光コラボがあまり普及してない理由と、今後を予想してみた!

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理由を考えるおかっぱの女の子

今年からサービスが開始された光コラボレーション(NTT光回線の卸し)。何度か、Internet-allでも光コラボの記事を扱ってますが…うーん、一般的にはまだまだ浸透してませんよね。聞いたことがあるけど、何のことだか今一わからないという人も多いと思います。

MM総研の調査結果においても、以下のようなデータが出ています。

NTT東西が推進する光コラボレーションモデルは、オペレーション体制構築の遅れやユーザー認知が想定ほど高まらなかったことなどを背景に出足が鈍かった。2015年3月末の合計契約件数は27.0万件(市場全体の1.0%)で、そのうち転用(サービス変更)が25万件と新規需要創出へのインパクトは薄かったが、今年度は通信事業者以外の新規事業者の参入も促し、既存サービスの「フレッツ光」と合わせて年間60万件の純増をめざす。

MM総研:ブロードバンド回線事業者の加入件数調査(2015年3月末時点)より抜粋。

今までは、光ファイバーの設備を持っていたNTTが独占状態だったものを、各事業者のサービスとして提供できるようになったことは、市場にとってもユーザーにとっても良いことだとは思いますが、あまりインパクトがなかったのでしょうか。どうして、そこまで認知もされていないのかなどを、考えてみました。

普及してない理由

1.まだ始まったばかりのサービスのため

2015年2月からのサービスのため、単純に認知されていないのも理由の一つではないでしょうか。光コラボのことは知っていても様子を見てるユーザーも多いと思います。これから、どんどん新規参入の事業者が独自サービスを展開していくようになれば、自然とユーザー側にも浸透していくかもしれません。

2.あまりユーザーのメリットがあるサービスがない

現在の光コラボ事業者は、元々ISPや携帯キャリア、ケーブルテレビが多くを占めているように思います。ユーザーとしては、今まで使っていたISPで請求がまとまったり、携帯とセットで通信費が割安になるといったメリットはありますが、NTTのフレッツ光に比べて多少は安くなっても、それだけのサービスが多い気がします。ユーザーからするとあまりメリットは感じられないのではないでしょうか。何もコラボしていない気がしますね。

法人向けには自社開発のシステムと合わせて、光コラボの回線を導入している企業もあるようです。

3.新規参入が難しい

上の内容にも関係しますが、NTTに申請すれば光コラボによりサービスを提供をすることはできます。ですが、まったく通信業をやってこなかった企業にとっては簡単にできるものでしょうか。

設備・システムの問題

光回線はNTTが卸してくれるのでいいとしても、ISPも提供できるようにしないといけません。それぞれのユーザーを管理するシステム、ユーザー毎の請求も計算して回収できるシステムも必要です。ユーザーサポートの部署も必要ですね。一から全て用意するのは、コスト的にも体力がないと大変そうですね。

利益の問題

光回線の卸しということは、卸された側は料金をNTTに支払わなければなりません。NTTは直接ユーザーに提供しても、光コラボで法人に卸しても料金が取れるので儲かるんですね。一方、光コラボ事業者はユーザーからの利用料金の中から、NTTへ卸し料金を払うので、どう利益を作るのが難しいのかもしれませんね。

こうやって見てみると、ハードルが高そうですね。今のところ通信業者が多い理由もわかる気がします。すでにあるシステム・設備が使えるので初期投資も少なく、ユーザー数も見込みが立ちやすいのでリスクが少なく済みそうですね。

ただ他業種の光コラボもないわけではありません。

  • 皆さんご存じTSUTAYAの「TSUTAYA光」
  • 大塚商会の「たよれーる ひかり」
  • PC DEPOTの「o’zzio光」

は、独自の付加サービスを付けて光回線を提供しています。このような異業種からの事業者がどんどん増えていくと多様な価値があるサービスが出てきて、ユーザー側の選択肢も広がるのではないでしょうか。

今後の光コラボは?

たまにニュースでも言われてますが、電機やガスなどの別のインフラとのコラボが増えてくるのではないでしょうか。2016年4月から一般家庭の電力自由化、2017年がガスの自由化がスタートします。これに伴って、例えば、「電気+光回線+スマホ料金のセット割り」、「電気+ガス+光回線のセット割り」のように、通信サービスとのセット割プランもきっと出てくることでしょう。

すでに東京電力は、ポイントサービスの「「Tポイント」・「Ponta(ポンタ)」との提携、ソフトバンクと提携する意向も発表しています。

どのくらいセットで割引きになるかはわかりませんが、メリットが充分にあればユーザーは切り替えるでしょう。

将来的にはハウスメーカーや、セキュリティ関連、太陽光などのクリーンエネルギー関連業者、予想もつかなかったような業種から光コラボに参入してくるかもしれません。今後が楽しみですね!

 

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