
モバイルルーターがあれば、スマホやパソコン・タブレットなど色々なデバイスをネットにつなぐことが出来ます。SIMロックフリーのモバイルルーターとして定番のAterm MR0xLNシリーズに、Aterm MR05LNがでました。見た目は今までのMR04LNと同じに見えますね(笑)この新製品がどう変わったのかを比較していこうと思います。
Aterm MR0xLNシリーズ
まだ、このモバイルルーターをご存知ない方のために軽く説明しておきます。NECプラットフォームズのモバイルルーターで、特長はSIMロックフリーという事と、LTE-Advanced対応(LTEでも、さらに高速通信ができる)のモバイルルーターなんです。
そのため、同じモバイルルーターで代表的な「WiMAX」や「Y!mobile」の端末と比べて、2年しばりがない点が一番のストレスフリーなところです。
もちろん、ネットにつなぐためには別途、SIMカードの契約が必要ですが格安SIMの中から選んで使うことによって通信費用をもの凄く抑えることができます。その最新機種がAterm MR05LNという訳なんですね。
【Aterm MR05LN】375Mbps対応 SIMロックフリー モバイルルーター
もともと出来たことはこれ↓↓
今までの旧機種(MR04LN)でも出来たことは、
- LTEでの次世代高速通信「キャリアアグリゲーション」に対応
- 使っているパソコン・スマホとは高速のWi-Fi通信「11ac」が使える
- SIMロックフリー
- SIMカードが2枚させる
- タッチパネルで設定・入力操作もカンタン
- 持ち運びに便利なスリムなデザイン
- Bluetoothテザリングも使えて、長時間使える
- LTE国際ローミング対応で海外でも使える
- 専用のクレードルで、ホームルーターとしても使える
- 専用アプリでスマホから操作ができる
じゃあ、MR05LNは何が変わったの?
そして今回のMR05LNで、変わったところを分かりやすく5つリストアップしていきます。
1.通信速度が速くなった
LTE通信(高速データ通信)の最大速度(下り)が300Mbpsから、375Mbpsにアップしました。
2.連続の使用時間が長くなった
バッテリーの持ちが良くなったので、今まで最大で約12時間だったものが約14時間にあがっています。Bluetoothテザリングの時は、最大で約24時間から約30時間に大幅アップしています。特にBluetoothを使っている時は、外でネットが必要な時にも安心ですね。(速度はWi-Fiより落ちます)
Wi-FiとBluetoothの速度がどれくらい違うかは、WiMAXを使ったこの記事をどうぞ。
3.挿せるSIMカードのサイズが変わった
ここは要注意点です。あとでも書きますが、格安SIMを契約するときに間違ったサイズで契約してしまうとMR05LNにささりません(汗)旧機種MR04LNはmicro SIMでしたが、MR05LNは「nano SIM」です。
4.2枚のSIMカードの切り替え時間が早くなった
SIMカード1と2の切り替えが約10秒(今までの約1/4)で出来るようになりました。それに、加えて自動切り替えの管理機能も追加されているので、通信量・時間帯・クレードル使用の有無で切り替え設定ができますよ。
5.ちょっと高級感がでたっぽい(笑)
MR05LNは今までのカラーリングに、「シルバーパール仕上げ」と加わっているのでなんか高級感がありますよね。写真で見ても、いまいち良くわからないですけどね^^;
スペック比較
では、今回新しくでたMR05LNと、旧バージョンのMR04LNとスペックを一覧表で比較してみましょう。ここでは、あまり小難しい部分の比較は省きますので悪しからず^^;
MR05LN | MR04LN | |
---|---|---|
サイズ | 約63(W) × 115(D) × 11(H)mm | 約63(W) × 111(D) × 11(H)mm |
重さ | 約115g | 約111g |
バッテリー容量 | 2,500mAh | 2,300mAh |
充電時間 | 約3時間 | 約3.5時間 |
タッチパネル | 約2.4インチ LCDタッチパネル | |
USBポート | microUSB | |
SIMスロット | nanoSIM×2 | microSIM×2 |
通信機能 | 3G : 2GHz/900MHz/800MHz LTE : 2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz IEEE 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth® 4.0 | 3G : 2.1GHz/1.7GHz/900MHz/800MHz LTE : 2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz IEEE 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth® 4.0 |
LTE最大通信速度 | 最大 375Mbps | 最大 300Mbps |
無線LAN最大通信速度 | 最大 867Mbps | |
Bluetooth最大通信速度 | 最大 3Mbps | |
本体から― | ブラック (シルバーパール仕上げ) | ブラック |
この比較でもわかるように、MR05LNがサイズが気持ち大きくなってはいますが、バッテリー容量・LTE回線速度がパワーアップしています。SIMスロットがnano SIMになったので、サイズもコンパクトになっていれば尚よかったですね。
Aterm MR05LNのメリットは?
ここでメリットをまとめておくと、下のようになります。
- 最大375Mbpsの高速通信ができる
- SIMロックフリーなので好きなSIMが使える
- 格安SIMを使えば通信費が安い
- 買い切りなので2年しばりとか関係ない
- SIMカードが2枚させるので使い方にも幅がだせる
- 高速Wi-Fiテザリングもできる(802.11acでのWi-Fi接続)
- Bluetooth接続もできる(省エネテザリング)
- 連続の利用時間もシリーズで最長(14時間)
Aterm MR05LNのデメリット・注意点
続いては、注意点です。メリットに比べてそこまではないように感じます。
- SIMカードのサイズはnano SIM
- 一括の購入は価格が高め
- 持ち運ぶデバイスが一台増える
特にSIMカードを契約するときは、サイズに注意です。上でも書きましたが、旧機種のMR04LNではmicro SIMでしたが、MR05LNではnano SIMです。
発売当初はけっこう値が張ってましたが、価格は下がってきています。長く使っていけることを考えると、良い投資かもしれませんね。
ただ、このMR05LNの一括購入金額の負担を楽にする方法はあります。それは、「格安SIMとセットで契約をする」方法です。例えばですが、DMM mobileでやっています。
格安SIMプランとAterm MR05LNのセット契約をすることで、Aterm MR05LNの料金を24回払いにすることができます。そのため、一括での購入が難しければ、この方法を取ることでAterm MR05LNをを使っていくことができます。
⇒DMM mobile 公式サイトで詳細を見る
まとめ
いかがでしたか?モバイルルーターだと「WiMAX」や「Y!mobile」などが、メジャーだと思いますが、今回ご紹介したAterm MR05LNのようにSIMロックフリーの端末+格安SIMというのも面白いかもしれませんね。しばりもないですし♪モバイルルーターを探している人は、ぜひ参考にしてみてください。