは月額料金だけではなく、工事費も重要になります。と言うのも、どこの光回線も工事費が高額のため一括ではなく分割払いになるからです。
ぷらら光 | auひかり | |
---|---|---|
戸建てタイプ | 19,800円 (660円×30回) | 41,250円 (初回1,194円+1,178円×34回) → キャンペーンで実質無料 |
マンションタイプ | 16,500円 (550円×30回) | 33,000円 (初回1,443円+1,434円×22回) → キャンペーンで実質無料 |
工事費の金額だけ見ると、ぷらら光のほうが安いですが自己負担になります。ぷらら光の工事費は他の光回線と比べても同じくらいのため、際立って高いということもありません。
対し、auひかりの工事費はとんでもない金額に見えます…。ただし、auひかりの工事費はキャンペーンで無料にできるため、全く負担にならないのです。
ぷらら光とauひかりで実施中のキャンペーン
光回線を利用する上ではキャンペーンも重要な要素なので、比較してみましょう。
ぷらら光 | auひかり | |
---|---|---|
キャンペーン | ・ひかりTV2ねん割 ・キャッシュバック | ・初期費用相当額割引(工事費無料) ・乗りかえスタートサポート ・キャッシュバック |
スマホセット割 | なし | ・auスマートバリュー ・自宅セット割 |
ご覧のとおり、キャンペーンや割引はauひかりのほうが豪華です。
とは言え、これらのキャンペーンや割引は使いこなさなければ意味がないし、キャンペーンといってもオプション加入などのデメリットもあるので、利用する際はよく注意して選ぶ必要があります。
「ひかりTV2 ねん割」はお得か?
まず、ぷらら光にしかないキャンペーン「ひかりTV 2ねん割」を見てみましょう。
これは、ぷらら光とテレビサービスのひかりTVを一緒に契約することによって、ひかりTVの月額料金が安くなるというキャンペーンです。
ひかりTVというのは、映画・ドラマ・アニメ・音楽・スポーツなど80以上もの専門チャンネルが楽しめるサービスです。また、光回線を使ったテレビサービスのため、アンテナの設置も必要ありません。
特典:ひかりTVの月額料金が24ヶ月間1,100円割引
条件:2年契約
解約金:9,900円
ひかりTV 2ねん割のメリットは、ひかりTVの月額料金を24ヶ月間1,100円割引してもらえるということです。
しかし、ぷらら光はそもそも契約期間や解約金などの縛りがないのがメリットであるにもかかわらず、ひかりTVをつけて2年契約をすることは大きなデメリットという感じもします。
また、最近では毎月1,100円以下で楽しめる動画配信サービス(Amazon Primeビデオ、Netflix、huluなど)も多々あるため、同じような動画を観たいのであれば動画配信サービスで安く済ませるのも良いかもしれません。
auひかりは工事費無料にできる
先ほどもお伝えしましたが、auひかりでは「初期費用相当額割引」という工事費を無料にしてくれるキャンペーンを実施しています。
特典:初期工事費が実質無料
条件:auひかり+auひかり電話(マンションタイプはauひかり電話不要)
戸建てタイプだけ条件にauひかり電話がついているため別途で月額550円が必要ですが、41,250円の工事費を実質無料にできます。
ただし、「実質無料」という点には注意が必要です。この実質無料というのは、毎月の工事費の分割費用を同額割引してくれるというものです。
戸建てタイプ | マンションタイプ | |||
---|---|---|---|---|
分割払い | 割引額 | 分割払い | 割引額 | |
1ヶ月目 | 1,194円 | -1,194円 | 1,443円 | -1,443円 |
2ヶ月目 | 1,178円 | -1,178円 | 1,434円 | -1,434円 |
3ヶ月目 | 1,178円 | -1,178円 | 1,434円 | -1,434円 |
: | : | : | : | : |
23ヶ月目 | 1,178円 | -1,178円 | 1,434円 | -1,434円 |
: | : | : | ー | ー |
35ヶ月目 | 1,178円 | -1,178円 | ー | ー |
このように、工事費の分割費用を毎月請求されても、キャンペーンによって全額割引されるため一銭も払わなくてよいことになります。
