
インターネット回線を選ぶにはまず、どんな回線の種類があるのかを知っておく必要があります。
理由は、自分にあった回線を選ばないと、「使ってみて不便を感じる」、「気づかないうちに無駄に月額料金を払ってしまう」、「お得なキャンペーンを逃してしまう」と言ったことにつながります。
この記事では、まず6つのインターネット回線をお伝えし、最後に使い方別におすすめサービスをお伝えしていきますね。
お伝えしていく回線の種類はこの6つです。
- 光インターネット
- WiMAX
- ADSL
- ケーブルテレビ
- LTE(格安SIM)
- ダイヤルアップ・ISDN
それでは見ていきましょう^^
光インターネット
現在の主流となっているインターネット回線です。光ファイバーという線を通してデータの通信をするため、通信速度がとても速く快適にインターネットが使えます。
回線速度は最大1Gbpsが多く、ものによっては最大2Gbpsで使えるサービスもあります。ごく一部の地域では、10Gbpsのサービスも提供されています。
代表的なものとしては、NTTのフレッツ光、KDDIのauひかり、ドコモ光、ソフトバンク光ではないでしょうか。光インターネットを使うためには、基本的に工事が必要となります。
2015年の2月からNTT光回線の卸しとなる「光コラボレーションモデル」の光インターネットサービス開始以降、事業者は約300社ほどあるようです。多いですね^^;
特徴として、NTTの光回線を使いつつも自社ブランドの光インターネットサービスとして提供できるので、自社サービスのスマホセット割引などを合わせて売れるということです。
例えば、ドコモ光・ソフトバンク光・OCN光などは光コラボです。他にはKDDI系列のauひかり、So-netが提供している日本最速のNURO光、電力会社が提供している光インターネットもあります。
料金的には、NTTのフレッツ光が一番高額(他にプロバイダー契約が必要なため)になってしまいます。サービスによって、料金が安かったり、魅力的なキャンペーン・特典があったり、他のサービスとのセット割引があったりと自分に合ったサービスを選ぶことができます。
メリット
- 回線速度が圧倒的に速い。
- 料金も昔に比べてかなり下がってきた。
- 高額キャッシュバックや、初期工事費無料などキャンペーンが多彩。
- セット割が使えるサービスもあり更にお得。
デメリット
- 開通工事が基本ある(ないケースもある)。
- 提供エリアじゃないと使えない。
WiMAX
WiMAXという無線ネットワークを使ったインターネット回線です。形としてはモバイルルーターとして使えるため、家でも外でも電波さえ入っていればインターネットが使えます。
光インターネットと比べると、回線速度は劣りますがそれでも最大1.2gbpsまで対応しています。製品が新しくなるごとに徐々に回線速度が上がっているのも特長ですね。
WiMAXの端末単体で16台ほどデバイスをつなげられるので、パソコン・スマホ・タブレット・ゲーム機など同時接続もできます。
UQ WiMAXがこのWiMAX回線の大元ですが、光コラボのように他の事業者に卸してもいるので、各社が独自のWiMAXサービスとして提供をしています。
モバイル回線で特有の通信速度の制限はあり、月額料金の安い通常プランだと、月間データ通信量が7GBを超えると通信速度が128kbpsに落ちるためギガ放題プランがベターです。
またプランに限らず、連続した3日間で3GBを超えてしまっても速度制限は受けますが、この場合は、YouTubeの標準画質は見れるレベルなので普通には使えます。
メリット
- 家でもカフェでも使う場所を選ばない。
- 動画配信サービス(Huluなど)もHDで見れる回線速度。
- 一度に複数台の接続ができる。
- 開通工事がない。
- 届いた日からすぐ使える。
- クレードルを使うとLANケーブルで有線接続も可能。
- 提供エリアも常に広がっている。
- auユーザーならスマートバリューmineで割引がある。
デメリット
- 月額料金が光インターネットと同じくらいする場合もある。
- 無線での接続なので安定はしない。
- WiMAXの電波は障害物に弱い。
- 通常プランは月間7GBのデータ容量制限がある(128kbps)。
- 直近3日間で3GBのデータ容量制限があるが、これは酷くない。
ADSL
昔ながらの固定電話の回線を使ったインターネット回線。Yahoo !BB ADSLが有名ですね。
特徴として、地域ごとのNTTの局舎と呼ばれる建物からの距離によって、通信速度が変わります。使うのであれば2km以内が理想。プランとしては12Mや50Mなどがありますが、通信速度ははっきり言って遅いです。
今は徐々に提供する事業者が減ってきていて、現在はソフトバンク系列のADSLサービスしか新規での申し込みはできません。NTTやKDDIのADSLサービスは新規受付を終了しています。
サービスの利用自体も2024年3月末をもって提供終了となり、2020年3月以降、一部の地域から順次終了します。
理由としては、ADSLサービスの元となる固定電話の設備自体が老朽化してきていて、耐用年数がすぎてしまうのが原因のようです。固定電話自体あまり使われなくなってきていている事も原因のひとつではないでしょうか。
メリット
- 固定電話を使ってる人には安くインターネット環境ができる。
デメリット
- 通信速度が遅い(スマホの方が速い)。
- 局舎から使う場所が遠いとさらに遅い。
- 固定電話回線がないと結局、安くはない。
- サービス自体がなくなる可能性あり。
- NTT局舎からの距離で通信速度が変わる。
- サービス自体が近い将来、終わる可能性がある。
ケーブルテレビ
元々はテレビを観るための回線なので、インターネット回線としては通信速度が遅く、その割に費用は高いです。JCOMがケーブルテレビの中では有名です。
どうしてもテレビ用の電波が届かない地域で使われたり、テレビがメイン、ネットがサブの人は良いかもしれません。
メリット
- インターネットの利用に関しては特にナシ。
デメリット
- 月額料金が高い。
- 通信速度が遅い。
- 工事が必要。
LTE(格安SIM)
スマートフォンの通信用カード(SIMカード)で使われているデータ通信の方式ですが、最近は格安SIMとして色々なサービスが出てきています。
スマホ以外にもSIMカードが挿せれば、タブレットやモバイルルーター、パソコンもLTE電波が入るところならどこでもインターネットにつなげることができますが、基本的にはスマホ・タブレット・モバイルルーターで使うユーザーが多い回線です。
LTEにはドコモの回線を使ったもの、auの回線を使ったもの、Y!mobileの回線(SoftBank 4G)を使ったものに分かれます。ほとんどが、ドコモの回線を使っているサービスです。
スマホの機種によっては「テザリング」と言って、インターネットが無い場所でパソコン・タブレットなど他のデバイスをスマホを通して、LTE回線でインターネットにつなぐ機能もあります。LTEの電波は先にあげたWiMAXと違って、壁や障害物も通り抜けるため、どこでも使いやすいですが、ユーザーが密集している場所(ラッシュ時の電車、イベント会場)で速度が遅くなる傾向があります。
このLTE回線は、プランで決められた月間のデータ通信量を超えると、低速の128kbpsへの速度制限を受ける場合があるので、通信量は気になるところですね。
メリット
- デバイスにSIMカードが挿さっていれば、それだけで家でも外でもインターネットができる。
- 格安SIMは月額料金が安い。
- だいたいどこでも使える。
デメリット
- データの通信量の制限がある。
- 速度制限が入るとほぼ何もできなくなる。
- パソコンでの大容量の通信には向かない。
ダイヤルアップ・ISDN
このタイプのインターネット回線は、正直今は使っている人はいないと思います。^^; 一昔前のインターネット回線です。スマホの方が断然速いですね。
特に、この回線の名前自体を知らなくても損はしないので、こんなのが昔はあったんだくらいに思っておいてくださいw
一覧で比較してみよう
今まで比較したインターネット回線を比較してみます。
光回線 | WiMAX | ADSL | ケーブルテレビ | LTE (格安SIM) | ダイヤルアップ ISDN | |
---|---|---|---|---|---|---|
回線速度 | ◎ | 〇 | △ | △ | 〇 | × |
工事有無 | あり | なし | なし | あり | なし | – |
月額料金 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | ◎ | – |
キャンペーン | ◎ | 〇 | △ | △ | △ | – |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
総合的なおすすめ回線はこちら
ここまで、インターネット回線の種別とそれぞれ特徴、一覧の表でも比べてきましたが、最後に当ブログでおすすめできる具体的なサービスを3つお伝えしていきます。
光の速さとダントツの安さ:『@スマート光』

@スマート光は、2016年2月からサービススタートした新規の光コラボ事業者です。
もともと通信サービスの代理店をしている株式会社NEXTが提供する光コラボサービスで、特筆すべきはなんと言っても、その圧倒的に安い価格設定でコストパフォーマンスに優れています。今までの最安値であろうエキサイト光を追い抜きました。凄いですね。
メリットは光コラボ単体であれば、エキサイト光を凌ぐ月額料金です。最低利用期間が2年間で解約金は高めの設定ですが、自動更新型ではないので2年間使えばいつ乗り換えたとしても解約金はかからないのもユーザーには優しいですよね。僕は自動更新型の契約は嫌いなので。
コストを抑えるためかサービス内容やオプションは最小限ですが(プロバイダのメールアドレスすらありません)、高速の光インターネットをできるだけ安く使いたい人はここ一択で間違いありません。
加えて、現在は新規申し込みで工事費用が無料で申し込みができるスタートキャンペーンをやっています。
マンション | ホーム | |
---|---|---|
月額料金 | 3,630円 | 4,730円 |
新規の事務手数料 | 3,300円 | |
初期工事費用 | → キャンペーンで無料 | → キャンペーンで無料 |
転用・事業者変更の手数料 | 3,300円 | |
最低利用期間 | 2年間(自動更新なし) ※事業者変更の場合はなし | |
解約金 | 2年以内解約の場合:22,000円 2年~:無料 | |
割引 | ― | |
キャンペーン | 新規申し込みの工事費用無料 |
あわせて読みたい。
⇒伏兵あらわる!! 圧倒的、最安値を更新した@スマート光参上!