ただし、戸建てタイプなら35ヶ月、マンションタイプなら23ヶ月経つ前に解約すると、払い終わっていない(割引され切っていない)分が工事費残債として一括請求されてしまうのです。
あくまで、auひかり契約中に発生している毎月の工事費を割引してくれるキャンペーンです。
他社で発生した解約金を最大30,000円まで還元
auひかりには、乗り換え時に他社で発生した解約金を還元してくれるキャンペーン「auひかり乗りかえスタートサポート」があります。
特典1:他社で発生した解約金を最大30,000円まで還元
特典2:auスマートバリューまたは自宅セット割に加入で最大10,000円還元(1契約につき)
条件:auひかり+auひかり電話
工事費無料キャンペーン(初期費用相当額割引)の条件と似ていますが、こちらのauひかり乗りかえスタートサポートはマンションタイプでもauひかり電話の契約が必須になります。
auひかり電話の契約が必須ではあるものの、他社からの乗り換え費用だけでなく、スマホの乗り換え費用も還元してもらえるのは何とも手厚いキャンペーンと言えます。
光回線の乗り換えと同時にスマホの乗り換えも検討している人にとっては、願ったり叶ったりですね。
キャッシュバック
最後にキャッシュバックも比較しておきましょう。
auひかりに関しては、キャッシュバック金額は公式サイトよりも代理店サイトのほうが高額で、特におすすめの代理店は株式会社NEXTです。
引用元 NEXTキャンペーンサイトより
代理店NEXTのキャッシュバックとぷらら光のキャッシュバックを比べてみましょう。
ぷらら光(公式サイト) | auひかり(代理店NEXT) | |
---|---|---|
キャッシュバック金額 | ぷらら光+ひかりTV:55,000円 ぷらら光のみ:35,000円 | auひかり+auひかり電話:71,000円 +10,000円増額中! auひかりのみ:65,000円 |
必須加入オプション | なし | なし |
手続き方法 | 10ヶ月後に届くメールから口座情報を登録 | 申し込み時に口座情報を伝えるだけ |
受け取り時期 | 11ヶ月後 | 最短で翌月 |
ぷらら光はひかりTVを契約しない場合、新規は35,000円、転用や事業者変更は10,000円(ひかりTV加入時は30,000円)、とキャッシュバック金額がかなり減額されてしまいます。
また、手続き方法や受け取り時期にも大きな差があります。
ぷらら光は10ヶ月後に口座確認のメールが来て翌月末までに回答しなければなならなく、これを忘れるとキャッシュバックがもらえません…>_<
代理店NEXTの場合は、申し込み時に口座情報を伝えるだけで、あとは翌月に現金振込してくれるのを待つだけです。auひかりのほうが手軽にもらえて、しかも、もらい忘れもなさそうですね。
auひかりについては以下の記事で詳しく解説しています。
⇒auひかりのキャンペーンと料金、メリット・デメリットを詳しく解説
まとめ
最後に、比較を通してぷらら光とauひかりはどちらがおすすめなのか見ていきましょう。
ぷらら光 | auひかり | |
---|---|---|
月額料金 | 戸建て:5,280円 マンション:3,960円 | 戸建て:5,610円 マンション:3,740円~5,720円 |
工事費 | 戸建て:660円×30回 マンション:550円×30回 | キャンペーンで無料 ※戸建てタイプはauひかり電話必須のため+550円 |
乗りかえ費用還元 | ー | 最大30,000円 |
合計(1年目) | 戸建て:5,940円 マンション: 4,510円 | 戸建て:6,160円 マンション:3,740円~5,720円 |
月額料金はそれほど差がなく、ぷらら光のほうが若干安いといったところですが、速度やキャッシュバックキャンペーンなどを含めて総合的に判断するとこのようになります。
- 速度:auひかりのほうが速い
- 月々の料金:ぷらら光のほうが少し安い
- キャッシュバック:auひかりのほうが受け取りやすい
どちらかと言えば、速度も速くキャッシュバックを受け取りやすいauひかりのほうが良いかな、といった感じです。
ぷらら光にも契約期間や解約金もないなどメリットがありますが、速度などを含めて総合的に見ると優劣はつけがたいですがauひかりのほうがおすすめです。