最強の回線速度とコスパなら:『NURO光』

2Gbpsの回線速度と、無線LAN・セキュリティ付きで月5,500円を下回るコストパフォーマンスが抜群のNURO光。
もし、住所がNURO光の提供エリアに入っているならこちらを選ぶことをおすすめします。
ホーム・マンション | |
---|---|
回線速度 | 2Gbps |
月額料金 | 5,217円 |
事務手数料 | 3,300円 |
工事費用 | |
最低利用期間 | 24ヶ月 |
解約金 | 10,450円 |
提供エリア | 北海道・関東・東海・関西・九州の一部エリア |
NURO光は、工事費も実質無料、キャッシュバックも45,000円もらえるので利用可能エリアであるならば選ばない理由がないような気もしますね。提供エリアがもっと広くなってほしいものです。
- キャッシュバックが45,000円
- 基本工事費が実質0円
- 初月は月額料金が無料
- 訪問設定も無料でサポート
- ソフトバンクのスマホはセット割引「おうち割光セット」が使える
けっこう手厚い内容ですよね♪
キャッシュバック45,000円はWebサイト申し込み限定でやっているようです。
45,000円あれば、他のインターネット回線からの乗り換えで、解約金がそこそこかかったとしても相殺できそうな金額ですね。
また、キャンペーンを含めて月々の支払い料金を見ていくとこんな風になります↓↓
速度が2Gbps、無線LAN・セキュリティソフトがついて5,216円はちょっと異常なコストパフォーマンスですね。他の光インターネット単体で、このコスパはないと思います。
なお、NURO光の詳しい内容については以下の記事でご覧いただけます。
⇒NURO光のキャンペーンや料金、メリット・デメリットを徹底解説!
⇒NURO光ユーザーの評判・口コミと第3者機関の評価からわかること
WiMAXで最高額のキャッシュバック: 『GMOとくとくBB WiMAX』

GMOのプロバイダ「とくとくBB」が提供しているWiMAX2+サービス。なんといってもキャッシュバック金額の高さと、月額料金3,969円~の安さが特徴です。
光インターネットに比べて、工事がない・外でも使えるのはメリットですが、回線速度は遅いけど月額料金は同じくらいです。
ギガ放題 | 7Gプラン | |
---|---|---|
回線速度 | 最大1.2Gbps | |
月額料金 | 開通月:日割 1~2ヶ月:3,969円 3ヶ月~:4,689円 | 開通月:日割 1ヶ月~:3,969円 |
初期費用 | 3,300円 | |
工事費 | ー | |
契約期間 | 36ヶ月(自動更新) | |
解約金 | 1~12ヶ月目までの解約:20,900円 13~24ヶ月目までの解約:15,400円 25ヶ月目~・更新月以外の解約:10,450円 | |
提供エリア | 全国の主要都市および周辺 |
WiMAXは申し込み前にエリアの確認は必須ですが、はじめの20日間はキャンセルができるので万が一、使い勝手が悪くても安心です。
とくとくBB WiMAX2+はキャッシュバックを貰うまでの手続きがちょっと大変なところと、解約をするための手続きがWeb完結ではなく書面のやりとりもあるので、下手すると余分に1ヶ月分の月額費用を取られて解約金もとられて…となります。
良くできていると言うか何と言うかですね^^;
キャッシュバック手続きをきちんと把握した上で申し込まないと、「キャッシュバック申請の期限が切れてて貰えなかった(泣)」となってしまうので気を付けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したインターネット回線で、特にパソコンから使うおすすめは、
- 光インターネット
- WiMAX
インターネットのサービスを選ぶ前に、まずインターネット回線の種類と特徴を知っておくと、あなたの使い方にあったサービスを賢く選ぶことができますよ^^